シャベルテスト


弱層テストにもいろいろな方法がありますが、
ここでは最も使用頻度の高いシャベルテストを紹介します。
まず、テストはこれから滑ろうとする斜面の、雪崩の危険性の無い安全な場所で行います。
シャベルで安定した層になる深さまで雪を掘り出します。
掘り出した雪の斜面に切込みを入れ角柱にします。
その角柱の上から徐々に下へ、シャベルで横向きの力を加えていきます。
だるま落としのように雪の層が、横に簡単にずれるようであれば
その斜面は、雪崩の危険性が非常に高いということがいえます。
判断結果に自信がなければ、2〜3回繰り返しテストしましょう。


自分の判断基準としては・・・

角柱を切り出すときに崩れた。
シャベルを入れたらずれた。
シャベルを手の力で引いたらずれた。
シャベルを腕の力で引いたらずれた。
ずれない

1.の状況であれば、滑走は絶対にやめましょう。
そのほか少しでも危険を感じたら斜面の方角、斜度、エスケープできる等の条件を判断して
できる限り、リスクの少ない斜面を選びましょう。 また、ときには引き返す勇気も必要です。



雪崩回避へ

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