9月22日...空き缶あさり
 
今年の夏のお恥ずかしい話を一つ。
 
今私が欲しいものの一つにマウンテンバイク(MTB)があります。
小2のY介が「欲しい〜、買ってくれ〜、サンタさ〜ん」などと日頃もだえているものの一つがデジカメです。
 
私とY介にはMTBやデジカメ以外にも欲しいものはいっぱいあるのですが、とりあえず今この2品に絞っているのには理由があります。
この夏、コカコーラ製品についているシールを集めて送ると抽選で当たる賞品がデジカメとMTB(とあと一つはサザンオールスターズのコンサートチケット)だったからなのです。
 
デジカメは一口応募するのに20点(20枚)のシールを集めなくてはいけませんでした。
MTBは30点です。
両方応募するには50枚のシールが必要になりますので、毎日コカコーラを1本飲んだとしても2ヶ月近くかかってしまう計算です。
しかし我が家は自慢じゃありませんが健康倹約家族。
いつもお茶持参で外出しますし、子供にコカコーラ社製飲料を買ってやることなんて年に1、2度あるかないか。
私の記憶では、昨年の夏にアクエリアスを買ってやって以来買ったことないんじゃないかと思うくらいです。
 
そのY介が一口ぶん20枚のシールを集めたことを知ったのは、8月の初め頃だったでしょうか。
実際にズラッとシールをはりつけた応募はがきを私に渡して、自分ちの住所を書いてくれと頼まれたのです。
「お、おまえこれどうやって集めたんじゃ?」と、問いただしても
「学校の帰りとか、外に遊びに行ったときとか…」とはっきりしません。
「ハハーン、さてはおまえ、自動販売機の横の空き缶入れを漁ったろう?」と首を絞めながら問い詰めると
「グ〜ッ、ぞ・う・で・ず…」と吐きました。
「あのなあ、おまえ。そんなみっともないことやめなさい!それにばっちいんだぞ!ほんとにも〜。早く手をせっけんでよく洗って来ーい!!」
 
しかし、どうも私の叱り方が生ぬるかったのか、Y介はその後もう一口分のシール(さらに20枚)を集めて応募してしまったのです。
しかもその最後の1枚は私と近所のスーパーに行った時のことでした。
「おとうさん、あと1枚なんだ…」
「なにぃ〜、おまえはまだやっとったんか!」
「ご・ごめんなさい!けど、おとうさん、そこにある…」
Y介が空き缶入れの丸い投入口から中を覗きこんで私に言います。
「う〜ん」
「だめ?」
「う〜ん、、あと1枚なのか?」
「うん!」
「う〜ん、、、じゃあ、帰ったらよ〜くせっけんで手を洗えよ!」
回りをきょろきょろ見まわした後、あの赤い空き缶入れのふたをガバッと取ってY介に空き缶を一つ取らせてしまいました。
(ぐあ〜っ、父親失格!)
 
集めたシールの全部が全部空き缶入れを漁ってきたものではないようで、私や妻の実家に帰った時や友達の家、子供会で支給されるジュースなどありとあらゆるチャンスにシールをゲットしていたようでした。
結局Y介は二口(シール40枚!)応募し、そればかりかなんと私のMTB応募用にとさらに30枚のシールを集めてきたのでした!
(あ〜、親の顔が見たい〜!)
 
そういえば、いつだったかY介に「おとうさんはこの中では何が欲しい?」と聞かれたことがありました。
「おとうさんはなんとゆうてもマウンテンバイクだな!」と何気に答えてしまったはずです。
しかし・・・。
父親の為に30枚のシールが貼られた応募用紙を目の前にしますと、「う〜ん、よく集めたなー。これは是非とも投函したいし、、、。ま、しょーがねーなー。今回だけは許してやるとするか!」という気持ちになってしまいました。
 
その後Y介にはきつくきつく今後このようなことは二度としないようにと諭して聞かせましたが、しかしあんまり迫力なかったかな。
まあ、間違いなくはずれるでしょうから、その時は私も一緒にサンタさんへデジカメをお願いしようと思っています。
 
けれど、私のマウンテンバイクは外れたからといって、どこぞのサンタさんも100%知らんぷりでしょう。
もう半年以上前から「欲しい〜欲しい〜」と妻にも泣きついていますが、ことごとく却下されているのでした。
そして、ぼちぼちあきらめかけた頃にY介の応募だったのです。
 
ということで、今回の応募に至る経緯には色々と問題大有りだったのですが、寝た子を起こされてしまった私としては「当たれ〜当たれ〜、MTB当たれ〜」と神様にお祈りしている今日この頃なのでした。
当たったらY介と一緒にMTBで糸島半島一周するぞーっ!
 
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