2002年 植物日誌

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2002.8.31(土)

きのうの夕方ときょうで玄関脇の月桂樹の剪定をした。きのうは切っていたら、近くのマンションの犬の散歩の人が通りがかって、少し枝ごとあげた。剪定した葉は洗って、きれいなものは食用にするのにとって、虫食いや汚れのあるものは防虫剤にするのに違うザルで取り分けてある。食用のものも売るほどたくさんあって、自分ちだけではとっても使いきれない。今年もご近所をはじめ、友人知人に配りまくろう。
B畝のトマトはここ数日複数収穫できていたが、きょうも3つ採れて、これでたぶんおしまい。義父母の世話等で忙しくて手間をかけられなかったため樹形もめちゃくちゃで、今年は例年と比べても収穫数が少なかった。味はいつも通りだけど。来年はもっとがんばろう。ここは次作はニンニク予定。これで早めに畝の準備はできる。

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2002.8.29(木)

フェイジョアの実は最近あまり変化がなくて、昨年みたいにミニチュアしか採れなかったらどうしようの不安も拭いきれない。
マグニフィカは数えきれないくらいたくさん実がなっていて、セロウイアナは2果なっている。どちらもだいたい同じくらいの大きさだが、カタチが少し違う。
ただずっと見てると大きさの変化も気付きにくいので、定規をもって実の大きさを計ってみた。マグニフィカのほうは実の直径が2cm前後、長さはだいたい2.5〜3cmくらい。実によってバラつきがある。セロウイアナのほうは2果のうち大きいほうが直径1.9cm、小さいほうが1.7cm、長さは約3.5cmくらい。
ついでに温州みかんも計ってみた。直径5〜5.5cmの高さ4.3cmくらい。小さい実のついているレモンは直径1.1cmの高さ1.7cmくらいだった。
そういえば、この温州みかんって早生か普通のか忘れてしまった。実が成るのは初めてなので、今年判明するだろう。実の大きさはまた少ししたら計ってみよう。

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2002.8.28(水)

ブルーベリーはキラキラテープを新しいのに取り替えてから、少しは鳥害が減ったような気がする。やはりしわくちゃになってしまったものはだめだな。
C畝に後から新たに蒔いた『新黒田五寸』がもう芽が出てきた。やはり『向陽二号』のよりも発芽が良いのか?
A畝の黒ごまの幾つかあるうちの1株の葉がしおれてきた。これで葉枯れがはじまって、収穫も近いかな?
育苗中のキャベツ類は順調に育っている。G畝に植え付けようと思えばもうできるのだけれど、ヨトウムシやナメクジの食害がこわい。
東庭で4月24日から咲き続けていたガザニアの花期がようやく終わったみたい。タキイの通販カタログには、花期は4〜7月と書いてあったけれど、8月下旬まで玄関まわりを彩ってくれた。高田さんの株元ではタンジーの黄色い花が群れになって咲いている。花がすべて咲いた茎は切り取って部屋の中でドライフラワーにしようと吊るしておく。この黄色が褪せりづらいらしい。

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2002.8.26(月)

D畝のキュウリが終わった。次作は大根とコカブの予定なので、組んであった支柱を片付け、すっかりサラサラになっている枯れ草堆肥を施し、耕しておく。大根は昨年は不耕起で根が伸びず不作となってしまったので、今年はしっかりスコップで深く掘り起こしておいた。深く掘り起こしていたら、思わず見逃してしまうようなカヤツリ草の根がたくさん出てきた。カヤツリ草の根はしぶといから、これだけは生かしておくわけにはいかない。
先週の土曜日に芽ぶき屋さんから早速ニンニクの種球が届いた。今年はニンニクもほとんど収穫できなかったので、来年はたっぷり自家製ニンニクを食べられるようにしっかり作りたい。ニンニクはB畝の予定。B畝はまだトマトが植わっている。青い実がだいぶついているので、それらを収穫するまでは空かすわけにはいかない。こういうとき、もっと広い畑が欲しくなる。
締めは伸びきっていたローズマリーをだいぶ剪定した。もっと切ろうと思えば、いくらでも切れる。山ほど出た枝葉はミナミさんや温州みかんの株元に敷いたり、少しコンポストに入れたり。残ったのは畑の隅に積んである。今度これでまた堆肥を仕込もうかなー。

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2002.8.22(木)

