不育症そだってねっと
 


アンケート結果
【不育症患者からの聞き取り調査】

12.その他ご意見

[1]今は、こども手当がありますが、子供のいない家庭にとっては何の意味もないので少子化を改善するには、不妊症・不育症で子供が欲しくても出来ない人達へのサポートがもっとあってもいいのかと思います(同様の意見が多数ありました)

[2]出産前に自分が不育であることがわかっていれば失わなくてすんだ命がたくさんあることをもっと広めて行きたいです。妊娠したら必ず産まれるのではないこと、命が奇跡であることをみんなにわかってほしいです。

[3]私は今年に初めて妊娠しこの一年で三度の流産をしました。いまでも三人の我が子がお腹にやってきてくれた時の喜びをよく覚えています。亡くなってしまった悲しみは尽きないですが、このまま悲しみの中にいるのは赤ちゃんの為にも申し訳ないのでまた家族みんなで前を向いて検査や治療をしていきたいと思っています。しかしこの不育症を世間ではほとんどの方が知らないことにびっくりです。それくらい国にとっては重要視されていない病気なのか?流産死産してしまうのは「自分の管理ミスでしょ」と言われ続けなければいけないのか?私たちは泣き寝入りするしかないのですか?不育症を世間の皆さんに知ってもらいたい!助成金給付と検査・治療しやすい環境を作ってくださるよう切に願います。

[4]不妊治療、不育治療の出費が多いのでフルタイムの仕事を探したいのですが、治療の事や妊娠出来た時の事を考えるとフルタイムの仕事をする事が出来ません。お金を稼ぎたいのに稼げないジレンマがあります。

[5]赤ちゃんを授かれるのか?と3年悩んだ。周囲には何度も流産経験した人もいなく、産婦人科でも流産する事の原因や治療方法、不育症についても教えてもらえず、自分で流産について調べ、不育症を知った。不妊治療の相談があるように、不育症についても相談できる場があれば、流産を繰り返す原因をもっと早く知る事も出来ただろうし、治療方法があるとわかれば次の妊娠に希望が持て、あんなに落ち込んだりする必要もなかったのかもしれない。

[6]自分を不育症だと認識していない人にも、流産を経験しているなら一日も早く不育症の検査を受けて欲しい。政府は子供手当てなど、子供に対しての助成金ばかりうたっていますが、不妊や、不育症の人たちこそ、助成を求めています。 私も生めるものなら何人でも生みたいです。

[7]一人目、二人目、三人目と生みたくても毎回同じような高額の費用負担があると思うと、躊躇してしまいます。

[8]地元の某、産婦人科で2度目の流産の後に『流産した理由を詳しく調べ手ほしい』と希望しましたが、担当医師は『2度の流産は比較的起こりやすいので、保険適用外ですし3度目の妊娠の経過をみてからでもよいのはないですか?』と言いました。その後、3回目の妊娠も流産。不育症の名医とされるクリニックを自分で探して、4か月後に初診を受け原因が分かりました。流産をしてしまった我が子・・・。2回目の流産の時に、3度目の妊娠の前に詳しい検査をしていれば・・・と悔やまれます。命はお金には変えられません。もっと、沢山の医師が知識を持って欲しい。助成金があれば、救える命は沢山あると思います。

[9]正直、経済的に治療をしながらの妊娠は家計に負担が大きいので次の妊娠で流産死産となるとお金を貯めるまで次の妊娠をすることは難しいです。また兄弟が欲しくてもお金が貯まるまでは二人目も難しいと思います。子供をこんなにも欲しいと思っているのに治療費が壁を作ります。

[10]検査費用といい、治療費といい高額すぎて、今の妊娠がわかった際も最初はおろすつもりでいました。病気のことがわかったばかりで大変不安だったのと、これだけの高額の治療費をどこから捻出したらよいのか、また、これだけのお金をかけてもだめだったら、、等いろいろ考えて、しばらく眠れない日々が続きましたが、今は両親のサポートで治療を続けています。

