ぷちの「うめ吉」追跡 ヨーロッパ日記


運河の船旅をしたらお腹がすいてしまったので、食事をすることにした。

ぶぐざぢはお仕置きで、今日の昼食は抜きだ!!

アルザス料理といえば、ベックコーフが有名だが、昼から食すにはちょっと重い。

そこで私はコールドディッシュの食事をとることにした。

前菜のパテは非常に美味だ。ハムをゼリーで寄せてある。

普通はこの後にメインディッシュを食するのだが、日本人の胃はアングロサクソンと違い、小さいようだ。

前菜に肉を食べると、だいたいが満腹になってしまうらしい。

うめ吉たちも、最初は張り切って食べていたが、すぐに満腹になってしまったらしい。

だいたい、料理のチョイスがなっていない。 なんて牛の肉の踵なんて料理を頼むのだ!!

素人が頼む料理じゃない。私はあきれてしまった。

 

アルザスはフォアグラも有名だが、私は食べ飽きているので今回はパスしようと思ったが、

隣では喰いじのはった「ぶぐざぢ」が恨めしそうに見上げているので、仕方なくフォアグラをたのんでやった。

ぶぐざぢは嬉しそうに食べていたが、食べ終わる前に「美味しいけれどクドイ。」などとほざいていた。

これだから、味のわからないものはいやなんだ。 しかし私は下々の者には寛大なのだ。

なんといっても、ド・フォンテーヌ未来の頭領だからな。

 

  そうそう。最近では赤ワインがはやっているようだが、ここストラスブールでは、やはり白だ。

ドイツのワインは白だからな。

赤ワインもいいが、せっかくだからアルザスに出かけたらアルザス・ワインを楽しんでくれたまえ。

すっきりとした味わいの良質な白ワインがたくさんあるからな。

 

ドイツの飲み物といえば、ビールだ。

さまざまなビールがあるので、積極的に試すことをお薦めしよう。

小麦で作ったビールや、黒ビール、レモンとわったラードラー(R舌発音)などさまざまなビールがある。

私は本来、労働者階級の飲み物、ビールを飲んだりはしないのだが、お忍び旅行だし、まあたまにはいいだろう。

ぶぐざぢは「ラードラー」が気に入ったようだ。

日が高いうちから喫茶店に入り、飲んでいた。

本来ならお仕置きをするところだが、旅行中のことだし、今回は多めに見てやろう。


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