丹頂鶴のふるさと 釧路湿原

丹頂鶴が今でも自然繁殖している釧路湿原。

この湿原は日本で最も広い面積を誇り、約18,000haもあります。

そしてまた、日本で最初にラムサール条約(登録面積7,863ha)に登録された所でもあります。

湿原というだけではなくこれだけの人の手が入らない平地は日本でもあまり無いと思います。

そんな釧路湿原を晩秋に訪れました。

(02.10.25)     「環境問題最前線」岐路に立つ釧路湿原・・・取り戻せるのか原始の姿を ページへ     

岩保木山
紅葉に輝く岩保木山

岩保木水門を見下ろす位置にある岩保木山。あまり知られていませんが、湿原展望の一級場所です。

岩保木水門
湿原の歴史を物語る岩保木水門

大正時代の洪水対策で建築され、昭和9年に完成したものです。現在は機能を果たしていないそうです。

                 岩保木水門解説リンク
細岡展望台からの湿原
湿原が一望できる細岡展望台
湿原全景
細岡展望台より湿原を一望

遠くには雌阿寒岳、雄阿寒岳も一望できます。また、手前の紅葉とのコントラストも素晴らしいものです。

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釧路川の流れ
達古武沼近くの釧路川

このようなゆったりとした流れは日本でも数少ないものです。流れる水はあまり透明度は高くありません。それは湿原を流れるうちに天然の有機物が溶け込んで栄養が豊かだからです。とはいっても都市部の富栄養化した河川とは全く異なりますが。

北斗展望台より湿原
湿原西側にある北斗展望台より湿原全景

朝8時頃に訪れたので逆光でしたが、細岡とは正反対からの眺めもなかなかいいものです。手前に丘陵が続いているのも細岡と異なります。

幣舞橋より
幣舞橋より旧釧路川の河口を望む

唄にも読まれる幣舞橋です。ここからは釧路の港の風情を味わうことができます。

啄木の歌碑
米町公園にある石川啄木の歌碑

釧路は文化の街でもあり、啄木などの歌碑が沢山あります。この米町公園からは釧路の市街地はもとより、港などまで見渡すことができます。

釧路の街は霧というイメージができあがっており、ここに来るときは霧が出ていることが多いのも事実です。

また、啄木を始めとする歌人も多く訪れており、文化の街としてもとても素晴らしいものです。

今回は天気に恵まれて、快晴の中を色々回ることができました。


釧路湿原は北海道を代表する場所であると同時に、日本の誇る大自然の姿でもあります。

この広大な湿原には丹頂鶴というこれまた貴重な鳥が生息しており

なんとしても後世に伝えていかなければならない自然だと改めて思いました。



(02年10月25日)


釧路湿原関連リンク:

釧路観光協会・・・・・・・・・釧路市周辺の情報

標茶町観光協会・・・・・・・釧路湿原北側の標茶町周辺情報

釧路市役所・・・・・・・・・・・釧路湿原南側釧路市のページ

釧路町役場・・・・・・・・・・・釧路湿原東側釧路町のページ

標茶町役場・・・・・・・・・・・釧路湿原北側標茶町のページ

東北海道地区自然保護事務所・・・・・・環境省の出先機関のページ 釧路湿原を中心に編集

丹頂の家・・・・・・・・・・・・・釧路湿原情報、NPO”やちの会”の紹介

釧路ドットコム・・・・・・・・・釧路湿原周辺の情報が詳しい

国際自然保護連合・・・・・ラムサール条約について