GLOPTINの庵
ようこそココは、日夜求道的な音楽活動(修行)をしている、修行僧GLOPTINの庵です。
GLOPTINが修行中に考えたこと、思ったこと、悟ったことを書きとめておきます。
立ち寄った際に読んで頂けたら幸いです。

其の41〜50

其の41「らせん」・其の42「御無沙汰」・其の43「虹と夕日」・其の44「2タム」・其の45「アキバ」
其の46「頭内情報漏出(2000年秋口バージョン)」・其の47「登山口」・其の48「共通項」
其の49「今年の抱負(スタジオ編)」・其の50「ぐだぐだ21世紀」     


其の50「ぐだぐだ21世紀」
(以下の文は5月頃書いたと記憶しております)
なんだか久しぶりのGLOPTINの庵。
さて、私は今まで何をしていたのでしょうか?
答え)レコーディングに明け暮れ、練習に明け暮れ、修行にいそしみ、CDをリリースし、ライブを見に行ったり、ライブをしたりしていました。
なーんだ、以前と変わらないじゃん。
確かにその通り!以前と変わっていません。だけれど、すっごいなんですよ。密。
過密なんでしゅよ。
ここ一ヶ月以上日曜日はレコーディング作業をしています。

って、まだ書いてる途中です、見ないでって(笑)
あー、はずかしい。
(以下の文は7月始め)

って、7月現在、未だ更新されず!
おいっ(笑)>自分
ちなみに、日曜レコーディングは当たり前のようにやっています。慣れました。
今は、平日も出張レコーディングしてます。
考えてたり、思うことは沢山あるよ!
また今度ね、ちゃお〜
(以下の文は気まぐれで始めてみました)
7月18日(いきなり日記)
そうそう、昨日は西荻のリンキーでO-neのレコーディングだったのですが、見ちゃいました。イナガワジュンジげなものを・・・・
スタジオに入ってからO-neからここ幽霊出るんだよーと言われたのですが、あまり気にしていませんでした。で、レコーディングしてる最中スタジオ内にある階段の踊り場に黒い影がちらついました。みてんじゃねーよ!とも思ったのですが、悪さする感じではなかったので、ほっときました。で、みんなには内緒にしていました(笑)。だって、時間がもったいなかったんだもの。
ちなみに、私は事故現場を演出する幽霊達を見たことがありました。飛騨高山に向かう峠の頂上のトンネル入り口で、トレーラーが横転している事故がありました。10人ぐらいの作業員が事故処理をしていました。車で気ままに走っていた私は宿を探していたので、車を誘導してる人に宿の場所を聞いても無視するばかり。「きこえますか〜?」と尋ねても無視。まあ、いいやと車を走らすとバックミラーにはさっきまで光って作業していた車の点灯ランプは消えていた。つまり後ろのトンエルの入り口はまっくら。誰もいない。
あれ〜?、と思った。あんな事故なのに警察の車が一台もなかったのでした。まさか、ゆうれい(笑)。なんて思って5年ぐらいは経っていたのですが、職場の後輩がそこの近くの学校に通っていたので聞いてみると、そこは高確率で幽霊が見れるスポットだったらしい。なーんだ、そういうわけか!疑問が晴れてスッキリしたGLOPTINでした。

とりあえず、更新してみました。
次はいつ更新されるのかは知りません。


其の49「今年の抱負(スタジオ編)」
なんだかボヤボヤしてるうちに年が明けてしまった。今回の年越しは世紀越えでもあったわけでした。
そんなわけで21世紀に突入してしまいましたぁ!
なんだかスゴイですよね?・・・・・よく分からないですが(笑)


そーゆーわけで、今回は今年の抱負をちょっと・・・
今年もゲシゲシ頑張ります、GLOPTINにイタリアにFlange Houseその他諸々とオルタナ・インディの草の根運動に精を出したいと思います。
で、今一番上り調子というか盛り上がりをみせているのが、Flange Houseスタジオ関連。
今年は去年に比べレコーディングの予定が入っています。しかもジャンル、音楽の傾向もバラバラでエライ事になっています。

