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マンドリン悠々(2004年3月11日)
指揮者兼アレンジャーの呟き




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2004年3月11日(木)
いちおう選曲のこと書いてみました。
夢は永遠に広がるっていう感じがします。果てしないファンタジーランドの幻想。12回のコンセプトは妖精のくにへの旅路っていうところだったように記憶しています。その路線はいまだなんら色褪せるところもありません。さて、この間の飲み会のときの様子を公開することにします。

2部の「シェヘラザード」はわりあいあっさり決定しました。まぁ、あの場ですべてを決定するっていうのもなんですが、少なくとも選曲案ということでは出席者は全員前向きでした。シェヘラザードは最近慶應のマンドリンクラブのために編曲しました。結構いい感じでしたが、アメデオは人数が多いですから、一層スケール感が出るかもしれません。そう、アメデオは大勢でやったほうがいいものをやるべきなんだろうということになりました。ただ40分ということになると、長いですから他の曲をどうしようかっていうので、結構議論がありました。極端な話しでは、もうこれ1曲でいいのでは、という案もあったくらいです。
それで、温故知新っていうところも考慮してマンドリンのオリジナルをやろうかという路線はどうだろうっていうのを議論しました。マンドリンのオリジナルですといまのアメデオの規模だと大きすぎるというのもあります。それなら適正な規模のひとが出て来て選抜でやる、という案も浮上しました。極端なことを言うと最初はコンマスが独りで出て来てマンドリン1本で何か弾く。そうか、マンドリン1本の音ってこんな感じなんだ。それで次に各パートそれぞれ1人ずつ出て来てクインテットみたいな曲をしみじみ演奏する。実際のところほとんどのイタリアのオリジナルはこれくらいの人数で弾くと楽しい曲が山のようにあります。アマディの小品あたりはぴったりかもしれません。それで次に30人くらいでやって、最後は全員が出てくる。それで1部は弦だけでなんていうかマンドリン合奏のいろいろなオリジナルを取り上げて2部では管楽器や打楽器も加わって未来系の可能性を提示していく。そういう流れはどうだろうかっていう案。なかなか企画としてはおもしろい。全部テュッティで鳴らすのではなく、メリハリが出ます。奥行きっていうか、それで、かえってスケール感が出せるのではと…企画としてはなかなか妙案ではありますが、問題がありました。練習をどうやるのかっていうことです。毎回誰が練習に来るのかそういうことを綿密に計画しないと難しくなってきます。管楽器の入る曲をやる日みたいなこともきっちり決めないとせっかく練習にきたのに弦だけの曲をやっていたり、そのあたりの調整はかなり大変そうだということ。それからマンドリンのいろいろな団体があるわけで、ぼくたちの音楽会はせいぜい長くても2時間だとすると、アメデオらしいものをやればそれでいいのでは。最近は管楽器も最高のセッションになっていますから、全員でやれるものをやるというほうがいいのでは。結局そういうことになりました。それではアメデオでは弦だけのオリジナルは今後まったくできなくなってしまうのか、っていうとそうではなくて、それはまたサマーコンサートやいろいろな小音楽会を企画していけばいいのではという気もします。

最近定着してきた「カリタスの会」のような小音楽会はそれはそれで定期演奏会とは違った楽しみがあります。いろいろな施設を訪問してボランティアみたいなことができたらいいのではということも話しあいました。それから、著作権の問題も制約条件としては見のがせない点です。最近は基本的には例のアランフェスの一件以来きっちりコンタクトして許諾を得るように進めています。青い地球のアレンジについては富田勲さんに直接お願いしましたし、小山さん、外山さんにも直接編曲の許諾を得ました。それで手続をしても編曲できないということになっている作曲家というか出版社が介在しています。たとえばストラビンスキーはだめだそうです。「春の祭典」というのも夢のような話しですが、実際研究発表会でやろうかっていう密かな企画もあるんですが、もっともこれには反対という声もささやかれていました。

それで、1部も2部もフル編成でいこうということになりました。以下選曲会議で出た曲を羅列しておきます。

「ガイーヌ」組曲(ハチャテゥリアン/レズギンカ舞曲の狂ったような踊り!)、ロミオとジュリエット(プロコフィエフ)、バクダットの大守(ボワエルディー/どこがバクダットなのかわからりませんが底抜けに楽しい!)、オアシスにて(マルティ/このあたりはアメデオのアラビアンナイト路線の候補曲でした)、東洋の印象(アマディ/これも結構エキゾチック!)、だったん人の踊り(ボロディン)、夢の魅惑(ボッタキアリ)、マドリガル協奏曲(ロドリーゴ/著作権のハードルが厳しそう)、2つのロシア民謡を主題とせる幻想曲(ゴロドフスカヤ)、ハッピードムラ(ゴロドフスカヤ)、三角帽子(ファリャ)、こんな感じでした。

それで、「大衆路線」っていうことで、1部は「ジブリ特集」はどうかということになったのでした。このあたり文脈がまったくつながらないのだけど、みんな夢の中でお酒を交わしていたのかもしれません。ジブリのなかでどれをやるかはまだ決まっていませんが、アンケートにも映画音楽をという声も結構多かったですから、アメデオらしさっていう点でもいけるのでは、そんな感じです。

曲目はまだ詳しく決めませんでしたが、それで、スライドを写しながら、ナレーションもいれて、やるっていうことでしたっけ?ジブリをやるんだったらみんなのアンケートを募って選曲するっていうのもおもしろいかもしれません。というわけで、21回のプログラム(案)は以下の通りです。

1部 「スタジオジブリ」特集
2部 交響組曲「シェヘラザード」(リムスキーコルサコフ)

(アンコールはあっさりと、でしたよね)

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