以下に示す関数はPostGISのユーザが必要としそうなものです.一般的なユーザは使わないPostGISオブジェクトサポート機能を必要とするその他の関数もあります.
構文: AddGeometryColumn(<db_name>, <table_name>, <column_name>, <srid>, <type>, <dimension>).既存の属性テーブルにジオメトリカラムを追加します.dbnameは,データベースインスタンスの名前です.sridは,SPATIAL_REF_SYSテーブルのエントリを参照する整数値でなければなりません.typeは,ジオメトリタイプに対応する大文字の文字列,例えば'POLYGON'や'MULTILINESTRING'でなければなりません.
構文: DropGeometryColumn(<db_name>, <table_name>, <column_name>). 空間テーブルからジオメトリカラムを取り除きます.
データベースを実行しているサーバのバイトの並び順のコードを使って,ジオメトリをOGC "well-known-binary"フォーマットで返します.これは,文字列表現への変換無しにデータベースのデータを引き出すためのバイナリカーソルにおいて便利です.
ジオメトリが2次元ならば'2'を返し,ジオメトリが3次元ならば'3'を返します.
ジオメトリのbounding boxを表すポリゴンを返します.
文字列でジオメトリのタイプを返します.例:'LINESTRING', 'POLYGON', 'MULTIPOINT'等.
ジオメトリの最初の点のX座標を求め,返します.ジオメトリに点が無ければNULLを返します.
ジオメトリの最初の点のY座標を求め,返します.ジオメトリに点が無ければNULLを返します.
ジオメトリの最初の点のZ座標を求め,返します.ジオメトリに点が無ければNULLを返します.
ジオメトリの最初のラインストリングの点の数を求め,返します.ジオメトリにラインストリングが無ければNULLを返します.
ジオメトリの最初のラインストリングのN番目の点を返します.ジオメトリにラインストリングが無ければNULLを返します.
ジオメトリの最初のポリゴンの外側の環を返します.ジオメトリにポリゴンが無ければNULLを返します.
ジオメトリの最初のポリゴンの内側の環の数を返します.ジオメトリにポリゴンが無ければNULLを返します.
ジオメトリの最初のポリゴンのN番目の内側の環を返します.ジオメトリにポリゴンがなければNULLを返します.
ジオメトリの始点と終点が同一であれば真を返します.
ジオメトリがジオメトリ集合(GEOMETRYCOLLECTION)であればジオメトリの数を返し,そうでなければNULLを返します.
ジオメトリが,ジオメトリ集合(GEOMETRYCOLLECTION)かマルチポイント(MULTIPOINT),マルチラインストリング(MULTILINESTRING),マルチポリゴン(MULTIPOLYGON)のいずれかなら,N番目のジオメトリを返します.それ以外ではNULLを返します.
2つのジオメトリの直交座標系における距離(cartesian distance)をジオメトリの投影法の単位で返します.
ジオメトリのWell-Known Text表現を返します.例:POLYGON(0 0,0 1,1 1,1 0,0 0)
ジオメトリの空間参照系のSRIDの整数値を返します.
構文:GeometryFromText(<geometry>,<SRID>) ジオメトリのWell-Known Text表現をジオメトリオブジェクトに変換します.
同上.GeometryFromTextの別名です.
ジオメトリのSRIDを特定の整数値にセットします.問合せ用のbounding boxを構成するときに便利です.
ジオメトリの最後の点を点として返します.
ジオメトリの最初の点を点として返します.
ジオメトリの重心を点として返します.