11月11日...女子高生がバッターン!
 
今朝、筑前前原(ちくぜんまえばる)駅で電車に乗り込んだ時のことです。
ドアの近くに立っていた女子高生が多分貧血でも起こしたのでしょう、私の目の前で棒が倒れるようにバッターン!とぶっ倒れました。
 
驚いた私はカバンを放り出して彼女を抱き起こし、もう一人の男の方と二人で両脇を抱えて電車から降ろしました。
そして、ホームの椅子にその女子高生を座らせ、横でオロオロしていた友達らしき女の子に駅員さんを呼んでくるように言いました。
女子高生はまだ意識を失ったままです。
 
手を離すと崩れそうになってしまう彼女の肩を抱きかかえながらも、私は電車の床に放ってあるカバンが気になってしょうがありません。
このままドアが閉まって電車が出発しちゃったらどうしよう〜。
すると、そんな私の心の中を見透かしたように、一緒に女子高生を抱えてくれた男の方が、「あんた電車で行かにゃいけんのやろ。ここは私が引き受けたから行きなさい」と言ってくれました。
 
私はいかにも出勤途中のサラリーマンといういでたちです。
その方はどういう人だったのでしょう。
スーツ姿ではありませんでした。
 
「それじゃ、すいませんが・・・」
ということで電車に飛び乗った私は、動き始めた電車の中で女子高生を心配し、あの場を引き受けてくれた男性に感謝していたのでした。
一瞬の判断で自分が居残ることにして、私を電車に乗せてくれたあのおやじ、朝っぱらから只者じゃない!って感じでありました。
 
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