立山黒部アルペンルート1

2003.5/3〜5.黒部ダムに行ってきた。黒部には昔、友人たちと3人バイクで来たことがある。10数年前だ。
あの時は、朝から出発して、立山で宿泊し、次の日の朝イチでアルペンルートに向かったわけだが、今回は
いつものように、前日の夜からの出発である。予定では、夜明け前に立山に到着後、少し仮眠して、始発前に
アルペンルートの切符を買うために列ぶつもりだ。TDRに何度も行っている自分は、富山ぐらいの距離は
何ともなかったのだが、心配は駐車場だ。なんせGWだから、相当の人出があるだろう。早めの到着を心がける。

0時すぎ出発。京滋バイパスおぐらから、名神瀬田東へ。以前は、京滋バイパスと名神は、別々に料金を
払っていたのだが、京滋バイパスが延びた機会に、JHの通行カードも共通化され、便利になった。
米原経由、北陸道の富山ICで下りて、立山駅前に着いたのが4時すぎ。しかし、駅に近い駐車場はいっぱいだった。

駐車場は無料で、何カ所かあるというのは、事前にHPで調査済みだったので、別の駐車場を探す。
幸いにも、そう遠くない、川沿いの駐車場に止めることができた。
始発のケーブルは、6時発なので、しばらくの間、車の中で休むことにした。ここまで、380キロ走行。

5時すぎ、ぼちぼち駅に向かう。するとやはり、乗車券を買うため、かなりの列になっている。
列び始めてすぐに切符の発売が開始されたので、6時ちょうどぐらいに乗車券が買えた。黒部湖までの往復券。
あまり知られていないが、JAFの会員書を提示したら、10パーセント引きになるのだ。

昔来たときは、やたら列んでばっかりだったのだが、今は、切符に最初に乗るケーブルの時間があらかじめ
指定されている。切符にバーコードが印刷されており、改札口でそれを読みとり、管理している。
もどってくる時間もコンピュータで予測しているらしい。


立山駅から美女平行きケーブルの案内モニタ

最初に乗るケーブルは6時30分発の指定を受けた。もちろん座席は指定でない。
ケーブルは約7分で美女平へ。高原バスにはすぐ乗れた。6時40分発。室堂まで約50分の乗車。
高原バスで一気に標高が上がる。バスに弱い人は注意が必要だ。昔友人と来たとき、その一人が車酔いをおこしたし
今回も、子供がゲロゲロになっていた。


バスの車窓から。


雲の上あたり?空に色が違う境界線が。

 
室堂から大観峰に行くトンネルトロリーバス。

往復してくるので、室堂はまた後で見ることにし、先を急ぐ。トンネルバスが7時40分発。7時50分に大観峰に到着。
黒部平へはロープウエイで約7分。黒部湖へは地下ケーブルで5分。少々の待ち時間はあったものの、わりと順調に
8時40分、黒部ダムに到着。それでも立山から2時間以上かかったわけだ。


大観峰のロープウエイ乗り場。


左真ん中辺りにロープウエイ。ダム湖も見える。

 
8時10分ロープウエイに乗れた。

 
ロープウエイの中からの写真と、地下ケーブルの写真。どちらも満員。身動きは取れない。


黒部ダム。ダム自身は一度見ているので、それ程の感動は無かったが、今日は晴天だったので
ここへ来るまでの景色はすばらしかった。以前来たときは雨で何も景色は見えなかったから。

 
ダムに1時間ほど居たが、扇沢からもたくさんお客が来ているので、そろそろもどることにする。

 
大観峰の展望台付近。普通の靴では雪で歩くのが困難だ。


もどりは混んでいたため、室堂まで帰ってきたのが12時ごろになった。
アルペンルートの中で、室堂が一番標高が高い。2450メートル。雲の上。

 

室堂に日本一標高の高い所にある温泉が有るので、入りたかったのだが、この雪道では、歩くのも困難であきらめた。
右の写真の中央に小さく見えるのが、その温泉のあるホテルのはずなんだが。以前来たときは入ったが、小さい風呂
だったし、登山客ばかりで、あまり綺麗とも言い難かった。今はどうなってるか知らないが。

再び高原バスに乗り、ケーブルに乗り、立山駅にもどってきたのが、15時すぎ。疲れていたせいか、帰りの高原バスは
ほとんど眠ってしまった。富山市内で宿泊先を探すため、とりあえず富山駅へ向かう。

駅前の観光案内所でビジネスホテルを予約後、チェクイン。

本日の走行距離、410キロ。

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