[11]もっと検査にお金を掛けられれば原因がわかるかもしれないと思うが、検査費用が高額なため検査に踏み切れない。

[12]昨今少子化対策が国をあげて叫ばれている中、妊娠ができても出産を迎えることができない不育症に対して、なんの対策も行われないのは不思議でたまりません。自分自身不育症という病気の存在さえ知らなかった立場ですが、多くの方が苦しんでいることを知った今、とにかく、もっと多くの方に不育症を正しく認識頂きたい、また、最低限不妊症と同じように国や地方行政からの助成を受けることができれば、安心して治療に立ち向かうことができる女性・家族がたくさんいることを訴えたいです。

[13]私は2人目を流産してから、不妊症にもなりました。不育症の治療にどれくらいのお金がかかるのかまだわかっていないのですが、治療をしてもまた流産や死産をする可能性もあるので、その額によっては・・・正直、もう子供を望むべきではないのではないかと思っています。行政は、そういう私たちに子供を望む機会を与えてはくれないのでしょうか。

[14]金銭面でのサポートは、検査を受ける勇気が出せたり、治療を受けながら出産に立ち向かえたり、と、 未来へ一歩を踏み出すために背中を押してくれるものになり、結果的に精神面へのサポートにもなり得るものだと思います。

[15]少子化対策を考えるならば、産みたいと切に願っている声に耳を傾けてほしい。 不育症の方は、治療をすれば出産できる確率があがります。 せっかく宿った命を、育ててあげるサポートをぜひお願いします。

[16]一番は家族がみな寄り添い、一緒に泣いてくれたことが心強かった。これがあるからこそ、先生の話も安心して聞けその後の妊娠にも楽しみに励むことができた。先生が素人にはわからない専門的なことをわかりやすく説明してくれえることと、流産してしまった悲しみを一緒になって残念に思ってくれたことが本当にありがたかった。

[17]流産の解決方法を知る事だけでなく、世間に不育症の事をもっと知ってもらえる事で、流産に悩む女性が一人でも多く笑顔で過ごせる日が来る事を願います。

[18]不妊症もあり、鍼灸治療や漢方治療をしています。鍼灸治療を受けて初めて、自然妊娠を2度することができました(どちらも流産)。その費用も高く、本当に経済的に大変です。

[19]少子化対策の一環としても、不育症患者の金銭的サポートは効果が大きいと考える。なぜなら、不育症患者の場合、適切な治療を行えば、85%以上の成功率で生児を授かることができるためである。30代女性であれば、不育症患者であっても、経済的な不安材料を取り除けば、第2子、第3子の出産を考えるきっかけとなるのではないか。

[20]流産後は、『胎児の染色体異常』と片付けられてしまう事が多く、何度も流産を繰り返した方の中で経済的に余裕のある方だけが、自ら不育症の検査を受ける(検査だけでも10万円近くかかります)…という流れになっているのが現状のようです。 流産した時点で不育症を疑い、保険適用で血液検査等が出来る流れになっていれば、何度も苦しむ方が減るのでは?と思います。

[21]不妊治療は、『病ではない』と判断され、保険診療にならないのは、ある程度仕方ないと割り切ったとしても不育症は、お腹の中の赤ちゃんが育たないという立派な『病』だと思います。せめて助成金の制度があれば、子供を授かることをあきらめずに済む方が増えるのでは?と思います。 {22]不育症というものが、まだまだ認知されていない為か、私の場合流産を2回繰り返しても病院では、「よくある事だから、何度も懲りずに妊娠にトライしてください。」といったアドバイスしかもらえず困惑しました。今でも、もっと前にわかっていれば、救えた生命もあったのではないかと思う事があります。もっと産科医の方にも「不育症」についてご理解を頂き、流産した際にはそういった症例もあるというアドバイスが一般的になればと願っています。

[23]転勤族の為、次の転勤先で電車やバスで通える範囲に不育症をみる事ができる病院が無いかもしれない。 新幹線や飛行機を使って県外へ通う人もいると聞いているが、それだと治療費や交通費が捻出できないと思い、とても不安。

