2008年10月の映画  戻る


レッドクリフ Part I RED CLIFF
2008年 アメリカ・中国・日本・台湾・韓国 145分
監督・製作・脚本 ジョン・ウー呉宇森(「男たちの挽歌」「フェイス/オフ」)
出演 トニー・レオン(孫権の将軍・周瑜しゅうゆ)/金城武(諸葛孔明)/チャン・フォンイー(曹操)/チャン・チェン(孫権)/中村獅童(甘興)/ヴィッキー・チャオ(孫権の妹・尚香)/リン・チーリン(周瑜の妻・小喬)
メモ 2008.10.21(火)晴れ 厚生年金会館大ホール・試写会
あらすじ
後漢末期の西暦208年、長江の赤壁(せきへき)において曹操軍と孫権・劉備連合軍の戦いを描く2部作のパート1。
たそがれゆく後漢を操っていた曹操(魏)は、数十万の兵を擁し南下する。圧倒的に不利な状況で存亡の危機となった劉備(蜀)は、孔明を孫権(呉)に送り年若い皇帝を説得し、同盟を結ぶ事に成功する。
感想
久しぶりの大スペクタル物。動と静がはっきりしている。劉備軍の関羽、張飛(ちょうひ)、趙雲(ちょううん)という有名な将軍を始めとして、それぞれに舞うような見せ場が作られたけれんたっぷりの映像。これだけの人と物を動かして作り上げた監督の執念意志の強さに圧倒された。 諸葛孔明役の金城武がおいしい役だった。好き。
 
大阪のプレミアム試写会では、ジョン・ウー監督が(夫人も一緒に)来られていて、語られる言葉に意気込みが感じられたよ。 サービス精神いっぱいで、手を振って振って帰られたよ(日本人はいつからあまり返礼の手を振らなくなったんだろう)。 「ミッションインポシブルと思って見てください (日本の皆さん、私、ミッションインポシブル2の監督ですよ)」 と言われたり、 「周瑜(トニー・レオン)と小喬(リン・チーリン)の睦むシーンでは、私、カメラの影に隠れていました。あのシーンはトニーレオン監督作品です。」 (「ラスト、コーション」の事を言われているらしい。)とか、 「待ち時間もハトと戯れる金城武に心配しました。白い着物が汚れはしないかと (・・・・お金で苦労しはったんやな)」と、ちゃめっけいっぱいでした。「この映画を観られると中国人の考え方(だったか心だったか)を、わかっていただけると思います。」と言われていた。
 
チャン・チェン(孫権)は映画どおりスレンダーで精悍な青年でした。驚いたのは台湾のモデル・リン・チーリン(小喬)。おっきい。実物はぽっちゃりして映画よりかわいかった。
お薦め度★★★★戻る