2026年9月のミステリ 戻る

バーニング・ダンサー 燃える
2024年 阿津川辰海『透明人間は密室に潜む』著 角川書店 371頁
あらすじ
ユーラシア大陸に謎の隕石が落下した2年前から、人間に異能が発現する。
異能者たちは、コトダマ(言霊)の力を持つ。大きな力から、それなんの役にたつの、まで能力は様々。
コトダマは『燃やす』『凍らせる』『知る』『動かす』・・・と動詞だけで主語がない。
『知る』の能力を持った人間が高熱に浮かされて書き残した文(日本での通称はS文書)を元に、各国で研究がなされ
100のコトダマがあることが判明している。同じコトダマを持つ人間はひとりだけで他にはいない。
コトダマ遣いが死ぬと、世界中のどこともわからぬ人間にそのコトダマ能力が移る。
よってコトダマ遣いの犯罪が起きても「どんなに危険なヤツでもどこにいるかわからないより、ここにいるほうがマシなので、死ぬまで管理する」ため殺さず生け捕りにしなくてはならない。
感想
面白かった。が、難しくてなかなか頭に入らず二度読む。
組織対ほぼ個人の戦い。相手がなにのコトダマ遣いか探りながらの戦いなので頭脳戦でもある。
 
手のひらにのる大きさの無生物に、事件の目撃情報を聴収する。という『聞く』の能力が面白い。
ただ、どうして自分が「ある」コトダマの遣い手になったってわかるのかな。啓示があるんやろか。
『雇う』とか『寝る』『撫でる』はどう使うのかわからない。『同化する』『見破る』はちょっと怖い。
本作では数えてみると16くらいのコトダマが現れていた。続編は5冊くらい書けるかも。
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