[24]義務教育の段階で不育症、不妊症についての知識が学べる環境ができたらいいと思います。

[25]流産や死産を繰り返している人の中には、高い検査費、治療費に限界を感じ出産をあきらめている人も多いと思います。 国や県から補助が出れば、出産に希望が持てると思います。

[26]金銭的な負担が大きいことも事実であり、それを理由に妊娠を諦めてしまうのは残念に思うと同時に、自分もいつそうなるかと思う気持ちで今後の治療に対しての不安もあります

[27]できれば東海大学で産みたかったのですが、高額なためヘパリン療法やアスピリン療法の知識が少ない病院で産むことにした。とても不安を感じています。

[28]治療をしてもうまくいかなかった場合、再びトライするには経済的、精神的、敷居が高すぎます。その際、精神的に超える壁も相当、高いですが、経済的な負担が少しでも減れば、またやれる限りがんばってみようという方向に向くこともあるかもしれません。

[29]1年近くの間、体のあちこちで不調が続きました。(胃の不調による食欲不振、イライラ、鬱っぽいなど)これを鍼灸治療で軽減することができましたが、経済的には大変な負担でした。

[30]結婚当初は「子供は3人欲しい」と夫婦で考えていて、1人出産後、妊娠→流産を繰り返して、 体力も家計も消耗してしまった。自分が不育症とわかり、検査と治療が必要と知って「治療して授かれるならあと一人産みたい」と 結論になったが、もし不育症に助成金が出たなら(どこまでの範囲で出るかにもよるが)「やっぱり3人産む!」と思えるかもしれない。体力的な問題もそうだが、経済的な問題は切実です。

[31]もっと多くの人に不育症を認識してもらって、専門の病院が増え、金銭的にも負担なく妊娠、出産できるような、安心して子供を作れるような国になって欲しいです。

[32]不妊治療も不育治療も、元気な赤ちゃんを産むことを目指しているのは同じ。症状が違うだけだということを行政や地域に伝えて、不妊と同じような支援を受けられるよう理解を得ることが必要だと思う。

[33]私は不育症治療を行っている妻を持つ男性ですが、自分の住む市に不育症助成に向けての働きかけや医療費控除の申請やブログの更新などなど、不育症を自分のこととまではいきませんが、紫のお腹になりながら自己注射をし必死で頑張っている妻の少しでも手助けになれば、後に続く若者が一回でも流産が減ればとおもいいろいろやっています。流産のあとの女性の傷ついた姿を前にすると男の無力さを痛感させられますから、その姿にさせないために男でも出来ることはしていきたい。そして妊娠中、不育症治療を行っている女性はまた子供を失うんじゃないかとの大きな不安の中にいますから、男性もできることをしていく必要があると思います。

[34]不育症は保険対象外のものが多く、高度治療になるとほぼ自費と伺いました。自費でなんとか一人を出産しても、二人目の希望となると経済的な点で事情が大きく異なると思います。助成の有無は不育症の人の出生率を確実に上げると思います。

[35]私自身が初めて妊娠したのが31歳で今8か月まで妊娠を維持できるまで4回の流産と4年という歳月がかかりました。晩婚や高齢出産が増加の一途をたどる傾向にある中でこれから不育症の問題は益々深刻化すると思われます。

[36]出産もハイリスクとなり普通の産院ではできないので、高額な出産費用の大学病院などでの出産になることを考えると、子を持つことを躊躇してしまいます。妊娠は病気ではないとよく言いますが、かたや命を落とすこともあるわけで、安全な出産方法を選ぶのは人間として当然の権利と思います。また、不育症の治療による流産、死産、早産予防は、医療費を抑える事にもつながると考えます。(NICUに3カ月半入院した息子の医療費は莫大でした。)

[37]私は不育症の治療が必要であるのと同時に不妊治療にも費用が必要なので私にとって子供を授かるということは大変な費用がかかります。

[38]私が3回流産を繰り返すと、実の母が「私が悪かった」とメンタル面で崩れていきました。義母は表面的には心配して下さっていますが、治療に対してアドバイスと言ったら聞こえは良いですが、口を挟みます。夫は楽観的で、私の心や考えを理解してもらうのに苦労しました。

