9月7日...TVドラマ 「タイム・トラベラー」
 
前回この独り言で不意に思い出した、「タイム・トラベラー」というTVドラマについて少しお話したいと思います。
 
これ、ご存知だったでしょうか?
 
原作はあの筒井康隆の「時をかける少女」です。
1983年に原田知世のデビュー作として、大林宣彦監督が映画化したカドカワ映画でご存知の方も多いかもしれません。
 
TVドラマ「タイム・トラベラー」は、NHKで放送されていた「少年ドラマシリーズ」の第一回作品として1972年1月から6話完結で放映されました。
内容は、ある出来事(これにラベンダーの香りが関係してくる)がきっかけでタイムスリップの能力を身に付けてしまった少女と、未来からやって来た少年を中心に展開する青春SFストーリーです。
ラストで、時間旅行のルールに従い少女の記憶の中から少年に関する記憶を消す場面は今思い出してもせつない名場面でした。
 
今回、この「タイム・トラベラー」を観た当時の私が小学校4年生だったということに気が付いて、少し驚きました。
てっきり中学生くらいだと思っていたからです。
再放送を観たのかなーと調べてみましたが、再放送は同じ年(1972年)の7月に一度行なわれただけのようです。
再放送でも5年生でした。
 
そういやビデオ出てっかな?と思ってインターネットを検索してみました。
しかし、当時はテレビ作品を後世に残すという考え方が無かったようで、またビデオテープそのものがとても高価だったらしく、テープは重ね撮りをしたために残っていないようです。
NHKへのビデオ化希望は、放映から30年経った今でもこの「タイム・トラベラー」が一番多いそうです。
あの懐かしくて切ないラストシーンの記憶を共有している人達が世の中にいっぱいいるってことでしょうね。
 
(最終回のみ奇跡的に一般視聴者が録画していたビデオが発見されていて、DVDで入手可能のようです)
 
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