2001年1〜2月 植物日誌
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2月26日 実梅のミナミさん(南高梅)はただ今、満開。高田さん(豊後高田梅)もツボミがだ
いぶふくらんできた。先週衝動買いした”小梅ちゃん”はやはりプランター植えでは
水管理などに不安を抱き、きょう昼ころ高田さんの2メートル程(正確には2メート
ル15センチ)北寄りの垣根のベニカナメモチの脇に植えつけた。場所には多少不安
はあるけれど、まぁマズイようだったらまた後で植替えようと思う。きょうは午前中
駅前の病院に夫の胃酸抑制の薬を取りに行ったら病院の近くの家の庭に梅の花が咲い
ているのを見かけ、それで小梅を地植えにしよと思ったのです。いつもなら見逃して
いたかもしれないけれど、2メートルおきくらいに白花の梅が4本も並んでいてきれ
いだった。あれは実梅なのかしら。4本もあるとけっこう実がとれるんだろうなぁ。
梅を植えつけたあとはニンニク畑に草木灰を追肥にまいた。春を迎え、心なしかピン
とニンニクも元気っぽく見える。畑のだけではなく、梅の木&温州みかんの株元に植
えてあるニンニクのまわりにも草木灰をまいておいた。果樹の株元に植えてあるのの
一部は実験用にして、収穫せずに2〜3年おいたり、いろいろ試してみようかなーと
も思っているところ。
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2月20日 家の前に置いているダンボールに入ったローズマリー枝は通りがかりの人たちが持っ
ていくようで、少しずつではあるものの減っている感じ。もっとごそっといっぱい持
っていってくれればいいのに。
きのうお茶の水に行く用事があり、帰りがけに神保町まで歩いてタキイの東京売店に
野菜のタネを買っておこうと立ち寄った。春が近いから、店内は春野菜のタネをはじ
め苗木や球根などもたくさん並んでいてけっこう混んでいた。
野菜タネは交配種ではない”新黒田五寸”というニンジンと、”福獅子”という枝豆
を購入。で”甲州小梅”の苗を発見、ちょっとは迷ったけど、思わず衝動買いしてし
まった。実に関しては小梅はあまり興味がないんだけれど、この品種は花粉が多くて
受粉木にいいって本で読んでいたんだもの。お値段は1500円+税。タキイの通販
カタログを帰って見たら、送料込で1800円だった。買ったものは土つきのポット
植えだったから少し割高なのかも。実つきだったし。”甲州小梅”の苗は3〜4鉢あ
って、花も咲いてないのもあったけれど、一番幹が太いものを選んでみた。
温室で育てていたのか?もう小さな実が少しついている。いっしょに白加賀という品
種の苗木も売っていて、そっちも実がなっていた。白加賀は受粉木がないと実がなり
づらいと本に書いてあって、やはり近くに小梅があったからなのかなって思った。
天気が良かったので、早速きょうプランターに植えつけ。本当は地植えのほうがいい
んだろうけど、今のところ場所もないし、実よりもこれは受粉木の目的なので、とり
あえず鉢植えにしてみることに。10号鉢は背が高いぶん風で倒れやすいので芽キャ
ベツを植えてベランダに置いてあった少し大きめのプランターに植えた。芽キャベツ
はほとんど食べてあったので、抜いて。こちらのほうが横にどっしりしているから倒
れづらいと思う。肥料は自家製の生ゴミ堆肥を入れた。
苗木も太い幹に細い短い枝が何本も出ている状態だったので、少し枝を切ったりもし
た。もっと切ったほうがいいのかなぁ。まぁ順々にやっていこう。
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2月17日 午後3時頃から”にわか植物好き”の夫が植えたローズマリーの剪定を2人でした。
植えてからわりと放りっぱなしで枝も伸び放題だったし、1月下旬の雪でなぎ倒され
たのもあって樹形がめちゃくちゃになっていたので、けっこう思い切って短めに刈り
込んだ。「ちょっと植え過ぎたのかなー」と一生懸命植えた”にわか”のさめた夫は
語っていたくらいあまりに出る剪定枝の量が多いので、きょう全部刈るのはやめた。
それにしても膨大な量のローズマリー枝。ダンボール2箱は軽くいっぱいになって、
その他大きなビニール袋に2袋くらい。先日染織をしている友人にだいぶ持っていっ
たりしたけれど、ちょっとうちだけじゃどうにもできないくらいの量だったので、玄
関脇にダンボールごと置いて「お好きな方お持ちください」という看板を立てておい
