刑事の舞田歳三(まいだとしみ)には、姪っ子がいる。舞田ひとみ11歳は、歳三(としみ)の兄・理一(まさかず)のひとり娘。大学の先生をしている兄は、男手でひとみを育てていた。そんな訳で、歳三(としみ)は週に一度は姪っ子の相手をするため実家に顔を出す。ひとみはちょっと生意気で、ちょっと風変わりで、ませているけどまだまだ子供なかわいい子だった。
感想
「舞田ひとみ11歳」が探偵かと思ったら、違っていた。「著者の言葉」に「こんなに楽しく書けたのはいつ以来でしょう。」「ゆるミス。やわらか本格」と書かれていたので、結構気楽に読み始めたら、落ち込むような話もあって重たい。と思っていたら意外なラストでびっくり。これが書きたかったのか・・・・。またまた、作者にひっかけられたってワケね。
会心の笑い声が聞こえてきそう。