少しづつ少しづつアレとコレが結びついて犯人が姿を現しはじめる物語、大好きやねん。上巻は、49才のヴァランダーは離婚からいまだ立ち直れず、実父が亡くなり、おまけに糖尿病がわかってとヨレヨレウジウジしている上に、敵に裏をかかれといいとこなし。下巻は、事件が動きだし、心が折れそうになりながらも推理しひらめきをみせる。
お正月にケネス・ブラナーの刑事ヴァランダーのドラマ「笑う男」「五番目の女」を見たからよけいに臨場感があったわ。
15年前のスウェーデンの小説に、
持てるもの持たざるものの格差が社会を不安にし凶悪犯罪を増やすと書かれているんやね。