私は、あのスタジオはFlange Houseの活動にとって、いや、オルタナ・インディーシーンの大きな武器になると確信しています。
と、いうのも・・・・・・・
まずは自宅スタジオということ。
時間とスタジオ代のストレスをバンドから無くしてレコーディングできます。こうすると、自然と良い演奏状態で録音できます。
つぎに、スタジオ特異の音響。
広くて天井も高い。板張りでしかも吸音を施していので当然音が生々しくなります。
デッドでとって、あとで加工するというエフェクト技術が発達・浸透していても天然物にはかないません。
Flange Houseでは全ての音が非常にアコースティックになります。
(裏返せば、あまり機材依存バンドには向いていません)
最後に、へたくそなエンジニア付き(笑)
いやや、精進します。
今は我慢して下さい(笑)。

今年はFlange Houseリリース音源のみならずいろんなバンドをレコーディングしてみたいと思います。
んで、そうすることで録音したバンド、リスナー、レコード屋さんなどにイイ刺激を与えることができたら本望です。


というわけで、今年の抱負(スタジオ編)でした。
皆様、今年もどうか宜しくお願いします。

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其の48「共通項」
最近思うことがあります。いろんな音楽がありますよね。ロックだとかジャズだとかクラシックだとか民族音楽だとか。ロックにもいろんなジャンルがありますよね。パンクだとかハードロックだとかメタルだとかオルタナだとか。その中においてもさらにジャンルが細分化されていきますよね・・・・・
はっきり言って、どーでも良いです。こんな事。
最近いろいろライブやCDを聴いていて、必要以上にジャンルが細分化されてしまうとそのジャンル(音楽)が共同幻想でしかあり得ないことに思えてしかたがないです。さらに、その共同幻想にとらわれてる人が意外と多いんだなーと思ってます。細分化の末端にいる保守派という存在です。ライブハウスシーンにおいてもそれは見受けられるので、いい加減勘弁して欲しいです。
なにを狭いジャンル狭い人脈で凝り固まってるんだか、もっと外に向かわなくてソレで表現活動って言えるのかなぁ?そもそも音楽がアイテム、ネタ、コンパって意識なのかなぁ・・・・
別にほっとくつもりなのですが、とみに呆れています。

話は変わってGLOPTIN。
さらにプリミティブ化していきそうです。
具体的には打楽器と声を鍛え上げていきたいと思っています。
いわゆる原点回帰かもしれません。
これでますます原始的になることでしょう。
さーて、近代テクノロジーを駆使してどこまで原始的になれることでしょう?
んで、細分化ジャンルの末端にいる保守的な方にも好き嫌いは別として、妙に納得されてしてしまう音楽が出来れば本望です。
これです!
最近この事を忘れかけていたかもしれません。
ただいまGLOPTINは初心に戻りました。

これからますます孤高の人になってしまうかも知れませんが、私がいるのは末端でないはずです。
Flangeです。

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其の47「登山口」
9月29日のFlange Viewが終わり、ホッとしたのと同時に心のポッカリ感がある。
旅立つときはいつも一緒、こんな気分にさせられる。今までの充実感と、これからの不安感で心が揺らぐ。いつものことながら、少し辛い。だけども踏み越えなくては先に進めないので、迷いはない。
ひた進む。

GLOPTINの活動はカセットの委託販売から始まった。毎月売れてもいないカセットの在庫確認を店に問い合わす。だれも買わないことよりも、誰も聴いてないことで落ち込む。電話での応対も申し訳ない気持ちになり、つい気後れする。手足が生えず、床を這いずり回ってるような感じ。
ホント、今思い返してもみじめで悪夢。
でも、この砂を噛む思いをしてるからこそ、今に繋がってるのだと想う。最下点からの出発は、私に一歩も引かないこと、あきらめないことを与えてくれた。

俗世で流行ってる音楽なんかより、もっと「音楽」してる音楽を紹介したい。それによって、啓蒙じゃないけれども、知らないよりかは知っていて欲しい「音楽の可能性」を、それぞれが見つけられるような環境をつくれないだろうか? それには、もっと多くの人と会うべきで、もっと多くの人の前で演奏すべきと考えるようになった。