夕方ホームセンターに自転車で出かけたら、予想通り野菜苗がたくさん売られていた。キャベツ3株と芽キャベツ3株とブロッコリー2株(1株57円+税)を購入。その他、もっと残っていたと思っていた人参のタネが残り少なかったので『新黒田五寸』のタネを1袋と、日本たばこ産業の有機質肥料&ぼかしに無機質のものを配合した肥料を1袋ずつ買ってきた。
帰宅して、C畝の人参の芽が出ていないところに『新黒田五寸』を蒔いおく。
買ってきたキャベツ類の苗は少し大きめのポリポットに植え替えた。明日、買ってきた肥料を追肥に与えよう。人参もちゃんと追肥をあげておかないと、成長が悪いようだ。
ふとA畝の黒ごまを見たら、穂先にアブラムシがたくさんついていた。これは大変! 天恵緑汁を250倍に薄めた液をかけながら、片手でアブラムシをこすり落とした。アブラムシがついていない株にも、予防にかけておいた。ニラにネギアブラムシがついたときはこの方法で防いだのだった。黒ごまにも効いて欲しい。
夕方『芽ぶき屋』さんにニンニクの種球1Kgの注文をFAXで送っておいた。

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2002.8.21(水)

昨日きょうと台風一過の晴天で、あっという間に畑の土も乾いてしまった。昨年の日記を読んでみたら、同じ時期に来ている台風はまだ11号だった。この前過ぎ去った台風は13号だから、やはり今年のほうがいっぱい来ているようだ。
C畝の人参のタネもいちおう出揃ったようだが、ポツポツ芽が出ていないところも目立つ。新黒田五寸のタネがあるから、また蒔き足そうと思っている。
午前中、先日耕しておいたG畝に枯れ草堆肥を入れておく。通路の雑草も抜いたりして、だいぶ畑の景色もさっぱりした。もうそろそろホームセンターでキャベツ類の苗が売り出されてくるころ。近々行ってみようかな。
A畝では、ごまの緑果が見えてきた。ブルーベリーは実がいつの間にか少なくなっている様子で、やはり起きる前(早朝)に鳥が食べに来ているんじゃないかと思う。張っていた鳥追いのキラキラテープがだいぶくたびれていたので、新しいキラキラテープを張り巡らせておいた。

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2002.8.17(土)

G畝の枝豆の茎葉を抜き、わんさか生えていた雑草を片付け、耕しておく。堆肥はまだ入れていない。
抜いた雑草は穂など種子になり得るような部分とその他の草の部分を分け(きょうはヤル気があった)、その草と鶏糞と米糠で堆肥を仕込んだ。昨日きょうはかなり涼しいが、まだこれから暑い日はあるだろう。暑い時期は堆肥の熟成も早まるので、今のうちに作っておきたいと思った。
庭には果樹もだいぶ増えて、もういいかなとも思うのだけれど、タキイの通販カタログを見てたりすると、目が欲しくなるものがある。あと1本だけ手に入れるとしたら、栗の木が欲しいなぁ。フルーツもいいけれど、やはり料理に使えるものは欲しい。栗ごはんもおいしいし、自家製の甘露煮も好き。でもあちこちサイトなどで情報を得ると、栗の樹は果樹の中でも一番大きくなるらしく、そうなると植え場所に困る。タキイのカタログでは1本でも実の成る自家結実性の木が売ってたりするけど、やはり栗は鉢栽培はむずかしいのかなぁ。越してきた当時は義父宅の東庭に樹があったらしいが、何故か?バサッと切ってしまった。あーもったいない。花の時期のニオイもキツいらしいので、もう少し考えてからにしよう。

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2002.8.16(金)

フェイジョアの実は最近ちょっと肥大が止まっているような気がする。
あらためて栽培書コピーを見たら、『夏に高温が続くと、果実の発育が鈍ったり、落果(葉)現象が見られる』と書いてあった。落果はないけど、葉は少し黄色くなって落ちているものがある。
また『9月中下旬から収穫期まで急速に肥大する』ともある。
期待はするが、昨年もそう思いつつもミニチュアで終わってしまったので、少々不安は残るなぁ。
実もたくさん残っていて、あまりに多いので、このままでは小果になるんじゃないかと不安になり、小さめの果実や変形しているもの、混みいっているところなど、10果ほど摘果した。温州みかんのように葉○枚に対して実を1つ残すという指導があればわかりやすいのだけれど、そこまで詳しいことは書いていない。
最近の強風で少し南側に傾きがかっていたマグニフィカの主枝を農業用ビニールひもでベランダの柱に引っぱって結んでおいた。もうすぐ本格的な台風シーズンだし、日曜日には早速台風がやってくるらしい。風は嫌だけれど、最近ちっとも降ってくれない雨は期待。