[39]少子化問題で、子供手当や教育の改善も大切です。しかし、子供を欲しい夫婦が高度な治療を諦める、躊躇してしまうのも事実です。ただでさえ、周囲の人に理解されづらく、何か報わず卑屈な気持ちになり、そんな自分責めたり、子供ができればこんな気持ちなくなるだろうとか。それがまたストレスであり、気分を憂鬱にさせます。

[40]精神的に立ち直れたのは、家族の支えがあったことと、仕事に復帰し時間が経ったこと、また、不育症外来の存在を知り希望を持てたことが大きいと思います。

[41]子供がいる人のために子供手当てがでて、そのためにもし市民税が上がったら、不育症の人は出産できる体なのに国から子供は生むなと言われているようで怒りさえ感じてきます。近くに病院が無く通院も難しい人や経済的に苦しい人はどうしろというのでしょうか? 

[42]妊娠、育児、不妊に関する相談やサポートは見聞きしますが、流産・死産に関しては自発的に情報を収集しない限り何の情報も得られませんでした。(産婦人科医でも知識がない方がいるので)例えば、母子手帳や付属冊子に流産や死産、並びに不育症についての情報を載せるなど、情報格差が生じないようなしくみがあるとよいと思います。

[44]市の保健師さんも親身になってくれましたが、はやり専門家とは程遠いような気がしました。でも話を聞いてくれたり、駆け込む場所を提供してくれることでずいぶん楽になりました。

[45]自分だけが特別ではないと前向きに治療できる環境をみんなで作っていきたいと思います。

[46]身近で流産・死産の経験をした人が寄り添ってもらえる相談機関があるとよいと思います。(SIDSの会のビフレンダーのような)

[47]死産後約3ヶ月は、幸せそうなお腹の大きい妊婦さんや赤ちゃんを連れたお母さんの姿を見るのが辛くて、まともに外出もできませんでした。そんな気持ちに希望を与えてくれたのが、不育症検査による治療がある、という可能性でした。 こうした悲しい経験を乗り越えるためにも、経済的負担を感じることなく検査・治療を行えるようになることがまず第一に重要ではないでしょうか。

[48]2回目の流産後にインターネットで初めて不育症について知りました。 それまで通っていた病院からは不育症のことについて説明は一切なく、原因を調べたいと言ったら「そんなことより、次の妊娠のことを考えない!」と怒られました。専門の病院を増やすのは今すぐには難しいと思うので、せめて一般の産婦人科でも不育症の知識を身につけてもらい、1回でも流産をしたら不育症を疑って専門の病院を紹介してもらえるようになれば助かる命も増えるかもしれないのにと思います。

[49]不育症にゴールがあるとすれば、一番は無事に出産し、子育てに専念できること。それ以外には養子を迎えること、夫婦2人の生活を楽しむことなどがあると思う。繰り返す流産という厳しい現実に、お互いの心が離れて結婚生活さえも解消してしまうカップルがいる。 人は誰でも幸せになることが一番大切で、そのことは平等で健全な社会を作っていく上での基本だと思う。

[50]これまでの妊娠では大学病院での診察でしたが、私が通っている大学病院でも不育については扱っていませんでした。 ただ、診察受付に不育について厚生省が作成したポスターが貼ってあったので、それが知識獲得の機会になった人もいるかもしれません。

[51]私はアスピリンとヘパリンを使用予定で、一人目は貯金から捻出する予定ですが、二人目などになると金銭的にとても不安です。少しででも助成金があれば本当に助かります。

[52]流産を繰り返した時点で不育症の可能性がある事を伝えてもらえれば、もっと早く治療を受けられたのかと思うと残念でなりません。

[53]少子化が問題になっている今、不育症で悩んでいる人達にも、高い確率で出産できるので安心して治療を受けることができる様にしてもらいたいです。治療費の問題で出産をあきらめるのは、とても残念だと思います。

