2010年10月の映画  戻る


大奥
2010年 日本 分
監督 金子文紀(かねこふみのり)(「タイガー&ドラゴン」「木更津キャッツアイ」)
原作 よしながふみ
脚本 高橋ナツコ
撮影 喜久村徳章
出演 二宮和也(水野祐之進)/柴咲コウ(徳川吉宗)/佐々木蔵之介(藤波)/玉木宏(松島)/阿部サダヲ(杉下)/堀北真希(お信)/和久井映見(加納)/大倉忠義(鶴岡)/中村蒼(垣添)/倍賞美津子(水野の母)/竹脇無我(水野の父)
メモ 2010.10.27(水)梅田ブルク7
あらすじ
謎の疫病で男が次々倒れ男女比は1対4となった江戸時代。将軍も代々女が務めている。将軍が女なゆえ、大奥は男ばかりなり。 掃除をするのも裁縫をするのも炊事をするのも男男男。将軍へのお目見え以上の男たちは、まるで孔雀のように着飾っていた。そんな江戸のある日、旗本の長男水野祐之進は、家督は姉が相続するため、大奥へ奉公にあがる。困窮している家を救うためだ。
感想
男が稀少価値になり、ちやほやされるのかと思ったら、「数は力なり」で権力を握るのは”女”だったのか。まあ、男が増えれば殺し合いを始めるが、1対5くらいで女が多ければ、人類は存続するとか読んだことがあったような。
原作を読んでないのでなんとも言われへんねんけど、男と女の立場が変わっただけで、女の天下になったら「ここが違う!」という所は、見えへんかったなぁ。ひねりがない。ゆえに男女逆転のきをてらったキワモノ映画にしか見えん。水野祐之進が、二宮(嵐の)である必要もまったくわからん。二宮和也さんは悪くもなければ良くもないという出来だ。佐々木蔵之介さんと和久井映見さんが面白いので、まあ思ってたよりは楽しめたけど。
 
  劇中のセリフ
  「綺麗なうちに、婿に行け!」
    は、なかなか面白かった。
 
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ナイト&デイ KNIGHT AND DAY
2010年 米国 109分
監督 ジェームズ・マンゴールド(「3時10分、決断のとき」「“アイデンティティー”」)
脚本 パトリック・オニール
撮影 フェドン・パパマイケル
音楽 ジョン・パウエル
キャスト トム・クルーズ(ロイ・ミラー)/キャメロン・ディアス(ジューン・ヘイヴンス)/ピーター・サースガード(フィッツジェラルド)/ヴィオラ・デイヴィス(ジョージ)/ジョルディ・モリャ(アントニオ)/ポール・ダノ(サイモン「リトル・ミス・サンシャイン 」)
メモ 2010.10.16(土)TOHOシネマズ梅田
あらすじ
妹エイプリルの結婚式に出席するためボストンへ帰るジューン(姉妹は月の名前なんやね)は、空港でなかなかええ男とぶつかる。ハンサム男は、機内も一緒で「恋の予感」にときめくジューン。しかし、このロイと名乗る男は、疫病神でもあった。結果、世界中を引きずり回される事になる。
感想
巻き込まれ型のラブコメディ&アクション映画。軽快やった。軽い。
修羅場で、幼稚園の子に言うように「ジューン、今のドアを開けるタイミング良かったよー。」と褒めまくるトム・クルーズ(ロイ)がおかしい。激しいアクションやのに、えらいソフトタッチで、白い歯がキラリと光るうさんクサイ男ぶり。キャメロン・ディアス(ジューン)の方は、心臓パクパク顔や、朦朧とした中でのスカイダイビング(らしい)のファニーフェイスが、今もキュートやった。どこか二人がおかしい。後は添え物なの。 もう若くない大物俳優ふたりを、監督さんうまく使ってはるなぁ。ラストのエピソードもなかなか良かった。
 
心配なのは、映画館が空いていた事。吹き替えやったからかな。「ミッション・インポシブル」とアクションで見劣りするとは思えへんねんけど。
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