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2002.8.14(水)

2つある生ゴミコンポストのうちの1つがいっぱいになったので、もう1つの準備をしようと発泡スチロール箱を持ち上げたら、下の土が見るからにふかふかになっていた。黒々としていて、上の10cmくらい、力を入れなくても簡単にシャベルですくえるくらいのやわらかさ。このままプランターに入れても植物がよく育ちそうな土だ。そういえば、前に落ち葉とか生ゴミとか入れといたっけなー。トカゲも見つけたりして、虫の出入りも多少あるようだから、不思議なことではないか。
このまま放っていてももったいない気がして、土をすくって米袋に入れ、ローズマリ−の剪定枝や落ち葉など埋めたりして、他の固い土を入れておいた。代わりに入れた土も1〜2年して開けたら、またいい土に変わっているかしらん。こうやって、じっくり土を育てていくのもいいなぁ。
やはり真夏の暑いときは肥料の熟成化もよくすすむようで、空いていたもう1つのコンポストには庭の雑草(穂のついていないもの)やローズマリーの剪定枝などを鶏糞と米糠と土を、半分ほど積み込んでおいた。あとはじっくりこれから出る生ゴミや雑草とともに仕込んでいく予定。

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2002.8.13(火)

毎日晴れて暑い。夕立ちがほしいと毎日思うが、ぜんぜん降ってくれない。
お天気が良すぎて鉢の中の土も庭の土もすぐに乾いてしまうので、きょうも夕方南庭と東庭と畑の一部に散水をした。
C畝の人参は『新黒田五寸』をまいたところが少し芽が出てきた。『向陽二号』のところはぜんぜんそれらしきものはない。人参は他の野菜よりも芽が出るのに時間がかかるから、いつもハラハラしてしまう。
A畝では黒ごまの花が咲いている。薄紫色できれい。本当はごまはわき芽を積んで1本仕立てで栽培するのだけれど、今年は発芽が悪く、株数もあまりないので、わき芽もそのまま伸ばして、花数を確保してみた。昨年は移植栽培で倒れまくったけれど、今年はじかまきのお陰か、途中まではしっかり直立しているのが多かった。その後わき芽が増えて、上のほうが大きくなったせいか、倒れこんでしまっているのもある。頭でっかちにもめげずに、しっかり直立しているものもある。来年の種子用をとるとして、少しは食べられるかなー。
高田さんの株元のタンジーがいくつか花をつけている。まだ白いが、もう少ししたら黄色くなるはず。今年はドライフラワーにしようかな。花の色が変色しづらいらしい。
鉢植えで育てているレモン(正確にはマンダリンライム)の実が3つほどついていて、だいぶレモンの形になってきた。今年は温州みかんも収穫できそうだし、柑橘類に恵まれそう。
フェイジョア/クーリッジのとり木くずれの株は少ししおれてきたような気がする。やはりだめかも。

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2002.8.9(金)

昨日からの強風で、フェイジョア/クーリッジのとり木していた部分がぐらついてしまった。そのままでは知らぬ間に折れてしまうと思い、水苔を外してみたら、1ミリくらいの根らしきものがちょこっと生えていたので、その下で切って鉢に植えてみた。あれが根でないとしたら、たぶん枯れてしまうだろうけど、どうなることやら。
ハンパに伸びていた小枝も切って、キッチン出窓で挿し木してみた。ここには少し前に挿し木したブルーベリー/ホームベルが植わっている。いつも思うことだけれど、途中で様子をみたいと抜いてみたくなる。でも動かしてだめになるといけないので、じっとがまん。
家のリビングのポトスを植え替え、きょうも前の空き地のススキの茎を刈った。堆肥を仕込んでみようと思ったが、あまりの風の強さに負けてやめた。風がおさまったらにしよう。

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2002.8.8(木)

