2012年6月のミステリ
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三本の緑の小壜
1972年 D.M.ディヴァイン著 山田蘭訳 創元推理文庫 397頁
あらすじ
英国北部の町の出来事。アボッツ・クリークに泳ぎに行った十三歳の少女ジャニスが、行方不明になる。
感想
途中で「あ〜この話、(日本の有名な推理小説の)
「悪魔の手毬唄」
に似てる」と感じたら、犯人がわかった。最後も似てる。
犯人がわかったから、面白くなかったかと言うと最後まで
ハラハラどきどき。恋の行方も気になる
。犯人を罠にはめる手立ても鮮やか。
が、もともと子供の話やし後味が良いかというと・・・・悪く、哀しい話。性格に難有りの人達が多数いるので「まーしゃーないか、そういう意地の悪い話か。わかって読んでるウチもウチか」と少し救われた。
お薦め度
★★★★
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