富豪のチャールトン卿は弁護士に新しい遺言状を作ると言い渡す。
昔弟夫婦の遺児、赤ん坊のサイモンをアメリカに養子にやったがその甥に全財産を残すので、弁護士に探せという。
感想
凝った作りで脳みその足らない身には「今は何に目をつけているのか。どういう状況なのか」がなかなか掴めない。読み終わってからも最初の方を読み返し「あーアメリカでの調査はこういうことやったのか」とわかるていたらく。始めから怪しかったなーとか動機がちょっとずるいかもと思うもんのなるほどなー。40年前にこういう
LGBTの話が作られていたのかとちょっとびっくり。
始めは弁護士のクインスとその妻ロザリがサイモンの身元調査をしていて、最後は主任警視のヘンリ・ティベットとその妻エミーが真相に迫るという2組のおしどり夫婦探偵ものになっているのが面白い。