葬儀の種類



年々多様化する葬儀の形態ではございますが、自宅や集会所、寺院などでは従来からの一般葬が中心で、あまり変化はございません。

葬儀専用会館での葬儀が増えるにつれ、また、故人様やご遺族様の意識の変化によって葬儀の形態が多様化してまいりました。その中でも代表的なものをご紹介いたします。


一般葬 (個人葬)

故人の遺族や親しかった方、また、その関係者を交えて行う葬儀で、故人にゆかりのある多くの方々でお見送りする従来通りの通夜・葬儀です。
会館葬においても、最も多くの方が行う葬儀です。

家族葬
故人の家族を中心として執り行う葬儀・告別式です。
したがって、一般葬に比べ、小規模な葬儀になります。
宗教的な儀式を執り行う場合、『一般葬』『家族葬』での違いはございません。

密葬
元々「密葬」とは、大規模な「本葬」である「社葬」や「お別れの会」を行う前に、諸事情によりとりあえず、故人の近親者だけで行う葬儀・告別式です。したがって、後日あらためて一般会葬者に通知を出し、遺骨で「本葬」である「社葬」や「お別れの会」を執り行います。
かつては参列者の多い「本葬」に対して、小規模に行う葬儀を「密葬」といいましたが、近年では親しい友人を招く場合も含めた『家族葬』との境界が曖昧になっています

社葬 (団体葬)
会社の会長や社長などの大きな功績があった方がなくなったときや、社員が殉職したときなど、会社が主催して執り行う葬儀です。
また、遺族と会社が合同で行う「合同葬」や会社以外の団体が主催する「団体葬」などもあります。

音楽葬、お別れの会
一般葬と同じく、故人の遺族や親しかった方、また、その関係者を交えて行う葬儀で、故人にゆかりのある多くの方々でお見送りする通夜・葬儀の形態をとります。が、多くの場合、宗教色を可能な限り排除し、献花によって故人とのお別れを行います。
従来からの形式にとらわれない、オリジナルな演出が可能です。
2009年には、忌野清志郎さんのロック葬やマイケル・ジャクソンさんの追悼式が話題になりました。

直葬 (火葬のみ)
余計な費用をかけたくないなどの理由から宗教的な儀式を行わずに、家族または近親者で火葬のみを行うことです。
宗教的な儀式を行わない場合でも、搬送、納棺など必要なことが多々あるため、その為の費用が必要になり、まったく費用が掛からないわけではありません。
火葬の前に僧侶にお経をあげていただくこともできます。