私の愛聴盤
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このアルバムの発売は1975年ですから、もう20年以上前ということになります。そのころの日本の音楽シーンは、所謂”はっぴいえんど系”とでも言うべき「日本語のロック」でいっぱいでした。
私も、そのすぐ後に高校生になり、自らバンドを組んでその世界に飛び込むのですが、少し遅かったようです。
当時、横浜日ノ出町に「グッピー」というライブハウスがあり、その手の音楽ばかり演奏されていました。
そして、そのグッピーに出演していた軽音楽部のOBから教えてもらったのが、はっぴいえんどであり、シュガーベイブ、そして山下達郎や大貫妙子でした。
たしか高校2年だったと思いますが、横浜で大滝詠一と細野晴臣のジョイントコンサートがありました。もちろん私も学生服のまま聞きに行きましたが、その時、大滝詠一のバックをつとめていたのが彼らでした。
大滝詠一本人よりも、山下達郎と大貫妙子を生で見れたことの方が、うれしかった記憶があります。
その当時、洋楽のヒットチャートをにぎわせていた、ディープパープルやレッドツェッペリンなどと違って、ちょっと軟弱な感じはしましたが、おしゃれなコードの多用が新鮮で、一生懸命コピーしたものです。
もちろん私は、当時買ったレコードも持っているのですが、これは最近買い直した再発版のCDです。7曲もボーナス曲が入っていてお得な一枚です。
実はこのボーナス曲も、私はすべて持っています。FMラジオで”未発表曲”として放送したものをエアチェックしたものでした。自分しか持っていないテイクが発売されてしまった悔しさ半分、みんなにおすすめしたい気持ち半分で、ちょっと複雑です。
とにかく、今聞いても全く色あせていない、あ勧めの一枚です。
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今でも愛聴しているアルバムなのですが、実は私はこの七福神のことをよく知りません。(どなたか今このバンドがどうなっているか、ご存じの方がいたら教えてください。)
発売は1988年。もう10年になりますね。最後の曲の「エレクトリックパレード」が、当時東京ディズニーランドのコマーシャルに使われていましたので、聞いたことはあると思います。
私は特にその曲の歌詞の一部で、
あと5人 私がいたら 世界は変わるかしら
の部分が大好きです。自分ひとりでは世界を変えるほどの力はないけれど、あと5人いれば世界を変えられるくらいの念いはあるぞ!という意気込みが、うれしい気持ちにさせてくれます。
全体の雰囲気は、沖縄民謡あり、ブラックミュージックありで、非常にバラエティに富んでいます。
その中でも好きな曲は、1曲目の「マジックカーペット」です。これは般若心経をテーマにした歌詞で、さびの部分は「ギャテイ ギャテイ ギャテイ パラミタ」と般若心経の言葉をそのまま歌っています。
実はこのアルバム、私は中古で手に入れました。もとレンタルCDで使っていたものです。CDをほしいと思ったときにはすでに廃盤になっていて、友達から録音してもらったカセットを擦り切れるほど聞いていたのですが、やっとの思いで中古CDを探し当てました。
見つけたときはうれしかったですね。
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