回答者数は9名でした。
(2000年9月)
トラブルがおきた時期の内訳を表に示します。
10代 | 20代 | 30代 | 計 |
1 | 5 | 3 | 9 |
事前に治療を終了していたかの有無とトラブルがおきた時期を示します。
治療終了 | 未治療 | |
妊娠中にトラブル | 4 | 2 |
出産後にトラブル | 2 | 1 |
事前に治療を終了していても、妊娠中にトラブルがおきたことが分かります。
トラブルの内容を示します(複数回答)。
虫歯、歯肉炎、歯の動揺が多い結果となりました。
妊娠中の虫歯は、酸味のある食品を嗜好すること、つわりの時期は歯磨きがしずらいことが原因として考えられています。また、歯肉炎は女性ホルモンの変化により、歯肉の炎症が過剰に現れることと関係があると言われています。
出産後においては育児に追われることで歯磨きがおろそかとなり、虫歯や歯周病につながると言われています。
妊娠中の歯の動揺は、出産前に骨盤の靭帯が緩む時期に、歯を支える歯根膜も一時的に緩むことが報告されています。
トラブルをいつ治療したかを示します。
妊娠中 | 出産後 | そのまま放置 |
4 | 3 | 2 |
大半の方が、妊娠中か出産後に治療されているようです。
なんでも掲示板で取り上げなかったメッセージをここに掲載します。
子供や老人の歯の話題は多く出ますがなかなか女性の歯の健康については情報が少ないような気がします。妊娠出産時の歯の健康については(もう遅いですが)知りたかったですね。 |
10/27の更新で、もう少し詳しいコンテンツを作成する予定ですので、しばらくお待ちください。
妊娠中に詰めていたところが、はずれて治療に行きました。応急処置程度で、結局、産後にもう一度、行き直しました。歯ぐきも、少し腫れたようなきがしていましたが、「妊娠中だから・・・」ということだけで、特に、治療はしてもらえませんでした。。。。 |
原則的に妊娠期間中のどの時期でも歯科治療は行えます。安定期の5〜7ヵ月目が流産、早産の危険性がなく、推奨されています。次回の更新時に、このことについても触れる予定です。
年齢的なものかもしれませんが、出産後体力的にきつかったのを機に副鼻腔炎にかかりやすくなって、その炎症が歯まで来ました。それまで静かだった(全然生えてない)親知らずが動き出しました。抜いたほうが良いかもと言われつつ、様子を見ています。 |
親知らずの抜歯の是非についてはいろいろありますが、基本的に将来的にその歯があることにより、障害となる恐れがなければ無理に抜く必要はないと考えます。どのような状態なのか、一度詳しく聞いてみるとよろしいかと思われます。