SHELTERの昼から始まった。イロイロと試行錯誤しながらライブをした。今想うと恥ずかしいライブもたくさんある。ホント、恥ずかしすぎてかけません(笑)。
SHELTERの方からは対バンがきついから、企画を持ってきて欲しいと頼まれた。コレがFlange Viewの始まりです。ちなみにこの話は、PAの人が助け船を出してくれたおかげなのです。

屋根裏ではホント色々な人と知り合うことが出来た。GLOPTINの音楽性のと屋根裏のオールジャンル体制のおかげで、いろいろなジャンルのバンドと対バンをした。スゴイ刺激になったし、修行にもなった。
最初はドラムだけだったけど、そのうちギターも弾くようになり、エレクトロボックスシリーズを生み出した。屋根裏のハコの雰囲気と坂口さんのオペとで、MTRに頼らないライブを目指すことが出来た。

ヘブンズではホント修行になっている。店員の殆どがハードコアだけあって、魂を見抜くことに長けている。表現を磨くには充分すぎるほど適してるハコ。ココでは何かに逃げないライブを目指すことが出来そう。

URGAは今現在出演はしてないですが、期待度は高いです。なにより、スタッフに「やってやるぜ」という意気込みが感じられます。コチラもFlange Viewを諸処の理由で屋根裏から移さなくてならなくなったので、「やってやるぜ」という気持ちでは負けてないです。
ちなみに、Flange ViewきっかけのPAの方がココにいます。


10月一杯で下北沢屋根裏のPA、坂口さんが辞められると聞いた時はショックだった。GLOPTINが屋根裏でライブをするようになって約3年間ずっとPAをしてくれてました。私の曲のイメージを理解してくれて、的確に外音を造ってくれました。もう一人のメンバーと言っても過言ではなかったはずです。ホント、感謝してます、有り難うございました。

そんなわけで、ますます自立をしなくてはならなくなったみたいです。山登りで言うと遊歩道、ハイキングコースは終わって、鎖場や痩せ尾根などが出てくる登山道に入ったみたいですね。ココからが正念場。
ふふ。がんばりまーす!
今回は過去を振り返りつつ、行き先を確認してしまったGLOPTINの庵でしたー。

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其の46「頭内情報漏出(2000年秋口バージョン)」
・Flange Viewの引っ越しがほぼ完成
>屋根裏は基本的に好きなハコ。なので、「いつかはまた屋根裏でもやりたいなー」と言うのが本音と言ったところ。でも今は仕方がない。
Flange Viewはポリシーある企画なので、妥協が出来ないところが辛いところ。が、この引っ越しがステップアップに繋がることは間違いないので、心配はしていない。早いところ内田さんと話をして、コンセンサスを得たいところである。
>あ、12月にUFOクラブでFlange Viewをするかもです。

・GLOPTIN深いところいきまーす。
>「ガンガン行くよー」ってなわけで、ガシガシ行きます。個人的にストイック度は高まってはいるけども、やる気は充分です。演奏ももっと説得力付けたいなー。
>コラボレイトももっと積極的にやりたいと思います。

・girls from italiaドラマーとして。
>あれ?タムがなくなっちゃったー!

・Flange House関連。
>秋口くらいより、シンガポールケイン/O-neのスプリットの制作に入ります。
>girls from italiaレコーディングは途中まで完成してるのですが、完全完成はもうすぐ?!
>あ、オムニバスは来年になってしまいそうです。
>あと、そろそろCDRではなくて、CD流通になるかもしれません。
>で、コレ以上一人でやるのは限界でしょう(笑)。ボランティアスタッフ募集です。

・個人的なこと
>10月1日のインド声楽の発表会に向けて練習を始めているのですが、改めて難しいと痛感。それと、あまり自分が成長していなくて愕然。でも師匠に言わすと5年でようやく半人前らしい。希望の光。
>ただいまイーピルイーピルのCDを焼きながら書いています。内堀君の歌詞が胸に突き刺さりイタイ。思わず涙ぐむ。
>ふと外を見上げると秋の空。この季節がまたやってきた。またオセンチモードにはいるのかと思うと、ちょっと切ない。まあ、やりとげてみせます。