[54]今は専業主婦ですが、働いているときは流産して休むたびに周りの対応にも落ち込みました。流産して休むから困るといわれてしまうからです。治療はお金が必要ですが、休むたびに居ずらくなるのが現状だと思います。企業様にももっと理解とサポート体制が必要だと思います。

[55]子供の虐待が増えている昨今ですが、本当に子供を大切にできる人が子供をあきらめることがないような体制が整えばよいと思います。

[56]妊娠出産には年齢的なリミットがある。3回流産を繰り返したら不育症の検査という雰囲気があるが、2度の流産を繰り返した上でもう一度賭けをするような心境となり、大変なストレスで不安だ。年齢によっては多大な焦りもある。一般の産婦人科でも、(流産の回数に寄らず)もっと簡単に検査を受けられたら良いのにと思った。また、ただでさえ流産の不安がある上に、治療の金銭的負担や通院の大変さから家族にも申し訳ない気持ちを抱きながらの妊娠生活だった。治療費負担が減れば、もっと子を望めるのに、とも思う。

[57]不育症という病気なのでは?というところにたどりつくまでも、時間がかかりましたが、いざ検査という段階においても費用がかかり、その先の高額になるかもしれない治療のことを考えると検査をすることも躊躇をしてしまいました。 不育症という病気をもっとたくさんの方に知っていただき、検査や高額になるかもしれない治療で、子どもを授かるのをあきらめ悲しい思いをする方がもっと減っていければと思っています。

[58]不育外来でも、よく不育症の事を分かっていない先生がいる病院があるので、きちんと学会などに参加して、勉強する事を義務にしてほしいなと思いました(私が分娩の予約をしている大学病院の不育外来がそうなんです)

[59]妊娠して無事に出産できるということが当たり前ではなく、奇跡だということをもっと多くの人に知ってもらいたいです。 私の場合は流産手術をしたのですが、入院の病棟が産科と同じで、手術前日に赤ちゃんの夜泣きで眠れなかったことも辛かったです。 国が少子化対策を本当に考えているのなら、不育症にも助成金を出したり、治療や検査を受けやすい環境を整備したりすることを考えて欲しい。不育症についてもっともっと理解を深めてほしい。そう願います。

[60]私は抗PE抗体とプロテインC欠乏症だったのですが、娘もプロテインCが少ない可能性があるので(抗PE抗体は未検査)、 もし娘が不育症だったとしても助成金が出るような環境を作っておいてあげたいと思う。

[61]大学病院で検査したときに、検査の結果がボーダーだったのに数値は教えてもらえず、「問題ありません」と言われた。結果的には3度目の流産をしたので、数値をしっかり教えてもらえていればと悔やまれる。(自分もしっかり聞かなかったのがいけないのですが。)

[62]夫には精神的に支えてもらっているが、数日の休暇のあと、何事もなかったように職場に戻り仕事に向かっている現在の状況が精神的に辛い。

[63]厚生労働省の不育症ページの資料によると2回の反復流産でも不育症と定義づけられているのに、「2回では不育症とは言えない」と言われたり、続発性不育症があるにも関わらず「第一子を出産していれば不育症とはいえない」と言われたり医師によって見解が様々であることは混乱を招き問題であると考えている。

[64]治療にはどうしても女性側の負担が大きく、主人も子供が欲しいと望んでいるのに自分だけが大きな犠牲を払っているような気がしていた。

[65]1回目は耐えられても、2回目は私はこのまま母親の人生は歩めないんだと感じ、バリバリに働いていたものの、子がいない人生を送る寂しさを乗り越えるのが大変でした。

[66]2度目の流産後に保険適用内での不育症検査をし、しばらく漢方での治療を行っていましたが、経済的・精神的理由から精密検査にはまだ一歩を踏み出せず、現在は治療・子作りをお休みしています。

[67]私は19で流産、20、21と三年連続で繰り返しました。 治療は貯金が貯まってからにする予定です。(現在22歳)

