女の人を棺の中に埋め戻していたシリアルキラーのユレックはヨーナに現行犯で捕まるねんね。それからずっとユレックは閉鎖病棟で囚われている。
ユレックはずばぬけた知能の持ち主で「羊たちの沈黙」のレクター博士かーと思って読んでたんやけど、もうひとつ大きな仕掛けがあって、意味不明なシリアルキラーやなかったの。
最近昔話が多いなー寄る年波かなと思うねんけど
「砂男」は砂の詰まった袋を担いだ砂男がやってきて人の目に砂を注いで眠りにおちいらせるというヨーロッパの伝承で
小学1年生の時やったかな、夏休みの読書感想文の課題図書が「ムスティクの冒険」やって、親に寝ろ寝ろと言われるが眠れないムスティクが砂男を見つけてやる!(サンタクロースに会うんだ!と同じ発想)と、
家出冒険する話やった。
もうひとつおまけは、先日の土曜日に従姉の教室の二階で無観客の「コッペリア」というバレエの放送を見たん。
バレエの事は山岸凉子さんの漫画「アラベスク」のみのほんのちっぽけな知識しかないねんけど、従姉は長女がバレエをしていたので詳しい。
書道をしながら従姉の解説を聞き「コッペリア」をちらちら見ていると、どうも機械人形(オートマタ)のお話らしい。
あらすじをグーグルさんに聞くと「コッペリア」というのは、1817年に発表された独のホフマンの短編小説「砂男」が元みたい。
本作を読んでいる時にバレエの砂男に出会ってなんや面白かったというだけのお話で、おそまつさまでございます。