何だかシマリがない文章ですが、久しぶりのGLOPTINの庵コレにて終了〜!へへへー。
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其の45「アキバ」
いま、秋葉原がアツい。
まじまじ、ホンキで暑い(笑)。
なぜだかアキバはエアコンかけてない店が多く、この時期に訪れると後悔しそうになります。
しかし!、この暑い思いをして買い物をするのが真の「アキバ道」なのかもしれません。
そういえば、私がアキバに頻繁に訪れるようになったのは、2年前のこの時期でした。
マニアックな人脈で形成されてる街「秋葉原」、最初はショッパイ思い出ばかりでした。
しかし、何回か訪れるにつけ自分に合ってる店を発見すると、秋葉の風景が違ってみられるようになってきました。
そう、これが「アキバ道」の第一歩。
まずは、自分に合っている店を発見するところから全ては始まるみたいです。
そうです、今回は秋葉原リポートをしてみたいと思います。


秋葉原駅周辺
電気街出口から出ると、右側には3オン3やスケートなどが行える広場などがあるが、これは邪道広場(笑)。やはり、左手より出て街頭実演販売してる方が「らしい」。ここで、おなかがが空いたとしても間違っても秋葉原デパートの食堂で食べないことをお勧めします。高速のサービスエリア並のまずさに驚きます。私の場合は、サトームセンの向かいのコンビニで買って食べています。ちなみに、外で食べるてるとサトームセンのテーマ曲がマントラの如く流れてて、いい加減イヤになります。

でもって、やはりココでは秋葉原電波会館・ラジオストアー・ラジオセンターに足を向けるべきでしょう。一種の通過儀礼みたいなモノなので、アキバ道を目指すアナタは頑張りましょう。
ココのお店はパーツ屋さんが多いです。パーツ屋さんとは電子関係のパーツを扱っていて、抵抗専門店、配線専門店、トランス専門店、コンデンサ専門店などのようにかなり細分化されています。一見初心者には訪れにくいと思われがちですが、自作キットなどを置いてる店も多く、初心者にあたたかい店が多いです。
ちなみに、私のギターに使われている発振機や、ボックスシリーズの中身はココの自作キットを専門に取り扱ってるお店で買いました。
また、ここの2階のも面白いです。山長通称の店員にナイスキャラ君がいます。内田ラジオの値段の付け方は変だと思うけど・・・・

ここではとりあえず通路の狭さと、店の変な佇まいを見るだけでも価値があると思います。あるいみ、インドのオールドデリーにある電気店の卸街を思い出してしまうほどに、変なパワーがここにみなぎっています。


ラジオデパート周辺
いわゆる、アキバ電子系のメッカとされています。
ビル4階全てが電子系です。先ほど紹介した秋葉原電波会館のコアバージョンと思っていて差し支えないと思います。やはり、パーツ屋さんが多いです。

しかし、ここラジオデパートの店の店員はおそろしく態度が悪い。悪いというのは語弊があるかもしれませんが、いわゆる玄人相手にしてるところがあって、初心者にとってはかなりの鬼門である。

私もここでさんざん泣かされました。あれは、オートパンニングを制作してる頃で、どうにもトランジスタの型番が分からないのである店に尋ねました。そうするとオヤジは私の質問には黙殺して、持っていた自作エフェクターの本を指さした。そこで私は会話の橋渡しにしようと、オヤジに本を渡しました。オヤジは熱心に本を読んでました。その間にも私はいくつか会話を試みたのですが、ことごとく黙殺。そして5分後、オヤジは無愛想に本を投げつけ返してきた・・・・ホント泣きそうになった。てんでダメっす、ナメられまくりっす。
皆さん心して近づきましょう。特に瀬田無線のパンチオヤジは要注意。客が若いというだけで、態度が激変します。ちなみに、私はここのオヤジに10円を投げつけたことがあります(笑)。一個10円の抵抗を買うときにどれしようか迷っていたら「あまり汚い手でさわんなよな!」といわれたので、思わずブチっ。気を付けましょう。たかが10円です。気持ちの良い買い物がしたいもんです。

