2000年8-9月植物日誌


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9月29日 バケツの稲の天日干しは27日まで。きのう、きょうとバケツの稲の脱穀(籾を穂
      から外す)作業をした。秋はけっこう雨が多いのだけど今年は例年よりも天候に恵
      まれて、満足できる天日干しができたように思う。脱穀は毎年の作業でちょっとめ
      んどくさいが、この次の籾すり作業はもっとめんどくさい。出た稲穂の茎?は昨年
      までは生ゴミ堆肥のコンポスターに入れていたが、今年はニンジンや大根の株元に
      敷ワラに敷いた。ニンジンはこの前作ったのはけっこう乾燥があったのか、裂根に
      なってしまったし気を付けねば。籾すり後に出る籾殻も今年は畑にまくとしよう。
      こういう繊維質の植物殻はよい土を作るためにはなかなか効果があるみたい。  
      雑草でもイネ科のものは嫌われ者だけど、敷ワラにすると思うと他の雑草なんかよ
      りはずっとよく思えてくるから不思議。今、ショウガの株元にびっちり敷いている
      草もほとんどがイネ科の雑草だもの。雑草もさまさま。自然さまさま。     

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9月25日 朝からニンニクの植えつけ。もちろん不耕耘。今年のウネは昨秋冬がキャベツ類、
      今春夏がトマトで、それらの根を残して土の養分にしてあるから、今年は先日まい
      た草木灰以外は肥料を入れずに育ててみようと思っている。いわゆる自然農風。 
      一般に早めに植えつけ過ぎると冬までに大きくなりすぎて寒害を受けやすいみたい
      だけど、無肥料栽培の自然農では生長がゆるやかなので、遅植えすると生育も遅れ
      てしまうんだとか(徳野雅仁さんの本による)。昨年は肥料を入れて10月初旬に
      植えつけたから大して変わらないような気もするが、心持ち1週間くらいは早めに
      植えてみようと。また、自然農風栽培を試みようと思ったのは「無肥料栽培では腐
      りずらく日持ちがいい」というのだ。今年収穫したものは雑草などは生やしっ放し
      でも耕耘してから植えつけたからか、収穫して束ねて吊るしておいたのに少し自然
      に腐ってしまったのが悔しかった。うちはニンニクの消費量が多いんだもん。  
      ウネ上にはまだトマトやバジルなどの根つき茎の残骸があって、それを避けるよう
      に今年6月に収穫したニンニクの球を1つずつバラして株間15cm、条間20〜
      30cmくらいに合計80株。広いウネなので、けっこう植えられた。他には温州
      みかんの株元に5株&実梅の木ミナミさん株元に6株&高田さん株元に5株。  
      パーマカルチャーの本には3年以上植えておくと、いっぱい増えて年中収穫できる
      と書いてあり、試してみるのもおもしろいと思うが、我慢がきくかどうかが問題。
      2年だけでは球が大きくなるだけだって、とあるMLで誰かが言ってた。    
      今朝はいただきもののブルーベリー苗6株が宅急便で届いた。お言葉に甘えて、さ
      し木したものをいただいたのだけど、到着してダンボールを開けてみたらすごく立
      派な苗でびっくりした。これは最初にタキイから購入した苗よりもずっと大きくて
      元気で立派!。早速酸度不調整のピートモスで少し大きめの鉢に植え替えた。うち
      1つラビットアイ系のティフブルーは南庭の一等地に地植えもしてみた。    
      あとは実生のビワの木と、観葉植物のベンジャミンの植え替えもした。     

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9月22日 夕方、数日前に茎の地際を切って整理しておいた前作トマトのウネに次作のニンニ
      クのための草木灰を1袋全部まいた。もうそろそろ植えつけ時期。このウネはけっ
      こう広いので、かなりの株を植えられそうだなー。他にはキャベツ類のウネに追肥
      に自家製生ゴミ堆肥を土の上にバラまいておいた。今までは追肥は穴を掘って埋め
      て…というふうにやってきたが、自家製生ゴミ堆肥はぼかし肥のようなもので、土
      をけっこう入れて作っているので、このちょっと手抜きの方法でも大丈夫なはず。
      追肥は他に10号鉢に植えてあるタカノツメにも少し与えておいた。このタカノツ
      メ、もうだいぶ収穫している。数えてみたらこのたった1株で、今の時点で180
      本もの実を採っている。まだまだ花は咲いていて、肥料やお米のとぎ汁をあげてい
      るのがいいのか、青い実をたくさんつけていて、まだまだ収穫できそうな気配。 
      トマトのウネに一緒に植えつけたピーマンは場所的に大きな柿の木の日陰になりや
      すく、今年カメムシの被害にあってほとんど採れなかったが、鉢に植えておいたほ
      うがたくさん収穫できるっていうのも、なんか皮肉な感じ。今年6月に収穫したニ
      ンニクと、先日剪定した月桂樹の葉とともに冷蔵庫の側面にぶら下げていると、自
      家製香辛料の気分はイタリアン。あと香辛料は晩秋にショウガが収穫できる予定。

