はじめに―

 このページを通してバックカントリーの楽しさや、多くの情報を共有できることはたいへんすばらしいことだと思いますしかし、情報を公開することによって、知識と技術を持たない人がどっと山に押し寄せるようになるのはたいへん危険なことです。
 バックカントリーに入るということは、管理されたスキー場のような場所を滑るということとは、だいぶ意味が異なってきます。山では、なだれで生き埋めにされるのも、転倒して滑落するのも、凍死するのも、すべて個人の自由で、すべてが自分自身の責任になります。実際に、事故を起こせばレスキューなどで多くの人に多大な迷惑がかかってしまうわけですが、基本的にフィールドではすべてが「Own Risk(自己責任)」であることを常に認識しましょう。
 リスクばかりが強調されましたが、それ以上に、バックカントリーには大きな魅力があります。みなさんも、どんどん山に登って、山を滑ってください。そして多くの知識と経験をつんでください。もちろん、自分のレベルに合った方法でです。初心者であれば、ガイドをつけるのも良いし、あとに紹介するバックカントリー的要素を含んだスキー場で、基礎的技術を身につけるのも良いと思います。

 バックカントリーに入ると、自分がいかにちっぽけな存在であるかが分かるはずです。フィールドに出る際には入念な準備と装備をもって出掛けましょう。そして、自然に対する謙虚さを忘れないようにしましょう。そうすれば、自然はあなたを受け入れてくれるはずです。



これからバックカントリースノーボードをはじめようと思っている方へ


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