でも、海神無線みたくすごく良心的な店もあります。ちなみに、光南電気のおじさんは人見知りが激しいだけで実はいい人だというのが先日分かりました。


秋月電子周辺
ここの通りはパソコン屋さんの通りともカブっています。でもって、電子関係のお店でいうと上記のような専門店ではなく、何でも一軒で揃ってしまう「何でも店型」の店が多いです。

代表的なところは、秋月電子、千石電子、アド電子・T-ZONEといったところでしょうか?
千石電子はパーツが豊富で、秋月電子は自作キットが豊富と考えて良いと思います。特に秋月の自作キットはすぐれモノが多いです。たとえば、今は廃盤ですがピッチシフターが1500円で作れました。ボックス3の5Hz〜5万Hzの発振部はここで買いました。しかし、ここの自作キットの制作が難しい。説明書がまったく初心者相手にしていないので、結構苦労させられました。(最初は広く流通している、ELEKITシリーズがお勧めです)
なので、秋月ではいろんな自作キットを眺めて楽しみましょう。例え作れなくても欲しくなってしまうモノは必ずあります。ガイガーカウンターや映像エフェクトキットなどはホント心惹かれます。

ところで、ここまで来たついでに電子関係ではないのですが、お勧めのお店があります。それはCDR専門店のドラゴンコンピュータです。ここは、店のオヤジが相当クセあって面白いキャラはなっていて面白いです。って、そうじゃなくて、きっとCDRが一番安く買える店です。一度行ってみることをお勧めします。ホント、ナイスキャラってかんじっす。ちなみに、ここはちょっとアンダーな香りがぷんぷんしてます。


その他
やはり路面店で繰り広げられてる、ジャンクもの・違法もの事情でしょうか?
ジャンクものでお勧めなのが、線路脇にたまにワンボックスで来るお店。どうやら盗品か、倒産したための在庫処分品が多いので、商品は新品ばかりです。しかもここのオヤジは値段の付け方がいい加減なので、意外なものが安く買えたりとかたまにします。
また、違法部門では相変わらずプレステ改造パーツや、ファミコンのソフト50種類が一本にまとまったヤツとか売ってる店もあります。
また最近ではアキバは代々木に続くアニメの聖地でもあるので、紙袋・指無し手袋系の方たちが集う店もありますが、まだ未リサーチです。
以前ドラゴンコンピュータの上にガチャポン専門店というのがあって、見に行ったら狭い店内に所狭しとガチャポンの機械が置いてありました。

うーん、まだまだありますが、今回はとりあえずここまでってカンジで!


どうでした?アキバ道は?
私もまだまだ初心者で、電気のことは全然分かりません。
でもって、実は私アキバはあまり好きな街でなかったりします!(笑)
ま、これも修行ってヤツでしょうか?
さあさ、みんなでアキバ道にハマりましょう!

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其の44「2タム」
やはり私は2タム派らしい。
1タムも試みたのですが、違うらしい。もしくは、早すぎたみたいである。
といっても、コレはgirls from italiaのお話です。
GLOPTINでは已然として筋金入りの2タム使いなのであります。
あ、そういえば最近はGLOPTINではドラム叩いてないですねー・・・って、今回はそこら辺のお話です。


私がgirls from italiaのドラマーになってかれこれ一年が過ぎました。久しぶりのバンドは、凄く新鮮なモノがありました。一番新鮮だったのは、自分以外のメンバーがいる!(笑)
これって、当たり前のことなんですが、私にとっては凄く重要な壁(試練)でした。
だって、自分以外のタイム感を持つ人と演奏するというのは、結構むずかしいもの。さらに前のドラマーは、癖アリアリの方だったので、さらにヘヴィーな試練となりました。

