2022年12月のミステリ 戻る

チェスナットマン 栗人形
 
新潮社 2018年 セーアン・スヴァイストロプ著 高橋恭美子訳 677頁
あらすじ
デンマーク、コペンハーゲン警察重大犯罪課の刑事ナヤ・トゥリーンの娘リーは学校に貼りだされるファミリーツリー(家系図)にセキセイインコとハムスターを入れても写真が5枚しかないのが不満。ママとおじいちゃんだけなのだ。友達のラマザンは弟が生まれて写真が十五枚もあるのに。
感想
Netflixのドラマ版を見てから読み始める。
なんかやらかしてユーロポールから一時預かりとなったヘスとコペンハーゲン警察のナヤは、生きたまま手が切断された猟奇殺人に挑む。
刺激的なんやけど、何しろ量が多い。天気が重たい、内容も重たい。映像を見てなかったら挫折してたかも。
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鯉姫婚姻譚 
日本ファンタジーノベル大賞2021
新潮社 2022年 藍銅ツバメ著 230頁
あらすじ
大店の跡取り息子だった孫一郎はてんで商才が無くこのままではお店が危ないと母親違いの弟清吉に家督をゆずり、別宅で若隠居のご身分。
日課は庭の散歩、その庭に池があり人魚が住んでいる。その人魚のいうことにゃ「孫一郎と結婚してあげる」そうな。