京都盆地は、青竜(東)、朱雀(南)、白虎(西)、玄武(北)、京都の真ん中に
神づまってはる麒麟の五柱の神によって形づくられている都だった。
ふむふむ。
青竜は鴨川に住み、朱雀は
巨椋池に住み、白虎は山陰道に住み、玄武は船岡山に住んでいた。
青竜は「木」朱雀は「火」麒麟は「土」白虎は「金」玄武は「水」という眷属を持つ。
ふんふん。
五つの気「木火土金水」には
相生と
相克があり、
相生(気を円満にやりとりする)のは、木をくべる⇒火、火の燃えかすは⇒土へ、土を精製すると⇒金属、金属が結露すると⇒水、水は育てる⇒木という関係。
相克(自分の身を切っても相手を倒す)のは木→土を痩せさせる、土→水を濁しせき止める、水→火を消す、火→金属を溶かす、金→木を倒すという力関係。
青竜(木)⇒朱雀(火)⇒麒麟(土)⇒白虎(金)⇒玄武(水)⇒青竜(木)と気を渡すことができ
青竜(木)>麒麟(土)>玄武(水)>朱雀(火)>白虎(金)>青竜(木) という、いつつ巴? いつつすくみ? らしい。
元祖「レザボア・ドッグス」。
こんがらがってきた。。。そやけどここを押さえとかんと読み進めない。
近代の京の都は四条河原町とか西が発展し、鴨川の青竜が力を持ってんねんて。
神獣とそれぞれの
眷属の
見解の相違 覇権争いが最終的には京都どころか日本のみならず世界を崩壊させかねないという大きなお話。
そこにジャッジやら
蛇蝎やら得体のしれない近代組織が絡んでくる。
神獣を含め全員が縦横無尽に好き勝手暴れまわり、京都の町は雷か地震か爆発かという天変地異の大騒動で作者は京都になんぞ恨みでもあるんかいなと勘繰ったんやけど、
尾が蛇になっている玄武(ガメラ)が向きを変えると尾っぽの蛇が京都タワーに当たり中間あたりでへし折れ、ヨドバシカメラに激突。
四条河原町の高島屋とマルイと
OPAが崩壊。京都市役所も燃える。そやけど二条城や
糺(下鴨神社)の森は無事なん。
全体に丸くてなまっちろい(ごめんね)京都タワーは大阪人からしたらそれなりのはんなりした京都のランドマークやねんけど。
千枚漬けも丸くて白いし。京都人からしたら「折れてまえ〜」っていうタワーなんやろか。
「土」の一族の少女「砂」がかわいい。
「今、理屈はどうでもええねん」
戦いの最中、「火」の末裔の
晴翔が「土」の砂に問う
「どうしたら、火が出る?」 「わからへん。火ぃ出したことないから」