自分の音の居場所を作るのに、まずは3ヶ月。全員のタイム感を熟知するまでに、もう3ヶ月経っていました。そして、「ああ、だいぶこなれてきたぞ!」と、思った時点でベースのU-koさんが脱退。以降、girls from italiaは3Pバンドに変更すべく、一時ヘルパーを迎えながらも着々と準備を進めていったように思います。そして、年は2000年となり、3Pgirls from italiaの誕生となったわけでありました。

ここから、また私はgirls from italiaドラマーとして悪戦苦闘の日々を向かえるわけであります。3Pは、ただ単に人数が減っただけの問題ではなく、それ以上の問題(課題)を私に与えてくれました。
それは何だろう。今の時点でもこの課題は、文字で表現することは不可能。それは、まだまだこの課題がクリアできていないからであろう。現時点で分かってることは、4Pのドラムと同じ事は叩けないということ。フレーズもそうだし、ノリ、スタイルまでも変更せざるを得ないのだ。
4人の時は私が何もしなくても、それなりにバンドとしてのノリはあった。だから私はそれをガイドとして、ドラムを叩いていた。いうなれば、偶然的な人工クリックが鳴っていた感じ。
がしかし、3人では一人でも演奏欠けるとバンドのノリはなくなる。当たり前だけど、個々のプレイヤーにかかる負担が大きくなった。3Pというある意味普遍的な編成なんだけれど(だからこそ)、いい演奏するのはホント難しいモノだとつくづく思い知らされた。はっきりいって、今も自分のドラムには自信がない。まだまだ、今の3Pgirls from italiaに適したドラムスタイルが確立できていないと思っています。まあ、いつかは出来るという、根拠無き自信はありますが(笑)。
まあ、日々精進ってやつで頑張っていきますので、よろしくお願いしますね>レイコさん、タツオさん・そしてみなさま。


んで、冒頭の件なんですが、色々と試してそうなったものなんですよ。
たとえば一時期の1タムは、バンドの出音がスッキリしてきたので、タムを減らしてさらにスッキリさせようかと・・・・・・んで結果は、自爆。まあ、以前みたくタムを2個鳴らして、和音(?!)を鳴らすようなことはしなくなりましたです。でも、自分的に今はまだ2タムなんだと思います。理由は良く分からないですが、体がそう申しています。
ちなみに、最近GLOPTINでドラムを叩かなくなっていたのも、実は3Pgirls from italiaのドラムに専念したかったからなのでした。あまり器用な方ではないので、こうでもしないと両立できないのですよ。
しかーし!、ちょっとはGLOPTINの方でも叩いていた方がイタリアには良いみたい、というのが最近分かったのでそろそろGLOPTINの方でも叩くかもしれません。
ホント、ドラムって難しいですね。って、私が不器用なだけか(笑)

そんなわけでして、今現在、イタリアのレコーディング作業も快調です。
早くみなさまにはお聞かせしたいものです。
自分で言うのもなんですが、かなりイケてます(笑)。
乞うご期待!
というわけで、宣伝もしちゃったりして・・・・・

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其の43「虹と夕日」
最近よく知り合いのライブを観に行く。人のライブを観るのはホントに好きだ。何回も観てるバンドでさえも、見に行くのにワクワクしてる。また、そこで新たな面白いバンドと出会えるかもしれないと考えると、ドキドキしてくる。気づくと、見に行かない週は殆どといってよいほどない。
そんなわけで、ここ最近知り合いが沢山増えてきたのでホント嬉しい。最近はどんなライブを見に行っても、たいがい知り合いに出会う。コレがまた楽しい。

まったく妙な話だと自分でも思う。
本来私は人見知り激しい方だし、人付き合いがホント苦手な方だからです。だから、気に入ったバンドがいると積極的に話にいく自分を時々不思議に思うことがあります。
おもえば、私は音楽に関わることで随分と性格が変わったような気がします。
とくに、22才にFlange Houseを始めて、良質なオルタナ音楽を紹介しようと決めたときから全てが変わったような気がします。ある意味、そこで今までのじぶんのプライドが捨てられたのではないでしょうか。ホント、それからは、以前は「いやだなー」なんて思っていたようなことも楽しくてしょうがない今日この頃。
不思議なモンであります。