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9月20日 庭先のヒガンバナの花がきょう咲いていた。ちゃんとお彼岸の初日に咲くとは律儀
      な。あとは実梅のミナミさんと温州みかんの間に植えておいたハーブのタンジーの
      花もはじめて咲いた。学士さまのボタンという名前があるそうだが、そんな感じ。
      ここ数日は晴天が続いていて、先日刈り取ったバケツの田んぼの稲も天日干しをし
      ている。稲刈り後は毎年雨続きであまり天日干しができないことが多いので、もう
      ちょっとこの秋晴れが続いてのほしい。ちゃんと防鳥除けの網も掛けてあって、ス
      ズメ対策は万全なのだ。あとはちょっと面倒くさい脱穀&籾すり作業を残すのみ。
      きのうは玄関脇に植えてある月桂樹の剪定をした。葉先はけっこう虫に食われてい
      たが、うちで使うにはじゅうぶんすぎる量のベイ・リーブスがとれた。     

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9月15日 きょうはバケツの田んぼの稲刈りをした。少し前から防鳥除けの網の外からみても
      稲も黄金色に色づいていていつやろうかと思っていたが最近は雨の日が多く、きょ
      う晴れ間がのぞいていたので、毎年恒例のキッチンバサミでの稲刈りだ。    
      干すのに2束にわけて、ついでに稲穂の数を数えてみたら336本あった。バケツ
      は今年は7個。これから干して脱穀&精米して今年はどのくらい食べられますか。
      コマツナ、コカブ、春菊、大根の2回目の間引きをきのう&きょうにわたってした
      。カタツムリ&ナメクジは相変らず多くて、毎日のように探して捕殺しないと野菜
      の食われ方が他の小さい虫と違ってすごい。しかし、そんな中でも購入苗のカリフ
      ラワーだけは他のキャベツ類とくらべてみても食われ方が少なく、やはり市販苗は
      育苗中に農薬をたくさんかけるんだろうなーとつくづく実感した。       

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9月 7日 ここ数日の秋雨のお陰で、4日にタネまきした野菜のうちホウレンソウ以外、コマ
      ツナ、コカブ、大根、春菊はもう芽が出ている。早いものは子葉も開いていて、タ
      イミングとしてはちょうどよかった。                    
      きょうは午前中に2階のベランダに置いているプランター(前作エダマメ)と南庭
      に置いてある肥料袋(ニガウリを終えたばかり)に余っていた芽キャベツの苗を植
      えつけた。これらプランター内の土も耕さず入れ替えず、軽く雑草を取り、生ゴミ
      堆肥を端のほうに埋め込んで植えつけただけ。昨年もこの方法で芽キャベツ1株プ
      ランターで育てて、けっこう採れたんだった。タネをまいて育苗していた芽キャベ
      ツはもう、けっこうポリポットの中が根でいっぱいになっていた。これで芽キャベ
      ツ5株。けっこうお弁当なんかにも重宝するのよ。              
      トマトはあと1個青い実がついているので終わり。もっと実がついてたけれど、な
      んか虫食いとかで食べれないなーと思ってたら、自然に知らずのうちに実が落っこ
      ちていて、まぁいいやって。3本あったうちの2本を今朝地際で切って、次作に備
      えた。トマトはたらふく食べさせてもらいました。数を数えようと思ってたのに忘
      れちゃった。ごちそうさま。                        

