WOWOWで放映していたドラマ「凍てつく楽園〜死者は静かな海辺に〜」に原作があるのを知り早速読書。マルティン・ベックシリーズとクルト・ヴァランダーシリーズに続きスウェーデンの警察小説はこれで3つ目。前2作に比べ迫力は少し落ちる。そして
オーソドックスなミステリやねんけど一気読み。好み。主人公が家庭に問題を持ち捜査とは別に悩み苦しむ姿は前2作と同じやねんけど、書き手が女性という事もあり、「女がフルタイムで働く」事に伴うナニでアレな様々についてページがさかれている。そやから主人公の幼なじみは人形の家のノラと同じ名前やねんて。
冬は氷と雪に閉ざされるとはいえ人口900万人、社会保障が充実した(と印象のある)スウェーデンの自然との共存と働き方ってのは驚かされる。重大な捜査中でも日曜日は休む。中流階級でもサマーハウスに1ヶ月のバカンスに出かける。シンプルで豊か。羨ましいというよりそこは
別世界