2014年11月のミステリ 戻る

ラバーネッカー
  RUBBERNECKER(ゴムのように首を伸ばしてむやみに見る人。物見高い人)
2013年 ベリンダ・バウアー 小学館文庫 447頁 満園真木訳
あらすじ
ウェールズに住んでいる十八歳のパトリック・フォートは、母の言葉に返事をしない。何故なら見ればわかることだから。
8歳で父が事故死し、父がどうなったか知りたいパトリックは死体に興味を持ち「障害者枠」で大学で解剖学を学ぶことになる。何ヶ月もかけて献体を解剖したが死因が特定できない。落ち着きが悪い。このままにはしておけない。独自の調査を開始する事にした。
感想
久しぶりに一気読み。アスペルガー症候群と診断されているパトリックは、人の気持がわからない、自分の気持もよくわからない。こだわる。話がわかってもらえず色々生きにくい。回りも大変。