やはり芽キャベツは芽が出ない。ほとんどあきらめ。やはり4年は無理かぁ。苗が出そうなころを見計らって、またホームセンターに行ってみよう。
午後、家の前の空き地にたくさん生えているススキの茎(まだ穂は出ていない)を刈り取って、畑の隅に積んでおいた。乾かして秋冬の敷き草にしようと思って。でもこれを刻んで堆肥を仕込んでもいいなぁと思った。多そうでも、使い出すとあっという間になくなってしまうから、また穂が出る前にちょくちょく刈っておこう。でもススキの茎ってザラザラ細かいトゲのようなものがあって、素手でさわると手に刺さる。しっかり軍手をはめて作業。

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2002.8.6(火)

1日にタネまきしたキャベツの双葉が開いた。芽キャベツのほうはまだ。やはり4年もたっていると、だめかなぁ。夜の間にナメクジ被害に合うのは近年経験済みなので、夕方日が暮れてから家の中に入れておく。
これだけ暑い日が続くと、フェイジョアもけっこう大きくなるかなぁ。なんといっても、亜熱帯系の果樹だから。

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2002.8.5(月)

鉢植えのブルーベリー/ホームベルを先日ホームセンターで買ってきた大鉢に植え替えた。
その後は庭の雑草抜き。カヤツリ草という名の地下茎でどんどん広がっていく雑草が庭のあちこちで幅を広げていて、ただ地上部分だけ刈り取ってもキリがないので、スコップで土を浅く掘って、根ごと抜くようにした。地下中での株と株のつながり方や、その間の地下茎のふくらみが、まるでTVでよく見る脳内神経伝達物質のシナプスの様子に似ていると思った。地下茎は土に埋めるとまた生えてきてしまうのでゴミへ。上部の草の部分だけ、少しでも肥料養分になればと土に埋めた。雑草との戦いはまだまだ続く…。

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2002.8.3(土)

先週耕しておいたC畝をならし、周辺の雑草を根ごと掘り上げて抜いて(上部だけ刈っておくと、再び畝への侵略をはじめるので)、夕方人参のタネをまいた。品種は『向陽二号』のペレット種子が少し残っていたので、それから蒔きはじめ、畝の3分の2くらい蒔き終えたところでタネがなくなったので、『新黒田五寸』を残りに蒔いた。やはり丸いペレット種子の『向陽二号』はタネまきしやすい。また人参はこれを買おうかな。
今回タネを蒔いたものはだいたい今年末くらいには収穫できるはずなのだけれど、でも今F畝で育っている人参は7月中旬〜収穫予定で、まだ採れはじめていない。そろそろ間引き人参は太ってきたりしているけれど、まだまだ細い。人参はけっこう肥料食いだというのを立ち読みの本で読んだことがあったが、肥料が足りないのかなー。それとも表示は化学肥料使う設定で計算しているから、有機質のものだけではやはり生長が遅いんだろうか。
南庭に置いてあるブルーベリー鉢が大きくなって、通り道がなくなって少し邪魔になってきた。そろそろどこか他の場所に移動させようか。そうなると、場所は限られてくる。

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2002.8.1(木)

午後ひさしぶりに自転車でホームセンターへ出かけ、パセリ苗(88円+税)と大鉢を2つ買ってきた。大鉢は鉢栽培のブルーベリーの最終植え付け用。とりあえずは鉢植えのホームベルが窮屈そうだから、今度植え替えてあげよう。
ホームセンターでは実のついたブルーベリー苗もたくさんあって、鉢ごと防鳥網をかぶせてあった。フェイジョア/クーリッジの苗もいくつか売っていた。そろそろフェイジョアもメジャーな果物になるか?
夕方、ずっとやろうやろうと思って延び延びになっていた芽キャベツとキャベツのタネまきをする。でもタネはもうだいぶ古いものだから、ちゃんと発芽するかどうか…。だめだったら、またホームセンターに行って苗を買って来ようという、のんびり栽培。ポリポットにタネまき用の土を入れて、芽キャベツとキャベツ(F1品種の『四季穫』)をそれぞれ5つずつタネをまいた。どちらにしろ発芽率は悪くなっているだろうから、厚めにバラバラ残っていたタネを全部使ってまいた。
夜になって、ピカピカゴロゴロものすごい雷。雨もそれほど強くはないが、降ってくれた。土を湿らせてもらって、週末にはC畝に人参のタネをまこう。



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