| 保古の湖のエリアマップ 陽気も良くなり、保古の湖の魚達も活性が高くなっている頃だと思い、気合いを入れて出掛けました。寒い時期から通っているので、本格的に元気な魚に会うのが楽しみです。
 
   管理人さんからは、「暖かくなり魚が散っているので、広い範囲で1〜2mのタナを攻めた方がよい」とアドバイスを貰いました。そこで、ボディーエリアの最深部からフェイスエリアの浅瀬まで移動して、広い範囲にキャストしましたが、全くアタリがありません。
 3g前後の軽量スプーンをリトリーブの速度を変えながら攻めますが、全く反応は無かったです。
 ボウズを覚悟しはじめた午後1時頃に、ネックエリアで強い引きがあり、何とか1尾のニジマスをネットに収めました。35cmの小型サイズですが、ラインを引き出してボート底に潜ったり、ジャンプを繰り返したり、ファイトを楽しませてくれました。
 
   しかし、その後が全く続きません。テールエリアの浅瀬に移動すると、色とりどりの野ゴイ達が産卵行動をしていました。
 興味本位にスプーンをキャストすると、もの凄い重量の引きが伝わってきました。
 ロッドは全く立たず、ラインはひたすら引き出されます。
 魚は全く上がってくる気配がありません。
 リールを巻いても巻いてもラインは引き出されてしまいます。
 腕や手首が痛くなり、15分ほど格闘しました。
 何とか引きづり出したところ、60cmオーバーの野ゴイ(黒)でした。
 丸々とした魚体で、かなり立派な魚でした。
 
   コイのパワーは凄まじく、フックは伸びきってしまいました。4lbのラインも伸びきってしまい、糸ヨレで10m程切り捨てなくてはなりませんでした。
 トラウトのラインシステムで、コイなんかを釣ってはいけません。
 下手したらロッドがへし折られるところでした。
 ちなみに、後1週間くらいはコイの産卵が続き、ルアーでもよく釣れるそうです。
 フライの人がフッキングさせると、1時間くらいはファイトに付き合う羽目になるそうです。
 結局、これだけしか成果は上がりませんでした。しかし、釣れる人は2桁釣っています。
 管理人さんに聞いたところ、時期によって釣り方が違うそうです。
 冬のトラウトが群れている時期は、岸よりの群が居るポイントでスプーンを底引きすればいいのですが、春は魚が散るので目立つルアーを使った方が有利のようです。
 具体的には、派手な色のクランクベイトやミノーで、大きなアクションでトラウトにアピールする必要があるそうです。
 管理釣り場の常識では、魚がスレているので地味な色の小型ルアーを使うのが鉄則ですが、春以降の保古の湖ではそれは逆効果みたいですね。
 バス釣りの要領で、派手なアピールをするルアーが良いそうです。
 広範囲に散った魚にPRしなくては始まらないという事でしょう。
 冬型のスプーン釣りに慣れてしまったので、発想の転換が必要ですね。     管理釣り場の釣行のページに戻る 
        
        
        
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