た。家の中から見ていたら、早速子どもを連れたおじさん「いただきまーす」と言っ
て少し持っていった。もっといっぱい持っていっていいよ。
残りの枝はそのまま玄関や部屋の中に置いておくと嫌なにおいがとれるみたい。前ち
ょっと臭っていた玄関の靴のにおいが最近しなくなったもの。
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2月14日 きょうもさぶい。午前中買い物に行くのに外に出たら小雪が舞っていた。帰るころに
はやんでくれてほっ。もうこれ以上雪に降られるのは嫌だ。先月下旬の降雪で枝が折
れ、なぎ倒されていたローズマリーを少し剪定した。剪定といっても折れかけている
茎を切ったり、雪の重みで曲がってしまった枝を少し切っただけ。少しといってもか
なりの量の剪定枝が出た。こんなにいっぱい自分だけじゃ使いきれない。明日、染色
をしている友達に会うので少し持っていく予定だが、それでもまだまだあまる。
きのう今年初のミナミさんの花が開花した。梅の花は去年ポツンと1つだけ咲いたの
で通算2つ目の花だ。今年は1つといわずいっぱい咲いてくれそう。実もなるべくい
っぱいと願いたいところ。
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2月 9日 実梅のミナミさんのツボミは開きそうで開かない状態が続いている。もうそろそろだ
と思うんだけど。暖かい日が続けば明日にでも開花しそう。
畑の野菜たちはだいぶ食べ尽くして少なくなった。このところ市場では野菜は高値が
続いているようで、でも畑をやっているお陰でほとんど買わずに済んでいる。ネギ類
やじゃがいも、キャベツを買うくらいかな。甘いニンジンももうじき終わりそうで、
明日は実家に少し持っていく予定。ニンジンは3月、6月、7〜8月にまけば1年中
食べられるとこの前本に書いてあった。3月と7月は間違いなく育てようと思ってい
るけれど、6月もとなると、そんなに広い畑ではないので難しいかも。
12月に植えた玉ねぎはほとんど変わりない。太くもならない代わりに枯れもしてな
いから、春になれば大きくなってくれるのかしら。ただ、いっしょにいただいたニン
ニクは雪の影響を受けてか葉先が黄色く枯れたような状態(写真右)で、ちょっと情
けない。もとのうちのニンニク(写真左)のほうもだいぶ葉先が黄色くなってはいる
ものの枯れてはいないから、やはり植えつけの遅れが影響しているのかもしれない。
今年は何度も雪が降って寒いから、まぁしょうがないのかな。もうすぐ追肥の予定。
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2月 5日 先週末にふと見たら、玄関脇に植えてあるシンボルツリーの月桂樹にツボミができて
いた。私の記憶では長年育ててきた月桂樹に花が咲くのは初めて。図書館の本のコピ
ーをスクラップしていたのを見たら”黄色い花”と書いてあったけれど、これで花が
咲いて、その後にオスかメスかが判明するはず。月桂樹は別にメスだからといって実
を食べられるわけではない(たぶん)し、とくに役立つわけではないけれど、なんと
なくメスのほうが嬉しいなぁと思うのであった。実ができてタネが採れれば、それを
まけば苗が作れるけれど。
今朝、庭を見回っていたら庭の片隅にフキノトウができていた。実梅のツボミもふく
らんできたし、ブルーベリーにも新芽らしきものがちょっとずつ現われている。日も
だいぶ長くなったし、まだまだ寒いけれど春は着実に近づいてきているんだなぁ。
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1月29日 だいぶ雪解けしてきたが、まだまだ庭は雪がいっぱい。
心配したフェイジョアはけっこう枝がしなやかに曲がるようで立ち直りも早く、多少
葉っぱが落ちてはいるもののあまり影響なし。ちょっと葉っぱが雪やけしてるかな。
ヒサンなのはやはり予想通りローズマリー。まだまだ雪がまわりに残っているけれど
雪の重みで枝がボキボキ折れて無惨っぽい。春先に思い切って刈って新芽を出させて
姿作りをやり直そうと思う。
野菜は今朝お味噌汁の具が何にもなかったので、畑に出て雪の中からコカブを収穫し
たが、ちょっと味がジャリジャリしてるような気がした。見た目には午後にはほとん
どの野菜が雪の中から姿を現して、影響なさそうに見える。
玉ねぎ苗はまだまだ小さいのでまだ雪の中にだいぶ埋まっている。ちょっと心配。