話は飛びまして・・・
6月9日は祖母の日記を読んでいました。
そこには、自分がふらふらしていた頃の様子が書いてあって、恥ずかしかった。
それと同時に私には何も言わなかったが、密かに心配していた祖母の姿がそこにはありました。
「ありました」と過去形なのは、8日の夜に亡くなったからだ。
ちなみに、訃報があった時は新宿JAMの前でバンド関係の人とお喋りしていました。
でもって、知り合いのバンドを紹介したりなぞしていました。
ああ、いろんなところでバンド繋がっていくのは嬉しいなーと、思っていた矢先の突然のショックでした。

そんなわけで11、12日は祖母の葬式だった。
私は、通夜の晩に線香をともしながら祖母に
「今はやることが見えて日々充実してます」「誇れる友人も出来ました」と報告しました。
調子の良い考えだとは思いますが、祖母は微笑んでいたような気がしました。
でも、きっと祖母は生前から気づいていたんだろうな・・・・
そんなわけで、これからもがんばりますね。
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其の42「御無沙汰」
なんか、すっかり御無沙汰してしまった、このGLOPTINの庵。飽きたわけじゃありません。ただただ、怠けていただけです、すみません(笑)。

Flange Viewも2ヶ月に一回ペースとなり、レーベルの方も亀の歩みさながらに進んでいます。なんとも嬉しきことかな。今年の始めはホントつらかったので、流れは悪くても順調に進んでいると嬉しいモノです。そうなんですよね、密かに今年の始めに、GLOPTINの活動一回ストップしようと半ば諦めかけていたのに・・・やはり、諦めずにこつこつやってけば良いこともあるもんなんですね。よかった。

そんなこんなで、最近GLOPTINに少し変化が見られています。まあ、気づいた人もいるかもしれませんが、ここ数回同じような曲をやってるということです。以前は、毎回いかに前回の曲(ステージ)をやらないようにするかが、ポイントだったのに対して、最近は同じ曲を意図的にやっています。それは、なぜか?別に怠けてる訳じゃありません。曲がないわけでもありません。ただ、これも修行の一環だったりします。
つまり、同じ曲をやることで今までよりも曲のクオリティをあげないと、すぐダメライブになってしまうのです。そのため、今までよりもライブに緊張感が出てきました。意外かもしれませんがそうなんです。毎回違うよりか、同じような曲の方がライブが難しく感じる今日この頃。みなさんいかがでしょうか?
でも、同じ曲を同じ曲順ではやっていないですね、いまのところ。同じテーマは一回完結で今のところ考えているモノで。
じつは、みなさまに早く「曲」を覚えていただきたいなという、ヨコシマな考えも無きにしろあらずだったりして。また、同じ曲をやるということで、ノイズ・アンビエント組との違いを明白にしたいという気持ちもあったりして・・

そんなわけで久しぶりのGLOPTINの庵でした。

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其の41「らせん」
4月4日深夜、私は即席の雨具(ゴミ袋)を求めコンビニにかけ込んだ。「なんか、2年前とまったく同じだな」なんて思いながらね・・・・

2年前の12月、GLOPTINはヘブンズドアに出演した。それまで昼のシェルター、屋根裏オーディションでのライブ経験しかない私にとって、ヘブンズは初めての夜ライブだった。また、初めての映像無しのライブでもあり、ドラムセットを離れフロントで歌ったのも初めてだった。
そして初めて「挫折」を味わった。

ライブ終了後、ブッキングマネージャーから結構きついことを言われたのを覚えている。
まだまだ表現が固まっていないし、十分ではないので出演は一回打ち切りましょう。自分で成長したと思ったらまたテープを持ってきて下さい。その後の出演は、その時また考えましょう。
ショックだった。
自分的には精いっぱいやったつもりだったし、ステージもそれなりに満足いくものであった。

