栗ごはん


落下する夕方
栗ひろいに行った華子のリクエスト
 おみやげにいがいがのついたものをたくさんさしだし、華子は栗ひろいにいってきたのだという。
 誰と、と、でも私は訊かない。健吾とではないのだから、誰とでもいいのだ。
「今度栗ごはんをたいて」
 と、華子は言う。そうね、と軽くうけあいながら、私は母に電話をかけて、たき方を訊かなくてはと考える。

 

 ■ 材料


栗(米1合に対して4、5個ぐらい)
米(うるち米のみ、もしくはうるち米:もち米=1:1)


醤油

 ■ 作り方

  1. 栗に熱湯をかけ、しばらくひたして、鬼皮を軟らかくする。

  2. よく切れる包丁で下の面を剥き、他は下から上へと剥く。鬼皮だけ先に剥き、渋皮は後から剥いても良い。

  3. 塩水に少しつけ、あくをぬき、水気をふき取る。

  4. 米を研ぎ、うるち米のみの場合は普通の水加減で30分置いて、酒少々、塩少々、好みで醤油も少々入れ、よく混ぜる。

  5. もち米も入れる場合は、水加減を少なめにし、時間を置かずに、同様の味付けをする。

  6. 栗を乗せ、炊飯器で炊く。

 ■ ポイント

  • 炊き上がってから混ぜる時に、栗は割れてしまうので、皮を剥いてそのままの大きさで大丈夫です。

  • 栗が沢山ある時は、剥いて、冷凍保存しとくと便利です。

広尾店