トワイニングのプリンス・オブ・ウェールズ |
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トワイニングのイングリッシュ・ブレックファストのティ・ロワイヤル |
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- 「ブラック・キャット1アンパッサン」
南青山のマンションに連れて来たキャットが、ひねくれた千秋にいれた紅茶。ブランデーは、レミ・マルタンのVSOP。
<手順>
紅茶をカップに注ぎ、その上にティースプーンを置く。
スプーンに角砂糖をのせ、ブランデーをかける。
火をつけ、数秒そのままにしてから、紅茶に突っ込み、混ぜる。
<蛇足>
作中ではグラニュー糖を使用。そしてどうやら、火は点けていない様子。
カップに引っ掛けやすいように、専用のスプーンも売っている。
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トワイニングのダージリン |
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- 「雨の降る星 遠い夢」
出しっぱなしのガスを面倒で放っておいたれーこさんを助けたあゆみが、まだ封を切っていないこれをあけてお茶をいれた。
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トワイニングの熱いアールグレイ |
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- 「そして、星へ行く船」
水沢総合事務所へ、筋を通しに来たレイディに、麻子さんが厭味にいれた紅茶。レイディは砂糖を入れて飲んでいる。
<蛇足>
一般的に、アールグレイは香りがきつく、くせが強いため、アイスティー用とされているが、絶対ではなく、ミルクティーにすれば、ホットでも美味しく飲める。それでも、香りが強いので、好みが分かれる。
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ラッシャン・ティ |
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- 「…絶句」
秋野こすもすがいれたジャムたっぷりの紅茶。ロシアンティーのこと。
<手順>
紅茶をカップに注ぎ、ジャムを入れ、軽くかき混ぜて、ウォッカ、もしくはブランデーを少し入れて飲む。
<蛇足>
本式には、サモワールという特殊なポットを使って、濃くいれた紅茶を、角砂糖やジャム、果物の砂糖漬けを食べながら飲むらしい。なんでも、ロシアに輸入される茶葉は状態が悪いので、こうやって味を誤魔化してるそうだ。あと、体を温めるためにサモワールは合理的なポットになっているんだって。だから、上の手順は、日本流ロシアンティー?
ちなみに、イギリスでは、レモンティーをロシアンティーと呼ぶ。もともと、レモンティーはアメリカ生まれで、なんでも、ロシアに嫁いだ孫娘に会いにヴィクトリア女王がロシアに行ったとき、出されたもてなしの紅茶がレモンティーだったので、イギリスに帰った女王が、ロシアを懐かしんで飲んだレモン入りの紅茶が、ロシアンティーになったとか。
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モカ・コーヒー |
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- 「そして、星へ行く船」
銀河連邦の拘束から帰ってきたあゆみに、麻子さんがいれたコーヒー。ちょっと濃い目のモカに、お砂糖一つ、ミルクたっぷりがあゆみの好み。
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カフェ・ロワイヤル |
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- 「ブラック・キャット3キャスリング」
広瀬千秋が、山崎ひろふみと飲んだ翌日、元気のない千秋のために、キャットがいれたコーヒー。ブランディは、カミュのナポレオン。
<手順>
カップにコーヒーを注ぎ、カップの上にスプーンを乗せる。
その上に角砂糖を一個置き、ブランデーをたっぷりかけ、火をつける。青い炎をあげて燃えるのを数秒間そのままにしてから、コーヒーの中へ突っ込んで混ぜる。
<蛇足>
お酒を使うコーヒーのアレンジの代表的なもので、ヨーロッパ風の飲み方。
カップに引っ掛けやすいように、専用のスプーンも、売っている。
ナポレオンが愛飲してたと有名らしい。
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カプチーノ |
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- 「グリーン・レクイエム」
嶋村信彦が、三沢明日香に思いを告げる時に注文したコーヒー。床一面に転がるシナモン・スティック。
<手順>
エスプレッソコーヒーをいれる。
カップに泡立てたミルクを注ぐ。
カップにエスプレッソを注ぎ、シナモンスティックで、軽く混ぜる。
<蛇足>
すいません、オーナーはエスプレッソの道具を持っていないので、実践無しです。
エスプレッソマシンがあれば、エスプレッソもいれ放題、ミルクもスチーマーで泡立て放題。そんなモンを買う金がない、という人には、コンロに直に火を点ける、直火式エスプレッソメーカー(マッキネッタというらしい)と、手動のミルク泡立て器(ホイップクリーマー)があればOKです。もしくは、鍋でミルクを温めつつ、小さな泡立て器で泡立てても出来る。
カプチーノ自体は、シナモン無しでもいい。シナモンパウダーやココアパウダーを好みでかける。
日本にまだ、エスプレッソが普及してなかった頃、喫茶店で出されていたのは、ドリップコーヒーにホイップクリームを浮かべ、ウィンナコーヒーとの区別のためにシナモンを入れたものだったらしいので、果たして、グリーン・レクイエム当時はこっちだったかも知れない。
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