2018年10月の映画  戻る


バーフバリ 伝説誕生<完全版> 
 
2015年 159分 インド
監督 S・S・ラージャマウリ (「マッキー」)
キャスト プラバース(王子/国王バーフバリ)/ラーナー・ダッグバーティ(従兄弟バラーラデーヴァ)/タマンナー(アヴァンティカ)/サティヤラージ(奴隷カッタッパ)
メモ 2018.10.27(土)なんばパークスシネマ
あらすじ
川から流れてきた赤子は、育つにつれ滝を登ろうとする。育ての親がいくら止めてもきかない。
感想
夏にWOWOWで放映されていたのを見た時は、面白いねんけど主役ふたりのお顔が濃くて同じに見えてこんがらがって。
手の悪いお父さんが「我が息子よ」と呼びかけはると「ああ、こっちゃが敵役か」とわかる塩梅(あんばい)やってんけど、パークスシネマの大画面で見ると違いがわかった。バーフバリの方が顔が丸くて甘いマスク。敵役の人もなかなかハンサムやね。
 
 
TVで見た覚えのないシーンも出てきて「観たの3か月前。アルツか」と思ったんやけど完全版やってんね(ほっ)
甘いシーンも歌と踊りで楽しめる。なかなかそれなりにきわどい。
 
戦闘シーンは中国の「三国史」のドラマとかの影響受けているんかなとも思う。中国が様式美に対しこちらは野性味あふれている。
 
 
爆音とともにワイルド!!  切る、突く、たたきつぶす。 辛気臭さ ゼロ
おすすめ度★★★★1/2戻る

LBJ ケネディの意志を継いだ男 LBJ
2017年 97分 米国
監督 ロブ・ライナー
脚本 ジョーイ・ハートストーン
撮影 バリー・マーコウィッツ
編集 ボブ・ジョイス
キャスト ウディ・ハレルソン(リンドン・B・ジョンソン)/ジェニファー・ジェイソン・リー(レディ・バード・ジョンソン) /マイケル・スタール=デヴィッド(ロバート・F・ケネディ)/ジェフリー・ドノヴァン(ジョン・F・ケネディ)/リチャード・ジェンキンス(ジョージア州出身の民主党上院議員リチャード・ラッセル)/ビル・プルマン(テキサス州民主党上院議員ラルフ・ヤーボロー)
メモ 2018.10.20(土)シネ・リーブル梅田
あらすじ
1959年頃からお話は始まる。
当時50才のリンドン・ベインズ・ジョンソン(LBJ)はテキサス州出身の民主党上院議員。
役職は「院内総務」。法案を成立させるためにあの手この手脅したりすかしたり。票をかき集めるのが仕事だ。相手は民主党だろうが共和党だろうが関係ない。
「48票前後」と言ったブレーンに言う。
例えばお前のナニが5センチだったとする。”5センチ前後”のところに斧が振り下ろされて・・・・”前後”は不安だろ?
 
ジョン・フィッツジェラルド・"ジャック"・ケネディ(JFK)は42才。ふたりは民主党の党大会で指名を争いJFKが勝つ。
JFKは大統領選でもニクソンに僅差で勝利し1961年1月第35代アメリカ大統領となった。
当時ロバート・フランシス・ケネディ(ボビー)は35才。兄の指名で司法長官となる。
1963年11月22日テキサス州のダラスでケネディ大統領は凶弾に倒れ、衝撃の最中、リンドン・ジョンソンは大統領になってしまった。
感想
ケネディ暗殺の黒幕とまで噂されたジョンソン大統領。
カリスマ性の強いケネディが残した「公民権法」を成立させ、ケネディが残した負の資産「ベトナム戦争」に苦しめられた地味な人物が
酸いも甘いも噛み分け政治的手腕にたけているが、一方では誠実で繊細な人物として描かれていた。支えるどんとした奥さん役のジェニファー・ジェイソン・リーもいい。
対照的なのが若く理想に燃えたロバート・F・ケネディ。古狸対若者の戦い。(とロバート・ケネディは思っていたであろう)
 
映画の随所にユーモアもあってね。人は見かけだけではわからない。
 
ジョンソンが南部のラッセル上院議員に言う。
    真実を語るのに、なぜ小声なんだい?
おすすめ度★★★★戻る