[68]検査をしている期間から結果がでるまで3か月ほどかかりました。結果がでたとき、私に問題があることに正直ほっとしましたが、 次への踏み出す勇気がありません・・・。

[69]不妊症に比べて不育症の認知度が低いので、もっと行政単位でお知らせしてほしい。

[70]私の場合、体外受精での妊娠でしたので、着床しているのに育ってくれないという状態で、やはりお金もかかりました。 もし不育症のことを知らなかったら、もしくは不育症の病院を紹介してもらえなかったら、さらにそのまま体外受精を続けてしまっていたかもしれません。わたしのような患者さんもいらっしゃると思いますので、助成金があればかなり助かるのではないでしょうか。

[71]助成金が出たら産む子供の数が増えますか?という欄にNOと書きました。もう高齢、また二人目ということもあり、今後の出産は考えていませんが、もし違う状況でしたら、産む数は増えていたかもしれません。助成金があることで、治療の負担はかなり減ると思います。

[72]早期の流産をする人を周りで知らなかったし(言わないですからね)、「不育症」というもの自体を知らなかったので、「わたしって、なんなんだろう・・・」という不安ばかりが募っていました。知らない、わからないということが不安や悲しみを深くしたと思います。「不育症」の知識があったら、「もしかしたら・・」という気持ちで、次への前進が少しは早かったのかなと思います。妊娠の雑誌や本に「習慣性流産」という言葉だけでなく「不育症」についても出るといいかと思います。

[73]不安で仕方ない時に、医療者の心ない言葉にも傷付きました。(流産はよくある。とか、死産したんだって〜〜と笑われたり、2回くらい運が悪いだけだよ、また流産したら治療すれば?など)

[74]周りの人からも「子どもを産めないのね」などと言われました。もっと不育の理解が広まると良いです。

[75]私は、横浜の杉クリニックと、途中から宇都宮のかわつクリニックでヘパリンを処方していただき、無事に赤ちゃんを産めました。 不安で仕方なかったです。妊娠中は胎児心拍数を測る機械も購入したほどです。これも医療機器なので5万円以上しました。

[76]赤ちゃんが欲しいと思う反面同じ苦しい思いをしたくなくて病院へ行きたくなくなり治療を断念した時期がありました。

[77]検査結果を聞くまでは「なかなか妊娠しないな…」と不妊症としては悩んでいましたが、まさか自分が不育症だとは思っていませんでした

[78]習慣性流産は知っていましたが、不育症という言葉は自分が反復流産をして初めて知りました。 思ったよりも悩んでいる人が多い疾患で驚きました。 一般の方は流産がこんなに高い確率で起こるとは知らず、流産を繰り返したことで、親戚などにかわいそうとか子供が産めないのではないかと思われてしまうことが悲しいです。

[79]周りは普通に妊娠して問題なく生まれてる人ばかりで誰もわかってくれない。 治療をすれば出産までの確率は上がるけどお金がもたない… 普通の人はこんな事で悩まないしお金の事で諦めなきゃいけない状況になんかならないのに不育の人は諦めてしまう人もいる。 私は流産を繰り返すうちに不妊にもなったから不妊治療にもお金がかかるし限界がある。そんな時に助成金など少しでも助けてもらえたら楽になります。 沢山の人が苦しんでいます。

[80]4度の妊娠、4度の流産。検査、治療、手術、これだけで普通の人は一人産めるのでは?というくらいのお金がかかっています。4度目の妊娠は、治療した上での流産でした。お金だけかかり、得るものは何もありません。今はまだ子供がいないので何とか払えていますが、この先一人奇跡的に産まれたとして、二人目を考えたら、とても払えません。一度の妊娠で一人産める確率の方が低いのですから、二人目となるとまた何回流産するのかわかりません。その度にまた治療費や手術代などがかかってしまうと、一体子供一人産むのにいくらかかるのか・・・と暗くなってしまいます。子供を授かるって素敵なことなのに、明るい未来を想像する前に金銭面で躊躇してしまいます。

