1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
憲法の解釈は様々あって「自衛隊は違憲だあ」、「日米安保はんたいー」から、
「第十三条【個人の尊重、生命・自由・幸福追求の権利の尊重】」も合わせて自衛隊は合憲、「個別自衛権」はオッケ、必要
はたまた「日本国内に米軍基地があるんやから、世界はもともと「集団自衛権」ありと見てはるんちゃう」もある。
政府は憲法の解釈を変更して「集団的自衛権の行使を限定容認する」ことにした。
北朝鮮は日本海にミサイル落とすわ、中国は日本国の領海領空侵犯をくりかえすわの状況で、
PKO派遣からもしもの際まで国会で「自衛隊は合憲か違憲か」から議論を始めなあかんの勘弁してなのか
アメリカとの「
集団的自衛権」を目指すのか「憲法第九条に自衛隊を明記」する改正らしい。
で、作者の佐々木譲さんは改憲か護憲どちらなのか。(元々仮定の話ではございますが)
日露戦争で戦った新堂の思いを
けっきょくのところ、新堂は南山会戦から負傷した旅順まで、自分は祖国を守るために戦ったのだという意識を
ついに持つことができなかった。なぜこんな土地までやってきて戦わねばならないのか、その疑問しかなかったし、
その答えをついにきょうまで、あの戦争が終わって十一年たったきょうまで、得てはいない。
としてはるから、護憲やと思う。(仮定の話でございます)