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9月 4日 きょうは午後から秋冬野菜のタネまきをイッキにした。まずは前作ニンジンの畝に
      大根とコカブのタネをまく。大根はこのところ作っていなかったので、ひさびさだ
      けど、コカブは毎年の常連さん。この畝は7月下旬に米糠をまいておいたので、肥
      料も少なめにした。次に前作キュウリの畝に春菊と日本ホウレンソウ。春菊は来春
      までお鍋にお弁当の野菜に活躍する予定。残り、前作がエダマメの一番東側の家よ
      りの畝にコマツナのタネをまく。それぞれ雑草を軽く鍬で除草し、耕さずに表面を
      レーキでならしてタネをまいただけ。前作キュウリの畝などはキュウリは根を抜か
      ずに地際で切っただけだったのに、もうすっかり茎のカタチも残っていなかった。
      あとキャベツ類の畝に新たにキャベツを2つ植えつけた。これで9株。あと2〜3
      株植えつける予定。タネまき後はジョウロで水やり、明日は雨だって天気予報で言
      っていたので、当たったらちょうどいい。                  
      あーちなみに肥料はみんな全体に混ぜ込むのではなく、キャベツ類は植えつけ予定
      場所に穴を掘って自家製生ゴミ堆肥をシャベルで2杯入れてから土をかぶせて植え
      つけた。他の葉ものは株と株の間に薄く溝を引いて同じく自家製堆肥を入れた。 
      自家製生ゴミ堆肥は生ゴミコンポスターで作っているのだけれど、ある程度生ゴミ
      を投入したら寝かせておくための生ゴミ堆肥保管所も発泡スチロールで作ってある
      。これは底をみんなくり抜いて、側面にもカッターで空気が入るような穴を開けて
      雨が入らないようにフタをかぶせてある。フタは強い風が吹くとどっかに飛んでい
      ってしまうので、レンガ3つくらいで押さえてあるのだ。キャベツ類植えつけ前ま
      では全体の高さの3分の2くらいまでびっちり堆肥が入っていたのに、きょう現在
      だいぶ減ってきた。足りなくなると不安なので、今生ゴミを投入してるコンポスタ
      ーの1つの中身を夕方袋にあけて堆肥確保に備えるのだった。こうやれば市販の堆
      肥買わなくてもいいし、お金かからないでいいや、と自己満足。        

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8月29日 放りっぱなしだったのは畑だけではなく、バケツの田んぼも。多少お米をスズメに
      食べられているのもわかっていたけど、まだ黄金色に頭を垂れていなし、大したこ
      とはないだろうとタカをくくっていた。が、しかーし!、けっこう食われているの
      よー。まだ中身がやわらかくて、実ってもいないのにー。対策にきょう自転車でホ
      ームセンターに行き、寒冷紗風の防鳥布を買ってきた。網ではあいている隙間から
      食べられてしまいそうだし、キラキラテープも昨年も効果がなかったので、もうこ
      れしかないっていう最後の手段。これではどうやったって稲には届かないだろう。
      ホームセンターでは草木灰とクンタンも購入。そして入口にはキャベツ類の苗が並
      んでいて、思わずカリフラワーの苗(57円+税)を2つ買ってしまった。カリフ
      ラワーは育てたことがなくて、ちょっと難しそうかなと思うけど、がんばってみよ
      う。帰宅後早速、この前ブロッコリーとキャベツの一部を植えつけたウネに苗を植
      えつけた。うちにくさるほどあるローズマリーを少し剪定して、その枝をキャベツ
      類畑の作物のまわりにバラまいておいた。決定的な効果は期待できないが、ローズ
      マリーはヨトウムシが嫌うと聞くので、それを期待して。指定規で計ったら、この
      ウネにはキャベツをあと5株植えつけられそうだ。              
      ホームセンターに出かける前に、とあるHPの種苗交換ページでお願いしたら北海
      道の人が送ってくれたミョウガの地下茎を家の北側の庭(日当たり微々たるもの)
      に穴を掘って植えつけた。肥料もいちおう心ばかりを入れておいて、来年新鮮なミ
      ョウガがとれることを願って。畑のニンジンの本葉もだいぶ大きくなってきた。ニ
      ンジンはまだ肥料をあげていなかったので、株間に溝を掘ってもらいものの有機肥
      料を入れておいた。あの、甘いニンジン天ぷら早く食べたい。         

