2009年12月の映画  戻る


ハッピーを探して
2006年 ドイツ 93分
監督 ホルガー・ハーゼ
キャスト アンナ・クービン(ヴィック)
メモ 2009.12.31(木)シネフィルイマジカ録画
あらすじ
アラサーの29歳ヴィックは職を求めている。それというのも親友でルームメイトのビョーンが、これまた親友のサンドラと結婚して部屋をでるため家賃をひとりでもたないといけないからだ。あこがれの会社にやっと試験採用された。ラッキー!。二枚目の上司ニックに好かれておつきあいすることに。ラッキー!。が、ただひとつ問題があった。ヴィックはバージンだったのだ。処女!。29歳にもなって! とてもニックには言えない。どんなにか変人と思われることか。そしてはじまったのが親友達によるロストバージン作戦。
感想
こんな結末とは! (考えてみればありがちなのかも。。。。)
わかる人にはわかるし、にぶい人(さぼてんのこと)には想像できない結末であった。
ニックが顔のいい男で、見ほれていたせいだ。きっと。あれはフェイクなんだ。
ドイツ発のラブコメ。ドイツにもラブコメがあるんですよ。奥さん。
さりげなく、でもとてもオシャレな映画だったな。いい男いい女を作るのは顔の造作と身長だけじゃないんですよ。
服装、表情、内面から出る言葉のセンスなんだ。
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2012
2009年 アメリカ 158分
監督 ローランド・エメリッヒ(「スターゲイト」)
キャスト  ジョン・キューザック(ジャクソン)/キウェテル・イジョフォー(エイドリアン)/アマンダ・ピート/オリヴァー・プラット/タンディ・ニュートン/ダニー・グローヴァー(アメリカ合衆国大統領)/ウディ・ハレルソン(チャーリー)/ジョージ・シーガル
メモ 2009.12.11(金)梅田ブルク7
あらすじ
離婚した売れない作家のジャクソンは、子供達ふたりとイエローストーン国立公園にキャンプにやってきた。国立公園では以前にはなかった柵が設けられ立ち入り禁止となっている。妻との想い出の湖を訪れるため、強行突破する三人。しかし湖は枯れはて、なにやら重々しい政府機関とやらに確保される。いったい何事? 柵の外に出された3人はチャーリーという預言者めいた男と出会う。彼は「世界の終末は近い」と告げるのだった。
感想
大画面で観る映画。迫力はある。「映画を観たな」という気になる。ジャクソン家の奇跡の連続には目をつぶる。
何があってもあきらめない強い気持ちが、新世界には必要と言う事であろう。「自分では何もしない大金持ちばかり生かしてどうする!」という問いに対する答えでもある。フロンティア精神だな。
人間模様のお話は「地球最後の日(1951)」から、そうは変わっていない。
 (「地球最後の日」よりも時代が変わり、映画の市場である中国、日本にサービスしている映画だと思う)
一番印象深いのは、ジャクソンの息子ノアがジェット機を見て「でっかい!」と言うと、ロシアの大金持ちが「ロシアの船だからな」という所。そうやなぁ。宇宙から帰ってくる時も、海が無いとは言え、地上に落ちてくる国やもんなぁ。
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千年の祈り
2007年 アメリカ/日本 83分
監督 ウェイン・ワン(「ジョイ・ラック・クラブ」「スモーク」)
原作 イーユン・リー
キャスト フェイ・ユー(イーラン)/ヘンリー・オー(シー)
メモ 2009.12.2(水)梅田ガーデンシネマ
あらすじ
妻に先だたれ、ヤモメとなったシー(ヘンリー・オー)。料理教室に通いなんとかウジもわかせず、北京でひとり暮らしをしている。気がかりなのは、12年前に結婚して渡米した一人娘のイーラン(フェイ・ユー)のこと。渡米して以来一度も帰ってこない。しかも離婚したのだ。心配して、「アメリカ見物」の口実で娘の様子を見に来たシーは、娘が余り幸せそうではないことがわかる。父親の自分にも冷たい。せいいっぱい育てたはずなのに何故? どうして再婚して幸せを掴もうとしないのか? 父にはわけがわからん。
感想
病気でもない、事故にあったわけでもない、職を失ったわけでもない、離婚はしたがそれは過去のこと。格別不幸せな事は起こっていないはずなのに、人生を楽しめていないイーラン。 彼女は哀しい恋をしていたのだ。
「思い通りいかないのが人生」やねんけど、不倫はあかんと思うよ。障り(さわり)があると思う。うつうつとした毎日で、実際障りは起こっているし・・・そやねんけど、こういう落とし穴に落ちてしまうこともあるんやろうな。フォーリンラブって言うもんな。流行り病だったと思って、ふっきらなきゃ。
 
お父さん役のヘンリー・オーという俳優さんがいいよ。娘を元気づけようと日々料理を作る優しいお父さん。その大量の料理を会話も無く、とてもとてもおいしくなさそうにふたりは食べるの。今は好々爺やけど、昔は難しい人やったらしく、「いまさら何よ」と娘は思っている。
 
そうかな。そうかも。ちびさぼの小学1、2年の担任だった先生に面談の時 「忙しくても、娘さんの話をよく聞いてあげてください。そうしないと中学高校になってから、いくら追いかけても振り向いてくれませんから」と言われたのを思い出す。
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