高知県、土佐四万十川 前編

2000.8/12〜14 三日間で四国の西半分を回るという、ちょっと(?)強行スケジュールだ。
強行と言うのはお盆休み真っ盛りの走行で、どんな大渋滞に巻き込まれるかと言うことであって、
私にとってこの程度の距離は、さほど問題ではない。

同じ会社のT氏(ドライブ好きで釣り好き)も、同時に四万十を目指す。もちろん車は別々で、コースも違う。
果たして無事に四万十川で逢うことができるだろうか。

今回は、会社からの出発である。嫁が大阪南港でコンサートを見に行っているので、会社を21時に出て迎えに行く。

一緒にコンサートを見に行っていた、Mちゃんを三宮まで送り、垂水のちょっと手前から第二神明に乗り、山陽道を目指す。
ここからだと、明石海峡大橋で、淡路島経由の鳴門経由で徳島に渡ってしまう方が早そうだが、T氏のルートが、
そのルートだったので、私は瀬戸大橋から、四国に上陸するつもりだったのだ。

しかし、山陽道にはいると、すごい渋滞だ。止まったまま動かなくなったりもする。深夜にこんなに混む山陽道は初めてだ。
私がまだ姫路あたりで渋滞真っ最中の時、T氏から、電話が入る。
何でも、もう、徳島県の阿南市に着いたらしい。やっぱり明石海峡で行くべきだったか。少々後悔。

しかし、T氏のルートは、徳島県をそのまま海沿いを南下し、室戸岬を経て、高知市内を望むという物だ。
私は、そのルートは走ったことが有ったので、瀬戸大橋から、高知道でそのまま高知市内に入ろうと考えていたため、
こちらの方が距離的に短い。

もっとも、T氏も、徳島道が全線開通しているため、そちらを通る方が早いが、
高知にいかに早く到着するかが目的でないので、わざわざ室戸を回っているのである。

高知道の立川PAで仮眠後、高知市内に入ったのが、8時前。はりまやばしで、写真を撮る。


世界から集めた市電が走っている。

桂浜の土産物屋付近。駐車料金を取られた。下は坂本龍馬の像である。そう言えば、こないだは、西郷隆盛だったなぁ。

桂浜から横波三里を通り道の駅、かわうその里すさきで、昼食を食う。11時30分ごろ。
この時、T氏から電話。今、高知市内に入ったのこと。私たちよりも約3時間遅れである。

R56で、窪川からR381に入り、四万十川へ。この辺はまだ上流の方だ。とりあえず、道の駅、四万十大正に、行く。

四万十大正は人でいっぱいだった。車も止めれそうになかったので、地図に載っている大正温泉を探す。お風呂に入りたい。

民宿のような所だったが、日帰り入浴もできた。700円。あまりいい湯ではなかったがサッパリできた。
一応宿泊できるかと訪ねたが、もう満室で無理だと言われた。そりゃそうだろうな、お盆だもの。

 

再び道の駅の近くまで戻ってきて、川に足をつけたりして遊んだ。ちっこい魚がいっぱい泳いでいる。水着に着替えて
泳ぎたかったが、今お風呂に入ったばかりだったので、やめた。先に泳いどけばよかったな〜。

この辺で泊まれそうな旅館や民宿も無さそうだし、野宿するにもちょっと怖そうだし、まだ14時過ぎなので、中村市を
目指すことにした。中村市は高知県では、高知市、南国市に次いで大きな街なので、ビジネスホテルぐらい有るかもしれない。

ところが、出発間際、対岸にT氏を発見!しかしここは、携帯も圏外。手を振るが気が付いてるような付いてないような。
こちらからT氏のいる方へ行くことにした。ところが、対岸は、砂、砂利の河原だ。やばいと思い転回しようとも持ったが
見事にスタック。2トンを軽く越えるFR車でこんな所入ってはいけません。

立ち往生している私たちを見つけたT氏が駆け寄ってきた。挨拶もそこそこ、押してもらったりしながら、何とか脱出。
何枚か写真を撮った後、すぐに中村市に向けて出発。思わぬところで時間を食ってしまったので、少々慌てていた。
T氏はここで野宿するらしい。


T氏に撮ってもらった写真


対岸に渡るための橋の上から撮ったT氏の愛車NOAH5555

R381を窪川まで引き返し、R56で中村市へ。引き返さなくとも中村方面に行く道もあるにはあるが、かなり通行困難である。
(R439 与作と読むらしい)私の車が通るのも目一杯と言う道なのに対向車が来たらいったいどうなることやらと思い、引き返したのだ。

今回も台風が来ていたので、海は結構荒れていた。(台風はそれたが。)
なんとか、ビジネスホテルの予約が取れた。チェックイン後、夕食を食いに歩いて街に出た。しかしあまり店もない。

21時。とりあえず食事を済ませてホテルに帰ると、置いていった携帯にT氏からの着信が。四万十のあの辺は圏外だったはずだが、
何か有ったのか。慌てて電話すると、時間を持て余したのでそのまま足摺岬に向かっていると言うではないか。何と元気な。
T氏は今夜、足摺岬で野宿するそうだ。

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