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藤井寺市立市民総合会館・別館 ◆◆◆◆ (パープルホール) |
(ふじいでらしりつしみんそうごうかいかん・べっかん) 〒583-0035 藤井寺市北岡1-2-3(別館 1-2-8) 管理:指定管理者「公益財団法人藤井寺市地域サービス公社」に委託 TEL:072-939-7020 FAX:072-939-7021 所管:藤井寺市市民生活部協働人権課 近畿日本鉄道南大阪線・藤井寺駅より北東へ約800m徒歩約12分(本館正面入口まで) 小山交差点(府道旧2号・府道12号)から西へ約170m、岡2丁目交差点(府道12号)から東へ約280mの三叉路を北へ約70m入る 駐車場:本館内1階駐車場・屋外駐車場 有料P(1時間まで無料) 《本館》 敷地面積:5,632.23㎡ 延床面積:9,586.78㎡ 開設:1973(昭和48)年11月 《別館》 敷地面積:1,130.00㎡ 延床面積:2,016.72㎡ 開設:1983(昭和58)年 5月 |
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① 藤井寺市民総合会館(南より) 2024(令和6)年6月 中央下は1階駐車場入口。その上の吹き抜け部分が会館の 正面入口で、その奥が大ホールの入口となっている。写真左 の枠外に別館がある。 |
② 3D化画像の疑似鳥瞰写真(南より) 文字入れ等加工 建物は六角柱を組み合わせた珍しい形になっていて、 会議室も六角形で造られている。 〔GoogleEarth3D画 2021(令和3)年〕より |
市民総合会館は、1973(昭和48)年11月5日にオープンしました。藤井寺市が周辺の他の市町村に先がけて、いち早く1500人(開館当時) 規模の大ホールを持つ文化施設として建設しましたが、それまで南河内地域には大ホールを持つ文化施設はまだどこの自治体にも無く、こ の会館が完成すると、藤井寺市内の利用者だけでなく、南河内地域全域にまたがって様々な団体や機関が大ホールを利用するようになりま した。 その後、周辺の各自治体にも大ホール付きの施設が次々に誕生していきました。河内長野市「ラブリーホール」、富田林市「すばるホー ル」、大阪狭山市「さやかホール」、羽曳野市「LICはびきの」、柏原市「リビエールホール」など、愛称の付いたホールが多く誕生し ましたが、これに倣って後に藤井寺市民総合会館にも「パープルホール」という愛称が付けられました。「パープル」は、藤井寺市の「藤」 の花の色にちなんでいます。 現在、市民総合会館の運営は、藤井寺市の指定管理者制度により公益財団法人藤井寺市地域サービス公社が担っており、市の市長部局の 構成からは外れています。利用案内やイベント案内などの情報も公社のWebサイトに掲載されています。 ![]() |
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南河内地域ではいち早く誕生した市民総合会館ですが、その分老朽化も早く 進み、周辺に新しいきれいなホールが誕生するのとは逆に、市民総合会館は耐 震補強や空調設備の改修工事が必要となりました。しかしちょうど市の財政の 厳しい時期に当たり、2000(平成12)年4月から2年半ほど休館を余儀なくされ るという事態になりました。市民からの意見・提言を募って対策が検討され、や はり市民の諸活動には不可欠な施設だということで、大規模な改修工事が行わ れました。そして、ようやく2002(平成14)年11月1日、愛称「パープルホール」 として再オープンしたのでした。 設備としては、大ホール(1269固定席)のほかに、小ホール(250席)、小会議室 (5)・中会議室(2)、市民ギャラリー、多目的室、音楽教室、絵画教室、料理教室、 和室(2)、茶室、保育ルーム、ホワイエがあります。 パープルホールは「藤井寺市立市民総合会館」が正式名で、別に「分館」が ありました。分館は、本館に先立つこと10ヵ月、1973年1月4日に開業してい ます。土師ノ里(はじのさと)駅近くにあった市役所支所が改築され、その3・4階に |
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③ 初期の頃の市民総合会館(南西より) 昭和52,3年頃 西隣りの別館はまだできてなく、壁面の色も現在と異なる。 『カメラ風土記ふじいでら』(藤井寺ライオンズクラブ 1979年)より |
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分館の施設が造られたのです。新年の仕事始めの日に、支所の業務開始と同時に分館もオープンしました。分館には、小会議室(3)・中会 議室と和室、談話室(2)がありました。近年、市の施設のあり方について様々な検討が行われ、この支所・市民総合会館分館は、2024(令和6) 年3月31日に閉所・閉館となりました。 ![]() また、本館(パープルホール)の西隣りには施設を拡充するものとして、「別館」が1983(昭和58)年5月10日にオープンしています。1・ 2階は福祉会館「ふれあいセンター」になっており、3階に7つの大・中・小会議室が、4階には中ホール(400席)が設けられています。 余談ですが、この別館の西隣りは藤井寺小学校の敷地で、その南東の角地で別館のすぐ横に、現在藤井寺市内で唯一現存する木造校舎が あります。と言っても、この建物は現在は市の文化財保護課の施設として使用されています。藤井寺小学校の最後の木造校舎が改築される 時に、東側の1・2階4教室分を残して転用することになったものです。写真②③で、左下の隅に一部の見えている瓦屋根の建物がその木 造校舎です。各地で昔からの木造校舎がどんどん姿を消していった中、今や貴重な文化遺産となりつつあります。その建物を文化財保護課 が利用するというのも、何か必然めいた縁を感じます。 |