我が家の自家製生ごみコンポスト


【発泡スチロール製の手作り自家製生ごみコンポスト】

我が家の生ごみ用コンポストはこれ。見てのとおり発泡スチロール製の製作費は限りなくゼロに近い手作りコンポスト
容器である。アパート暮らしのころから模索しつづけた生ごみ処理だったけれど、やっとこれに落ち着いた。    


生ごみコンポストのしくみ        
発泡スチロール製生ごみコンポストのつくり方
生ごみコンポストの使い方         




落ち葉&かわいた土を敷いてから生ごみを入れていく。これの繰り返しで口いっぱいになるまで続けて1ヵ月くらい置き、移植ごてなどでかきまぜる。このまま培養土としても使えるが、四隅など場所をずらして生ごみを埋めていくとどんどん処理ができる。ふたには内側からガーゼのような目の細かいものを貼ってハエの侵入を防いでいるが、野良猫などが敷地内に入る場合は臭いをかいでガーゼをやぶってしまうので、我が家では上から針金製のアミ(上の写真でいうと緑色に見えるもの)を置いてレンガなどで重石をしている。
置き場所はなるべく雨の当たらないところのほうがせっかくの肥料分が流れださないし、水分が多くなりすぎると悪臭も出る(ふだんは臭いはほとんど感じないくらいない)。

ちなみにこの発泡スチロールの最初のアイデアは私のものではなくて、浜松市立与進中学
校教諭の竹村久生先生がプランターとして発案されたものを工夫させていただきました。





なんせ市販の生ごみコンポストは高い。永く使うことを考えればそんなでもないっていう人もいると思うけれど、個人的には1万円とか聞くと『欲しいなー』と思ってもふんぎりがつかないくらいお財布のひもがしまる。それに市販のコンポスト容器はプラスチック製で、見た目がもろ”生ごみ処理してるぞ〜!”って感じであんまり好きじゃなかった。いろんな本に載っているやり方を参考にして試したりしたけど、それもうまくいかなかった。そんなときお仕事で発泡スチロールの箱をリサイクルしたプランターづくりを取材して、これは生ごみを処理するのにも使える! お金もかからない!と思った。

一般的な生ごみコンポスト容器は底がなく、直接土の上に置くタイプ。使ったことがあるわけじゃないからよくわからないけれど、生ごみをある程度乾かしてから入れないと中で水分が多くなりすぎてベちょべちょ状態になって、失敗する人も多いととある本で読んだ。
そんなこと言ったって生ごみを乾かしてるとハエが飛んできてタマゴを産みつけられそうだし、第一めんどくさーい。そこで、台所の生ごみをかわかさずに直接放り込んでだいじょうぶ状態にするために落ち葉と土とでサンドイッチにしてみた。生ごみから出た水分を落ち葉と土が吸い取ってくれるし、落ち葉も水分を吸って腐葉土状態になりやすいし、二重底で下からも空気が入る。ふたの部分にも窓を開けて空気が入るようにした。ふたの裏からガーゼを貼りつけ虫の侵入も防いでみた。
結果は大成功! 最初に試したのは6月ころで、もうだいぶ気温も高くなっていたから口いっぱいになって1週間もすると中の生ごみはすっかり姿を消し、土になっていた。次からは毎日出る生ごみをまたまたコンポスト容器の中の四隅にどんどん埋めていった。どんどん埋めていったらどんどん微生物もふえて、秋になって気温が下がったにもかかわらず入れた翌日には生ごみの姿がないっという感動的な場面も目にすることができた。

最近なにかの本で読んだ話だと、家庭から出るごみの3分の1は生ごみだそうである。私にとっては生ごみは貴重な”野菜のエサ”で捨てるなんてもったいなくてできない。我が家のコンポスト容器は製作費わずか。ガムテープとガーゼさえ買えばできる。その他にはスーパーで処分に困っている発泡スチロールの箱とそしてカッターさえあればできる。この堆肥を使えばおいしい野菜も作れるスグレモノ!?。



植物日誌