2012年6月の映画  戻る


ダークシャドウ DarK Shadow
2012年  120分
監督 ティム・バートン
原案 ジョン・オーガスト/セス・グレアム=スミス
撮影 ブリュノ・デルボネル
美術 ダニー・エルフマン
キャスト :ジョニー・デップ(バーナバス・コリンズ)/ミシェル・ファイファー(エリザベス・コリンズ・ストッダード)/ヘレナ・ボナム=カーター(精神科医ホフマン博士)/エヴァ・グリーン(魔女アンジェリーク)/ジャッキー・アール・ヘイリー(使用人ウィリー)/ジョニー・リー・ミラー(ロジャー・コリンズ)/クロエ・グレース・モレッツ(エリザベスの娘キャロリン・ストッダード)/ベラ・ヒースコート(家庭教師ビクトリア/ジョゼット)/ガリー・マクグラス(ロジャーの息子デヴィッド・コリンズ)/イヴァン・ケイ(ジョシュア)/クリストファー・リー(クラーニー)/アリス・クーパー
メモ 2012.6.30(土)大阪ステーションシネマ
あらすじ
1960年代後半から1970年代初めに放映されたアメリカのTVシリーズ「Dark Shadows」の映画版。
1752年、コリンズ家は英国のリバプールからアメリカに渡り缶詰工場で大成功、町の名前も「コリンズポート」となった。しかし、嫡男バーナバス・コリンズは、女中のアンジェリークと火遊びの結果、魔女であった彼女の呪いを受け、ヴァンパイアにされた上、町の人々に生き埋めにされる。
200年後、工事現場の掘削で現世によみがえったバーナバスは、コリンズ家が没落し見る影もない事を知る。これもそれも魔女のしわざであった。父親の「唯一の財産は家族だ」という言葉を胸に一家の再興を期す。
感想
一家を思う心の(ラブ)「ファンタジー」 面白かった。大きな傘をさして一家で外出するところがお気に入り。
 
爆笑シーンは、皆無。カーペンターズを「大工か」というところと、デヴィッド・コリンズがシーツをかぶっておばけになってるシーンを写すカメラの動きと、魔女アンジェリークと誘惑にころっと負けたバーナバスの激しい交接がクスクス笑える程度で、全体にオリジナルTVドラマを未見のため十分楽しめなかったのでは、という無念さは残る。それでも「トップオブザワールド」等の音楽の使われ方と「凝った映像」が好み。
セルロイド人形のようなアンジェリークの最期も異型好きのティム・バートンワールド。
お気に入り度★★★★戻る

私が、生きる肌 THE SKIN I LIVE IN
2012年 スペイン 120分
監督 ペドロ・アルモドバル
原作 ティエリ・ジョンケ『私が、生きる肌』
脚本 ペドロ・アルモドバル/アグスティン・アルモドバル
撮影 ホセ・ルイス・アルカイネ
美術 アンチョン・ゴメス
キャスト アントニオ・バンデラス(ロベル・レガル)/エレナ・アナヤ(ベラ)/マリサ・パレデス(マリリア)/ジャン・コルネット(ビセンテ)/ロベルト・アラモ(セカ)/ブランカ・スアレス(ノルマ)/スシ・サンチェス(ビセンテの母)
メモ 2012.6.15(金)TOHOシネマズ難波別館
あらすじ
形成外科医のロベル(アントニオ・バンデラス)のトレド邸宅には、ひとりの女が幽閉されていた。ロベルは患者と言うが、、、全身素肌かと見まがうボディストッキングで覆われた彼女はミステリアスな存在だった。
感想
怖い・・・・
 
「顔のない眼」とか、フランス映画だったかの交通事故の後に、他人の顔に整形された題名忘れたなんちゃら映画とかと同じかなあとやけどの奥さんが肌を形成されたのか、それとも娘さん?・・いやそれはキンキ(タブー)やんとか思っていたら・・・・・・・伏字ばっかり!で感想が書けない!。
感想やらあらすじやら、何も読まないで見ることをお薦めします。
たぶん全然違うと思うんやけど、見た後の恐ろしさは「瞳の奥の秘密」の鑑賞後に似てる。
 
アントニオ・バンデラスの静かな狂気がいいな。彼女を大事に大事にしてるねん。アントニオ・バンデラスは、ゲテモノになりかねない映画を純愛にしている。それはそれで美しいねん。
お薦め度★★★★戻る