失意のどん底で満員電車に乗って、駅に着くと雨がけっこうなイキオイで降っていた。
まいった・・・傘を持っていなかった。しかもあの機材も一緒。機材を濡らすわけには行かないし、タクシーに乗る金もない。仕方なくコンビニに寄って、70リットルのゴミ袋とガムテープを買った。
10分もすると機材と私はゴミ袋に包まれた。仕方がなかったとはいえ、すごい格好だ。

それからはひたすら歩いた。冬の深夜、しかも雨に降られながらはキツイ。マネージャーのセリフが頭の中でこだましてキツかった。1時間以上かかって家にたどり着いた。
非常に嫌な思い出である。


そして2年後の4月4日、私はGLOPTINとしてヘブンズのステージに立っていた。
いろんな想いが、胸中を交錯しまくっていた・・・

あれから私は、かなりの変貌を遂げた。2年前、自分がオトされるのが十分に理解できるほどにね。
そう、結局は自分が甘かったのだ。

いろんな事を一気にやろうとしすぎてたのだ。その為、ステージが散漫気味になっていたり、一方通行になってしまったみたいだ。これは、ブッキングマネージャーより「普通のバンドよりかナニカやってやろうという気迫は伝わるんだけど、やりたいことが整理されてないので空回りしている」という意見が端的に表していたと思う。でも、その言葉の意味が分かるまでには、結構時間かかった。

それまでにいろんな失敗や挫折感を味わった。「甘いところ」は自分で気づいたときもあれば、ヒトから指摘されたこともあった。気づいてしまったらソイツと真っ向からぶつかるしかない。
はっきり言って、楽な作業ではない。でもまあ、そんなモンでしょう。中途半端に音楽と関わってるヒト(学際ノリなバンドの事ね)は分からないと思うが、音楽を真剣勝負で表現してるヒトには当たり前のことだと思う。まして、ヒトの心を揺り動かせるぐらいの音楽をやりたいと思ったら、自分の生活のほとんどを音楽捧げることになってしまうんじゃないだろうか。

そう思うと、ブッキングマネージャーの意見は今思うと相当ありがたい。これがなければ、私のハングリー精神に灯がともらなかったかもしれない。また、GLOPTINに辛口な意見を言ってくれた方にも、いたく感謝してます。


そして、精いっぱい演奏しました。これでヘブンズが気にくわなかったら、それはそれ。出来る限りのことをしたのだから、何があっても後悔はしない。そんな気持ちで演奏したのでした。

いやや、結局失敗多くて後悔しちゃいそうだったよ(笑)。でも、出せるモノは出したので、ホントこの先どうなろうと、どうでもよくなっていた。
だって、このヘブンスのライブが決まらなければ、今後GLOPTIN活動どうする?ってな状況だった。かなり袋小路状態だったので、店長のHOLLYさんから電話があったときには複雑な心境ながらも嬉しかった。

結果としては満足のいくものとなった。次のライブもブッキングできたし、HOLLYさんからも「サイケなカンジで聞いていて気持ちよかった」とのお褒めの言葉もいただいた。そして、「以前は、ナニカやってやろうという気迫は伝わるんだけど、空回りしてるって感じだったけど、今は良い具合に変わったよね」との御意見を頂いた。
この時、2年前の事実が発覚。そう、ブッキングマネージャーに言われていたと思っていたのは、じつはHOLLYさんの言葉だったのでした。
私が精算する前に、ブッキングマネージャーともう一人が相談していたのを思い出した。
なんだぁ、あれはHOLLYさんだったのかぁ(笑)。
なんか、妙に味わい深い思い出に変わってしまった。


そんなわけで、ヘブンズドアさんこれからもよろしくお願いしますね。
でも、気に入らなかったらオトしちゃってかまわんですよ。
それぐらいの「甘くない」覚悟は出来ています。
ヘブンズドアの基本姿勢、それはそれで気に入ってますから・・・・

関係ないですが、コンビニでゴミ袋を買っているときにHOLLYさんとばったり遭遇。
でもって、余ったゴミ袋とガムテープをプレゼントしちゃったりして!(笑)

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