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8月27日 ここのところ絵に一生懸命で、畑は放りっぱなしだった。そんな間に畑は見事に雑
      草の海。昨年までは雑草が小さいうちにこまめに抜いていたのだけれど、今年から
      は自然農もどきの不耕起栽培をしてるので、ちょっとくらい雑草が生えていても余
      裕で見ていたけれど、この状態はあまりにも…というくらいになってしまった。 
      いくらなんでもこのままではそろそろタネまきや植えつけの障害になると思い、描
      いていた絵も昨夜遅く仕上がったことだし、お義父さんの持っている専用カマ(先
      に小さいカマがついていて柄が長く、立って作業できるのでらくちん)を借りて午
      後から雑草取りにとりかかった。取っても取ってもあるすんごい量。刈り取った雑
      草は畑の隅に山積みにしていて、これが茶色く枯れたら敷き草にする予定。   
      雑草を取ったあとをならし、きれいに土が見えた前作トウモロコシのウネに植え穴
      を掘って自家製生ゴミ堆肥を入れ土を戻して、育苗していたポリポットのブロッコ
      リー3株&交配種のキャベツ2株を植えつけた。キャベツはもっと植える予定だけ
      ど、今年は育苗中にカタツムリやヨトウムシの被害にあって、ちょっと不調。  
      とくに在来種のキャベツは食べてもおいしいのか間に合うかちょっと心配。   
      南庭(前作エダマメ)にはやはり育苗していた芽キャベツを3株植えつけた。昨年
      実が大きくならないとさんざん日記で文句を言い、”来年からはやめよう”と言っ
      てたんだけど、結局終わってみるとけっこうな量を食べれて、やめるのをやめた。
      もうそろそろトマトも終盤っぽい。きょうはトマト最後のあがきとばかりに、5個
      も収穫できた。お尻の黒いトマトは、まだ小さいまま赤くなって(やはり生理障害
      で大きくなれないのかな)、きょう収穫して、黒いところだけ取って食べた。やは
      り病気ではないから味は他のトマトと変わらなかった。            

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8月22日 18日の日記で書いたトマトのお尻の黒いのは、T&Fさんからメールをいただき
      やはりカルシウム欠乏だと判明。うちのはトマトは3株あるんだけど、その真ん中
      のが実が黒くなっていて、おまけに下葉のほうが黄色くなっていた。これはマグネ
      シウム欠乏なんだって。病気ではなく生理障害で、症状が出てしまうと、回復は難
      しいんだって。もー今年はこうなっても諦めなきゃいかんってこと。う〜〜。  
      対策としては作付け前に苦土石灰を十分やることだそうで、今年はじめにも与えた
      つもりだったけど、足りなかったのかも。足りなかったんだろうなー。     
      来年は気を付けて、それなりに十分まこうと思った。             
      やはりT&Fさんにアドバイスをいただいてピートモスに植え替えたブルーベリー
      は少しは新葉が出てきた。植え替え直後はそれまであった葉も落ちるような状態で
      死なないでーと見守り水を与えながら、やっとここまできた。         
      ティフブルーのが葉の数が多いが、葉の先が少し黄色っぽくなっていたりもする。
      ホームベルのほうは葉の色が悪くなっているということはないけど、葉の数が少な
      い。まー死なずにすんだだけでもよかった。このまま、しばらく鉢で育てよう。 

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8月18日 夏野菜もだいぶ終わったが、トマトはまだ食べられそう。トマト大好き!!   
      でも、最近全部ではないが、トマトの実の花落ち部分が黒っぽくなっている。  
      硬くなっていて、別に腐っているふうではないが、”トマトの尻腐れ”というのを
      見た憶えがあって、本をパラパラめくってみた。土壌のカルシウム分が欠乏すると
      ”トマトの尻腐れ”が起こるというふうに書いてあったけど、カルシウム欠乏は同
      時に”先端部(若い葉)の生育が阻害され、黄化し萎縮する”とあって、でも、う
      ちのトマトの先端部分はぜんぜん元気で、原因がよくわからない。まぁ、このまま
      様子を見ようと思うが、これって病気っていうのとは、また違うのかしらねぇ。 
      知ってる人、前にこんなふうになった人がいたら、メールで教えてくださいっ!!
      黒くなってる部分だけが問題ならば、赤く熟して食べるときに、そこの部分だけ取
      ればいいだけだもんね。                          

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8月15日 ニンジンも芽が出揃ってきて、本葉もちらちら出てきた。トマト下に植えてあるス
      イートバジルは毎日花芽を摘まないとどんどん花が咲きそうで、けっこうめんどく
      さい。これも植物の子孫を残そうとする本能なんだろうなぁ。         
      バケツの稲も穂がどんどん出てきて花盛り。                 
      7日にタネまきした野崎中生甘藍はぽつぽつ子葉も開いてきた。やはり新しいタネ
      は芽も出るのも早い。前にタネまきしておいたブロッコリーが小さいポリポットの
      中は根が密になってきそうで、今朝ブロッコリー3株&芽キャベツ1株&交配種の
      キャベツ1株を少し大きめのポリポットに植え替えた。ブロッコリーはこの3株で
      畑行き決定。残ってたもう1つはあまり生育がよろしくないので今回廃棄した。 
      芽キャベツは他に6株あるが、まだ根は余裕があったので、もう少し先にしよう。
      この7株のうちから畑行きは4株の予定。生き残りたかったらがんばろう。   
      もー立秋も過ぎて、キャベツ類の植えつけ場所もそろそろ準備をせねばと思ってい
      るのだけれど、絵のほうが忙しくてなかなか手が出せない。今予定地は雑草の海と
      化している状態。まぁ植えつけるときは穴を掘って、肥料を埋め込んでというふう
      にするから、間近でも大丈夫かな。まだまだ暑いし、もう少し先にしたい…。  