[81]私たちは「不育症検査」に踏み切るまでにも、既に沢山の苦しみを経験しています。 その苦しみを経てのやっとの検査であり、検査しなければ治療も何も始まらないのに、その検査費用が既に高額です。 治療方法は、アスピリンの服用だけで済みましたが、ヘパリン注射などされる方々は、さらに大きな経済的負担を強いられています。 そして、社会的に「不育症」の認知度が低く、まだまだ理解されていないことにも辛さを感じました。 二人目不育でしたが、一通りの説明をしたにもかかわらず、義母に「里帰りもしないで、一人目の出産後に無理をしたからかしらね」等の誤った認識に基づく発言をされ、傷ついたこともありました。 意識的にしろ無意識的にしろ、『妊娠=出産』という感覚でいる人が世の中には多過ぎるように思います。 周囲の人々のその感覚こそが、不育症患者を苦しめる大きな原因の一つではないかと感じています。

[82]心身共に疲れ果て我が家では私に100%原因がある為離婚も考えました。周りは出産ラッシュ・・・一人で解決するしかなかった・・・ 話を聞いてくれる場などあったらもっと早く気持ちが楽になっていたかもしれません。 同じ不育症などの方も沢山いらっしゃると思います。 とってもデリケートな問題でもありますが1人でも多くの方が治療を受けられて1人でも多くの赤ちゃんが誕生する事を祈っています。

[83]2年間で4度流産を経験しました。その内の2度は手術を行いました。昨年の7月流産し、手術をした後の大量の出血も経験しました。 高額なお金をつぎ込み、今度こそはと願いを込め治療をしているのに、流産した時のショックは相当なものです。手術までしてさらに心にも体にも傷を負います。大量の出血をした時の私は、言葉に言い表すことのできない程のものでした。不妊治療に通っているクリニックにはカウンセラーがいます。カウンセリングは2000円程ですが、それでも不妊治療が高額なため、カウンセリングは行っておりません。各区役所などに無料で行ってもらえるカウンセリングなどがあればいいのですが。

[84]精神的にも肉体的にも大きな傷を負った。母は出産成功者なので流産を繰り返してしまう気持ちが分からなく、親の言動にも傷ついたし、また、最後の子宮外妊娠の後の義父母の態度とそれに対する主人の対応にも、離婚したくなるほど憤りを覚え、流産そのもののこと以外でも負担が大きかった。今までの妊娠で救急車での搬送が2回あり緊急手術になってしまい、身体が元にもどるまでに時間がかかってしまった。

[85]不育症に対しての知識のない医者が多いと感じる。最初に病院から紹介された先は、不妊症の病院だった。 別の大きな総合病院で「2回流産は偶然の範囲です、妊娠初期流産なので胎児の染色体異常の可能性が高い」と断定され、その言葉にしたがっていたら現在の治療にたどりつかずにまた流産してしまっていたかと思うと、とても怖い。

[86]地元で不育症の治療をしてもらえるところがなく、栃木県から新横浜まで通いました。 また、私は顕微授精をしないと妊娠できない不妊症でもあるのですが、不妊症のクリニックでは、アスピリン・ヘパリン療法は反対だったので、不妊治療しているクリニックの医師に、ばれないようにヘパリンを打つのが大変でした。(跡など見つかると不妊治療をやらないとの事だったので。。。)不育症は、医師の見解が全く違うので、それも厄介でした。 もっと、不育症が知られ、不育症治療も広まり、一人でも多くの命が生み出される事を切に願います

[87]1年が過ぎても元の精神状態に戻れない。相談する場がない。周囲から孤立して、ますます遠慮がちに生きている(遠慮して生きていかないといけないと思い込んだままである)専門のカウンセラーを地域においてほしい。不妊と不育の両方の費用的負担に苦しむものを救う助成制度を考えてほしい。(これでは、実際産めるまでお金が持たないし、時間もない)

<お願い>
この調査結果を何かの目的でご使用される際は、必ずご一報ください。
(工藤:fuikushou@gmail.com)
 
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