日本での小さい兄弟会の歩み

そのはじまり

 小さい兄弟の家は、1956年に、横浜教区の川崎の工場地帯で始まりました。
道はまだ舗装されていない所が多く、自動車よりも自転車が主流でした。ですが、
町の様子はドンドン変わっていき、小さい兄弟の家も北千住、秩父、敦賀、名古屋と増えていきました。

今、和歌山に集まっている小さい兄弟の内の年長者たちは、これらの小さい兄弟の家の全部を覚えています。食堂と台所が同じ階には無かったり、狭い6畳に3人寝たりしたのでした。町に住んでいた人達の大部分は、こんな生活が当たり前で、蓄えが出来ると住む場所を移っていくのでした。小さい兄弟の家もいろいろのワケがあって閉鎖したり、別のところで再出発したりしました。ある家は20年、30年、それ以上でしたので、その場所を移るのはつらいし、仕事仲間や友達たちを残し、祈りなれたお聖堂を後にするのは、耐え難いものもあるのでした。生きる抜くのにやっとの仲間たちとの生活は、時として兄弟の家の生活を混沌としたものにしてしまうこともありました。1956年以来の小さい兄弟たちの家の歴史は、歴史にしてしまうのは惜しい事ばかりですが、それでも区切りをつけて、いつも新しく再出発していくのです。

1956-1960

(川崎市桜本町・最初の兄弟たち)

1963-1970

(川崎市桜本町)

1971-1979

(東京都足立区)

1972-1980

(川崎市戸手町)

1975-2010

(敦賀市・兄弟Gさん2010.6帰天)

1978-1979

(福井県武生市・修練所)

1980-1989

(秩父市中村町)

1983-1984

(イギリスのカンタベリー・神学の家)

1986-1996

(名古屋市道徳)

1996-

(名古屋、東松山、所沢、前橋)

1989-2002

(和歌山市雄松町)

2003-

(和歌山市雄松町・他の家の兄弟も合流)

2009-

(和歌山市府中・修練所として開設、2010より兄弟の家)

 


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