7月29日...ハエが卵を産んでウジだらけ・・・!?
 
早朝、長男Y介(小3)に「ねえ、ねえ、お父さん」と揺り起こされました。
Y介はラジオ体操帰りで、早朝というのにすでに全開って感じです。
私はまだ眠い。
 
「何?」と片目だけ開けて聞き返しますと、「土がねぇ、カブトムシの土がだめなんだよ。僕こうやって土を作りたいんだよ」などとわけのわからないことを言います。
「土を作るとは一体何だ?」眠い目をこすりながら、それでも精一杯頭を回転させながらY介の言うことに耳を傾けました。
 
Y介が開いて示した昆虫図鑑のページには『カブトムシの幼虫のえさ”堆肥”の作り方』とありました。
先週末、ねだられて買い与えたY介にとっては3冊目の昆虫図鑑です。
 
■必要な道具と材料=大型のふたつきポリバケツ、落ち葉、台所の生ゴミ、角材、布とひも、重しの石、etc。
■注意したいこと=生ゴミの水分が多すぎたり、かき混ぜ方が足りないと、くさっていやなにおいがします。布ですきまがないようにふたをし、重しをのせないと、ハエが卵を産んでウジだらけになったり、ネコやカラスにいたずらされます。
 
「なんじゃこれは?」
作り方を読んでみると、落ち葉と生ゴミを毎日加えてかき混ぜながら、夏だったら約1ヶ月で堆肥が出来上がるようなことが書いてありました。
「おまえ、また幼虫から育てるんか?」
「ううん」
「じゃあ、必要ない」
「いや、カブトムシにはこんな土が必要なんだよ」
「却下。夏休み中ずっとゴミかき混ぜてんのか?おじいちゃん家にもおばあちゃん家にもこんな生ゴミ持って行くつもりか?ぜったいだめ!」
 
その後トイレの中と外でも私とY介の”土談議”は続きましたが、Y介は納得しません。
私はそのまま会社に向かい、先程帰宅して妻に様子を聞いてみると案の定一日中「お母さん、土が土が、、、」とうるさかった模様です。
一体あのしつこさは誰に似たものやら・・・。
 
夏の間中腐ったいやなにおいにつきまとわれたり、ウジだらけのバケツを見せられてはたまったものじゃありません。
このままじゃいかん!まずは土作りからじゃけん!と有機農業に情熱を燃やす若者のような純な目で堆肥作りをねだるY介ですが、これは、まあ、却下です。
 
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