スナイパーと言ってもゴルゴ13のように非情に徹しきれず、隠しても愛国者で情に流されることもまれにある。特に自分の雇い主(ハンドラー・調教師)サー・ドナルド・フィッツロイの8歳の双子の孫娘クレアとケイトにはぞっこんだ。
敵の本拠地にたどりつくまでの紆余曲折と戦闘。ある種の
ロードムービーと言えなくもない。四面楚歌の中、満身創痍、息をするのもやっとというグレイマンは弩級の突撃を開始する。
多少のご都合主義はおいといて、反社会的とは言え「悪いやつしか殺さない」主人公が超頼りになるヤツで
魅力的。爽快だ。