一家の精肉店で配送の仕事をしている三男のダヴィッド。42才。借金取りに追われ、恋人には愛想をつかされ、仕事もやる気なしの半端な男。そんなダヴィッドに災難か幸運かが見舞った。若い時に3年間ほどお金ほしさにスターバックの偽名でやっていた精子提供の結果、533人の子がこの世に出現し、その内142人から「父親を知りたい」と集団訴訟された!これが世の中にバレたら俺はどうなるのよ。「オ○○ー男」って呼ばれるのよ。
感想
「男は子供がうめない。やーい」と思っていた所が、男には秘められた能力があったのよ。ひとりで533人もの子を持つことができる! すごいわ。
142人の子の内のひとりが、サッカーのスター選手だったことから、がぜん自分のDNAに興味を持ち出し、子をひとりまたひとりと仕事ほったらかしで身を隠し訪ねるダヴィッド。あんな子やこんな子やそんな子たちがいる。ここが映画の見どころ。これは、ぎこちなくも父性愛の物語。