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8月 9日 ここ数日東京で夕立があったというニュースを聞けても、ここ幕張では、まっ黒い
      雲が通りすぎるだけで、ちっとも雨が降らなかった。毎日夕方この前ニンジンのタ
      ネをまいたウネにジョウロで水をあげるのが日課になっていた。その努力の甲斐あ
      ってか、昨日あたりからポツポツ芽が出始めた。昨年暮れにニンジンのタネをまい
      た後はなかなか芽が出てくれず、成育も遅れてしまったのでホッ。この前とれたニ
      ンジンはけっこう裂根のがあって、先日本を見ていたら、やはり乾燥しすぎによる
      ものだとか。今後は気を付けねば。きょうはやっと!幕張も夕方雨が降ってくれ、
      水をあげる手間がはぶけた。夕立は毎日あってくれてもいいんだけどなぁ。   
      そして今朝、ふとバケツの田んぼをのぞいたら、7つあるバケツのうちの2つに穂
      が出ているのを発見。そろそろじゃないかと思ってたんだー。でも、これがスズメ
      との闘いの日々の始まりなのであった。                   

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8月 7日 昼すぎ買い物から帰ってきてポストをのぞいたら、先週の金曜日にFAXで注文し
      た在来種のタネがもう届いてた。はや〜い。お昼を食べるのも後回しにして、早速
      キャベツのタネまき。畑の予定地を手定規で測ってみたら、昨年よりも多く植えつ
      けられそうで、予定としてはキャベツ&ブロッコリーを合わせて10〜11株くら
      い。前にタネまきしてた交配種のキャベツの芽がやっとちょびっと出ていたので、
      それは4鉢くらいあって、新たにミニミニポリポット9鉢に”野崎中生甘藍”のタ
      ネをまく。芽がすっかり出ていたブロッコリーはミナミさんの下に置いておいたら
      (日当たりがよかったので)、虫にかじられたような跡があったりして、しょうが
      ないので縁台の上に移動させた。芽キャベツが一番タネまきも早かったので、成長
      も一番乗りって感じ。芽キャベツは在来種ってないのかなー? まだまだタキイの
      交配種のタネがあるからいいんだけど。                   

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8月 5日 四葉キュウリの苦味は結局とれない感じで(追肥にタキイの有機液肥&うちの生ゴ
      ミ堆肥を与えたけど…)、お弁当に入れても苦いし、このまま苦いんじゃあまり食
      べたくないし、秋まき野菜の準備もしたかったし…っていうことで、きょうでもう
      キュウリはおしまいにすることに。キュウリの茎の地際をハサミで切り、支柱とキ
      ュウリネットを外した。残った茎葉はウネの上で乾燥させて、次作の敷草にする予
      定。ツルを整理していたら、大きくなりすぎた実がけっこうボコボコあった。これ
      はそのまま残さとともに畑に放置して、タネが土で眠って、来年芽が出てきてくれ
      ないかなー。あーでもまだ8月上旬なのにねー、まーだいぶ食べたけど。でもトマ
      トはいくらあってもちっとも嫌にならないのに、キュウリは食べ続けるとけっこう
      飽きる。賞味1ヵ月ちょっと食べたってことか。来年はちゃんと早めに追肥を与え
      るようにしようっと。                           
      先日タネまきしたキャベツはやはり、なんか発芽がよくない。このままじゃぜった
      い嫌だー、ぜったいキャベツ食べたいもん!と思い、きのう夕方、在来種の種子を
      扱う”芽ぶき屋”さんに在来種のキャベツ(”野崎中生かんらん”という品種)の
      タネの注文をFAXした。来週には届くと思うので、タネまきし直そうっと。  
      キャベツは交配種がほとんどで、そういうのはもう化学肥料や農薬を使うという前
      提でタネの開発をしてるから、有機質肥料だけじゃうまく育たないという話も聞く
      ので、この品種はけっこう栽培が楽しみ。                  

