2005年9月のミステリ 戻る

キリサキ
2005年 田代裕彦(たしろひろひこ)著 富士見書房
あらすじ
高校生の男の子が何故か死んだんやけど、河原で「君には寿命が残っている」とか言われてこの世に戻って来ることになったん。ところが事もあろうに、女子高生の体に蘇ったん。
感想
小理屈こねて煙にまいているんかもしれんけど、アンフェアなんと違う? 節操がないとか? タイムスリップ物と時間軸をぐじゃぐじゃにするのを一緒くたにしたらあかんのと違う? それやったらなんでもありやん。 もはや縛りは何もない。掟破りの奇を衒(てら)った作品。
タイムスリップして過去や未来の自分に出会ったらパラドックスが生じ自分は無になるってのは、最近まったく無視されてるけどこれもその変形やねんね。 変やけどさぼてんは初めて読んだような気がするという事で評価する。 そやけど三途の河の案内人《ナヴィ》が「DEATH NOTE」のルークに似すぎていると思う。 それにあんなに人殺ししたのにほのぼのしててええのか?
「キリサキ2」が出来るんちゃうかな(ちょっと期待している自分)。
おすすめ度★★★★
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