夏のちらしずし

 

落下する夕方
梨果が、華子と健吾と3人で食べるつもりだったもの
 土、日はたいていうちでラジオを聴いてすごすが、たまには外出することもある。きょうは電気屋にいった。新しい電気釜を買うためだ。夏休みになったら、華子と健吾と3人で、夏のちらしずしを食べるつもりなのだ。夏のちらしずしは白と緑でできていて、しょうがと枝豆と甘酢漬けのじゃこと、きゅうりとたけのこと油あげが入っている。白くて四角い電気釜を買った。

 

 ■ 材料



すし酢(米1合に対して、酢大さじ2、砂糖大さじ2、塩少々)
しょうが(甘酢漬け)
枝豆
じゃこ
きゅうり
たけのこ
油あげ

昆布

 ■ 作り方

  1. 米を研ぎ、通常よりやや少ない水加減で、昆布をのせて炊く。

  2. じゃこをすし酢に漬けておく。

  3. 枝豆は皮を剥き、塩茹でする。

  4. しょうがはみじん切りにする。

  5. きゅうりは薄く小口切りし、軽く塩で揉んでおく。

  6. たけのこは湯通しし、薄切りにする。

  7. 油あげも湯通しし、細切りにする。

  8. ご飯が炊き上がったら、冷ましながらじゃこ入りのすし酢を混ぜる。

  9. 具を全て混ぜ込む。

 ■ ポイント

  • しょうがの甘酢漬けは無着色もののの方が、「白と緑」になります。

  • ご飯は、よく冷まして下さい。

  • ごまをふってもいいかな?

  • すし酢にじゃこを混ぜておくのは京都風らしいんですけど……。

  • じゃこを買おうとして、魚売り場の片隅に立ち尽くすワタクシ。「ちりめんじゃことしらす干しって、どう違うんですかーー?」

  • 調べました(笑)。どっちともカタクチイワシの稚魚で、茹でて、完全に乾かしたものがちりめんじゃこ。七分乾きにしたものがしらす干しだそうです。

広尾店