８月は一度も釣りに出掛けられませんでした。
９月は挽回して、たくさん通うつもりです。

その第一弾は、高原川支流の笠谷です。
高原川は９月１０日で禁漁（９月９日まで釣行可）となるので、僕にとってはこれが年内最後のチャンスです。
友人の林君と同行して、３日の午後９時半に出発しました。

深夜に林道入口に着いて、そこで車中泊としたのですが、ドアを開けた隙に大量の蚊の侵入を許してしまいました。
おかげで、車内は蚊だらけとなり、蒸し暑さも増して、過酷な睡眠環境となってしまいました。林道では車内灯を消すのは鉄則ですね。（過去には、小鳥川の林道で同じように夜にドアを開け、大量のアブを呼び込んでしまったこともあります。）

朝の５時半から釣り始め、餌は久々野町の峠屋さんで予約購入したヒラタを使いました。
淵や落ち込み下などのポイントでは、大抵アタリがあります。
しかし、イワナ独特のゆっくりとした目印の反応ではなく、比較的素早いアタリが多いです。入渓者が多いので、魚の反応もスレているかもしれません。

それでも２５ｃｍ程度のイワナがポツポツとは釣れます。

スマートで白っぽい魚体は、美しいものです。

釣り進むに連れ、谷は深くゴーロ帯になっていくのですが、巨石に囲まれる威圧感は独特の感じです。
Ｖ字谷なったり、緑が茂ってブッシュが張り出してきたり、渓相の変化も素晴らしいです。

林君が「大物が掛かった」と叫んだので、ファイトの様子をデジカメで撮影しました。竿は弓なりに曲がり、なかなか魚が水面に出てきません。
確かに大物です。

しかし、釣り上げたイワナは２８．９ｃｍでした。
背ビレにスレ掛かりしていたため、強烈な引きになったようです。しかし、このサイズのスレ掛けで、よく釣り上げられたものです。

岩を飛び移りながら、ふと足下を見ると、３５ｃｍ程の大きなイワナが巨石の間に顔を出し、ぷかりと浮いているのを発見しました。
こんな魚は釣れないのですが、手の届く距離にいるので掬ってみたいと思うのは人情です。
林君と二人で追いかけ回しましたが、結局逃げられました。

結局、午後２時まで釣って、僕は７尾、林君は１０尾でした。（２０ｃｍ以下は全てリリース）。少し物足りない数ですが、最盛期では無いので仕方ないですね。
帰路の林道から川を眺めると、６人の釣り人がいましたが、相変わらず人は多いですね。

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