9月26日...3歳までの育児ですべては決まる?
 
『人間の情緒は3歳くらいまでの家庭環境で決まるのだ』みたいなことがよく育児書に書かれていますよね。
まともに育児書を読んだことはありませんが、そんな私でも本の帯封とか何かの雑誌とかでこれまでにそういった類の言葉を何度も目に(耳に)したことがありました。
そのたびにいや〜な、後ろめた〜い気分になるのは私だけでしょうか?
 
「なるほど、そうなのか」とは思いつつも、じゃあ自分たち夫婦は子供が生まれてからの3年間をベストな家庭環境で育ててきただろうかと自問します。
出てくる答えは、決してそんなベストな家庭環境なんて与えることができなかったなぁという反省だけです。
そうすると、なんだか意味もなく子供に申し訳ないというか”後ろめた〜い”気分になったりしてしまうという…、皆さんも同じような経験ありませんか?
 
けれど、私は思うわけです。
3歳くらいまでの子供に必要なベストの家庭環境っていったい何だと。
(育児書読んでないもんで)
一日中モーツアルトでも聴かせときゃいいのかと。
(そういうことじゃないのかな)
 
結局、育児書を何冊読破しても、実際の育児はそれぞれの家庭環境の中でしか行なえません。
100人の赤ちゃんは100通りの家庭環境で育つのが当然であり、何か子育てのためのベストな家庭環境みたいなものが一つ存在するなんていう考え方は単なる勘違いに過ぎないと開き直っていいのだ!と思うわけです。
(何にも知らなくて言っております。ごめんなさい)
 
なんでこんな事を急に言い出したかというとですね、実は今、宮崎勤の連続幼女誘拐殺害事件のことが書かれた本を読んでまして、宮崎勤の精神鑑定を行なった精神科医の一人が当時やはり同じように『3歳までの家庭環境が…うんぬん』と言っていたようなのです。
3歳までの家庭環境に問題があったからこんな重大事件を起こす人格が形成されたのだ、みたいなことを鑑定しているわけです。
そんなの読んじゃうと、またまた「我が家の子育て、3歳まではどんな環境だったっけなぁ」と振り返ってしまいまして、それで今夜はこんな独り言になった次第です。
 
けれどやっぱり、親は自然体で自分たちにできる子育てをするしかないし、それがその子にとってのベストなんだと信じるしかないですよね。
ねっ!
(育児書の家庭環境って、たぶんもっと子育てのテクニカルで普遍的な部分のことを言ってるんでしょうけど。違う?)
 
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