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8月 3日 10号鉢に植えてあるタカノツメは花がもう咲き終わり実をいっぱいつけている。
      そろそろ一部赤く色づいてきた。これは剪定というか、枝を整理するのはほとんど
      してなくて、育てっぱなし状態。肥料はちゃんと追肥もうちの生ゴミ堆肥をあげて
      いる。畑のほうのピーマンは場所的に日当たりがイマイチ(でかい柿の木があって
      その陰になってる。)で生育もいま1つなのに対して、このタカノツメは日当たり
      のいい南側の庭に置いているせいか元気いっぱい。土の容量よりも日当たりのほう
      が重要ということか。少なくとも、タカノツメは鉢植えで十分みたい。     
      先日家族と話していて、畑の作物で店で買ってくる(おもに生協が美味)のと味の
      差がすごくあるのと、まぁまぁうちのがおいしいっていうのと、おいしいけど前記
      のに比べるとそれほど変わらないのとあるね、という意見をまとめた。     
      絶対作らなきゃあの味は譲れないってくらい美味なのがエダマメ&ニンニク&トマ
      ト&キュウリ&キャベツなど。その話が出たのは、今トマトを作っている場所で来
      年サトイモを育てようと思っていると言ったところ「サトイモなら、そのぶんエダ
      マメやスイートコーンが食べたい。」というリクエストがあがったため。    
      サトイモは栽培期間が長くて、夏野菜のおいしいのの栽培期間と重なってしまうし
      去年作ったのにそれほどの収穫量がなかったからね。サトイモやショウガはあまり
      日当たりのいい場所はもったいなくて、半日陰の場所なんかはぴったりなんだけど
      。今後検討を重ねたいところ。                       

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8月 1日 きのう西側の畑のエダマメ&スイートコーン&ニンジンを全部とり終わって、畑の
      風景もだいぶさっぱりした。                        
      スイートコーンの株は地際から切り、根を残してある。いっぱい生えていた雑草は
      少し大雑把に抜いてウネ上にかぶせてある。乾いて茶色っぽくなったら、ショウガ
      のウネに敷き草に置こう。緑緑している草はあまりたくさん作物のところに置くの
      はよくないという意見もあるので、念のため。このウネの次はキャベツ予定。  
      ニンジンはあと5本残っていて、全部畑から抜いて、その後の作物のために米糠を
      まいた。雑草は少し根を残してあって、ニンジン葉も土の上にそのままある。畑の
      まわりの草を刈ったので、その青々した草はこのウネ上に並べておいた。    
      エダマメの後作はニンジン予定で、ニンジンは根菜だからエダマメや雑草の根を残
      しておくと股根になりそうなので、みんな抜いて移植ゴテで軽くかき混ぜ、草木灰
      を土と攪拌しておいた。ニンジンは7月下旬にタネまきしようと思ってて、でもこ
      のところずっと風が強かったので頃合を見計らっていたけれど、あまりに風もおさ
      まらないので、きょうとうとうタネまき。きょうもまだ風が強いが。肥料はまだ入
      れずに、芽が出始めたら条間にうち特製の生ゴミ堆肥を入れようと思っている。 
      先日タネをまき直した芽キャベツ&キャベツ&ブロッコリーはキャベツ以外は子葉
      が開いてきた。キャベツは少し遅れていて、今朝見たらやっと芽が動き始めてたの
      で、ようやく安心。うちのキャベツはブロッコリーよりも絶対食べたいのだ。  
      お隣りのお義父さんの畑は、お義父さんが歳のせいかあまり畑に情熱?を持てなく
      なったようで、最近はお義姉さんの旦那の畑になりつつある。         
      でももう何年も化学肥料中心でやってきたせいで、ほとんどの野菜が最近はあまり
      うまく育たないふうなのがうちの2階の窓からよく見える。毎年お義父さんの畑で
      はイチゴを作ってて、おこぼれに預かっていたのだけれど、今年はやる気がないの
      か子株の繁殖もしてないみたい。この前会ったときに「いるのなら、もうそろそろ
      子株をとる時期」と言われて、うちの畑でもイチゴを育ててみようかなーと思って
      いる。で、きょうお義父さんの畑のイチゴのウネを見に行ったら、このところの晴
      天続きで株がだいぶ枯れてあまりいい状態とはいえなかった。         
      でも、買うとけっこう高いしなー。今年はこれでやってみるか。        


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