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1月27日 きょうは予想以上の大雪だ。先週の土曜日も降り積もったが、こんなにすごくなかっ
たし、先週のは翌日曜日が晴天だったのでわりあい早く解けて有難かったけど、今回
のはそんなに生易しいものではないらしい。庭の背の低い植物たちはすべて雪に埋も
れ、庭の縁にずらっと植えてあるローズマリーも雪の下にまったく埋もれて見えなく
なっている。背の高いフェイジョアも朝起きてシャッターを開けたら、雪の重みでく
の字形に木が曲がり、しなっていた。あわてて庭に出て雪を払いのけたら、元には戻
るがまたまた雪が降り積もるのでときどき傘をさしてオモテに出ては雪を払いのけて
いた。なんか少し全体に木が傾いたような気がする。フェイジョアはもうだいぶ大き
くなってはいるが、熱帯の地域の植物なのでちょっと心配。
ローズマリーも雪を払いのけたけど、だいぶ雪の重みで枝が折れているのではないか
と思う(とけてみなくちゃわからない)。地植えにしている植物はもうしょうがない
けれど、鉢植えのブルーベリーはせっかくいただいて今年実をつけてくれるのに、雪
の重みで枝が折れるのは嫌だと思い、玄関に避難させた。さすが大株になっている実
梅の木2本はぜんぜん平気。でも、ひがんだらいけないといちおう雪は払いのけてあ
げた。ミナミさんの雪を払いのけようと木をゆすったらピンク色の蕾が現われて、あ
まり触って蕾がとれるようなことがあったらまずいので、その後はやめておいた。
畑のほうも写真の通りすっかり雪に埋もれて何が何だかわからないような状況。
果たして下の野菜たちは大丈夫なのだろうか。まだまだ小松菜やコカブ、春菊は少し
ずつでも食べれるくらい残っているし大根もあと1本あるし、ちょっと心配。人参は
まぁ大丈夫そうな気もするが、最近の寒さでさすが幕張でも野菜は高値だし、2月に
は実家にまた野菜を持っていく予定なので枯れずに生き残って生命力のたくましさを
発揮してほしいなぁと思った。明日は雪かきだ。
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1月24日 この前生協スーパーに行ったら入口のガラス戸に”天候のため地場野菜が欠品してい
ます。”という貼り紙がしてあったけれど、うちの畑はぜんぜん平気。20日に降っ
た雪は畑にも積もって、少しは影響が出るかなと思ったけれど植物たちはぜんぜん大
丈夫だった。もうだいぶ前から庭には霜がおりていて、朝お弁当を作るのに野菜を収
穫しに行くと土は凍ってサクサクして葉っぱも半冷凍状態のようになていて、収穫す
るのに手が冷たくなるので、最近は前日の夕方のうちに採ることにした。
そんな寒さの中でも植物たちは枯れずに生き残っているのだから、あの生命力はたく
ましいなぁとつくづく思う。
畑だけではなく、2階ベランダのプランターに植えてあるリーフレタスも寒さのなか
成長している様子。さすがに大株にはならないけれど、葉っぱも枯れずにきれいな緑
色を保っている。このプランターも前作エダマメを植えていたのをそのまま不耕起で
雑草もそのままで苗を植えつけたのが成功しているのだった。リーフレタスは畑だと
小さいうちにナメクジ類に食べられてしまって、いつの間にかなくなってしまうから
プランターのほうがうちには向くなぁと思った。
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1月17日 晩秋になっても枯れずに頑張っていたタカノツメも、先月ついにすっかり枯れた。
ついていた実はみんな赤くなるだろうと思っていたけれど、結果的には成長している
ときのようにまっ赤にならずオレンジ色っぽい状態で枯れたものや、緑色のままのも
の、またオレンジがかっていて途中から緑色が残っているものなどがある。
オレンジ色のものでも使えそうなものは採ったけど、その他のどうしようもない実と
枝(葉っぱはもうとっくに何処かにいってしまった)、そして根を抜いたものなどは
今ニンニクの植わっているところにまいた。ニンニクの前作はタカノツメと同じナス
科のトマト&ピーマンを植えていたので、ここで土に返ってくれれば問題ない。
残った10号鉢の土は全部他のバケツに空けておいた。この土はどうにかするとして
昨年のバケツの田んぼで余っている土がたくさんあるので、この土を10号鉢に移し
てまたタカノツメを育てようかなと思っている。結局300本以上の実が105円の
購入苗から収穫できたんだもの。肥料も自家製だし、けっこうお得。
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1月12日 きょうはカリフラワーの残り1つとキャベツを収穫した。
いろいろ本を読んでいると自然にあるもので害虫忌避になるものを実践しているとい
うのがあって、あまり大変なものだとできないけれど、簡単にできるものだったら何
でもトライしてみようと思っている。
その1つがミカンの皮。今年は例年よりもあまりミカンを食べないけど、この前生協
で買ってきたミカンの皮を細かく切って乾かしたものを実梅のミナミさんと高田さん
の下にきょうもバラまいた。柑橘類の皮には殺菌作用があるそうで、あまり多量に堆
肥などに混ぜると微生物まで死んでしまうんだとか。でも、そんなに多すぎる量でな
ければ微生物には害はないし、でも病害虫などには効果があるのか、以前母が「TV
を見ててやってたんだけど、お百姓さんがミカンの皮の乾燥させたものを畑にまいて
無農薬で野菜を作ってるってやってたわよ」という話があり(私は見てない)、生協
のミカンだったらワックスや農薬もそんなにかけてないだろうからやってみることに
した。畑にまくにはそんなにたくさん皮もない状態なので、とりあえず毎年アブラム
シもやってくる実梅の木で実践。その他今現在株元に植えてあるニンニクも実はそう
いう効果も少し狙っている。
畑のほうは”ウネとウネの間にコーヒーカスの乾燥させたものをまいてアブラムシの
予防をしている”という話が農文協の本に書いてあったので、こちらのほうのコーヒ
ーのだしがらはたくさん出るので、畑のウネ間の通路のところにまいている。どちら
にしろコーヒーカスは肥料としても役立つので、悪いはずはない。
まぁ、こういう自然農薬のようなものは私の経験ではやはり絶対的な効き目はないと
思うのだけれど、でもこういうラクチンなのだったら無理なくできるし、効果が少し
でもあれば有難いし。
◆◆◆
1月 9日 おとといの夜の雪も被害もあるほどではなかったし、ほっとひと安心。
そろそろ畑のキャベツを食べようかと、きょうの夕食はロールキャベツにすることに
して、午後収穫した。今年のは不耕起で肥料もあまり多くやらなかったりしたので小
さめ。カリフラワーやブロッコリーはリッパな大きさになったのになぁ。まぁだんだ
ん土もよくなってくるだろうし、来年はもう少し大きめになるかな。
残り1つのカリフラワーの葉っぱはくた〜となりっぱなしで、生き返らないからこち
らも早めに食べなくっちゃね。その他の畑の野菜も昨年実家の両親やお世話になった
方々に差し上げてだいぶ減った感じだが、まだまだ2人で食べるにはじゅうぶん。
うかうかしているともう春近くなって、トウ立ちしてしまったらもったいないもの。
春がそんなに遠くないというのは実梅のミナミさんの小枝のツボミがなんとなくどん
どんふくらんでいくのでわかる。暑いののほうが苦手だけど、あんまり寒いと朝がつ
らいよぉ。
◆◆◆
1月 4日 やっときのうくらいからのんびりでき始めて、きょう午後ひさびさに庭に出てみた。
先日の強風の影響でバケツがとんでもないところに飛んでたり、残り1つのカリフラ
ワーの葉っぱがくた〜となってたり。雨もずっと降ってないから土もだいぶ乾いてい
て、全部じゃないけどブルーベリーの鉢と実梅のミナミさん、高田さん、温州みかん
の株元&玉ねぎのウネにジョウロで水をまいた。どうせなら…と、最近は使ってなか
ったニンニクを漬けこんでいた木酢液を500倍に薄めた水をまいてみた。
ミナミさんは小枝についていたツボミがなんか前よりもふくらんだように見えて嬉し
い。高田さんはあんまりそんな気配がないけど、まだ実をつけてくれないのかなー。
台所の生ゴミもそろそろいっぱいになっているので、2つあるうちの自家製生ゴミコ
ンポスタの1つを西庭の端に置いてある生ゴミ堆肥保管所(発泡スチロールで作った
簡単な箱)に全部移した。これでまた1から新しい堆肥づくりを始めようと思ったら
落ち葉のストックがあんまりなくて、明日あたり三代王神社の境内に取りに行こうと
思っている。キャベツは2つくらい食べられそうなものができているが、キッカケが
なくてまだ収穫していない。不耕起のキャベツの味はどんなんだろう。気まぐれにキ
ャベツ類畑に自家製生ゴミ堆肥をバラまいておいた。
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