白フレームは軽いのだろうか?
噂として聞こえてくるが 91-92 白フレームは素材がクロモリブデン鋼で
軽いと言われているが 何キロ軽いかは聞こえてこない
「94 400ssを量る」でフレームの重量を量ってみたので比較してみましょう
ターゲットとなるSENAさんの
白フレーム
10000g
94 400ss   10400g
-400g じつに微妙な数値である
決定的な違いと判断できない為に
他のSSフレームを量ってみた
手前から
94 94(塗り直し)95 となる
ボルト プレート類を全て外して
(ステムベアリングのアウター付き)
デジタル体重計に載せてみた
籠を載せている状態で0kgに修正
結果
94 10400g    94 10600g   95 10200g

94 当然前回計測と同等です
93 一番重いですが 自家製塗装を施してあり塗料の重さと思われます
95 10kgに迫る 10.2kgでした

白フレーより軽い値は計測できませんので 白フレームは軽いと言う事実は
確認できたと思いますが 200gの差で軽いと言う言葉を使うのも微妙です
素材も溶接後の劣化や引き抜き鋼を使っているので 最低でもハイテンション鋼を
使用しているはずで 素材の違いによる肉厚の違いを考えると 
もっと極端な重量の違いが現れて良いと思います
何故 ステムベアリングは壊れるのか
ステアリングヘッド ベアリングは皆すぐに動きが渋くなる
重たいものが付いているので 変化が気がつきにくいしメンテナンスし難い場所
なのでなおざりにされがちですが 大半の車両がダメでしょう

私もベアリングを用意していますが フロント浮かせて全バラ打ち出し打ち込み
組み立て調整を考えると 腰が重たいです

私の交換時期も近々ですが ただ交換するよりも損傷の過程 状況をしらべて
対策を考えてから交換することにします

写真 上段アッパー 下段ボトム
95 400ss  10000kmは使われていないフレームです
模範の様なキズです
94 400ss  走行距離不明 
アッパー側 消耗は見られるが綺麗 最終ライダー ジャックナイフpuちゃん 
丁寧に扱われたとは思えないのだが  不思議
94 400ss 走行距離16000km  先日分解したブレーム
これが 最悪 フロント浮かせてタイヤを外したら
ハンドル操作がネチョネチョ    
NTN 軸受の健康管理より

電食です
最初はこれかと思いました
ステアリングの切れ角が少なく
ローラーの動きが大きいとは思えなかった為ですが
本当はフレッティングとよばれる現象でした

引用
現象
接触面が赤さび色の摩耗粉を出して摩耗し
くぼみを作る。
軌道面の場合,転動体ピッチのくぼみとなり
フオールスブリネリングともいう。

主な原因
接触部分に振動荷重が加わり,小振幅で揺動
したりすると,その部分から潤滑剤が
押し出され無潤滑状態となって著しい摩耗を生じる。
軸受の揺動角が小さい
潤滑不足(無潤滑状態)
変動荷重
輸送中の振動 
振動,軸のたわみ,取付誤差,しめしろ不足

主な対策
1. 輸送中の内輪,外輪の分離包装,
分離不可は予圧 
2. 揺動運動で使用する場合油あるいは,
ちょう度の大きいグリースを使う 
3. 潤滑剤の見直し 
4. 軸,ハウジングの固定 
5. しめしろの見直し 
 

   
福田交易株式会社トラブルシュートより

引用
原因
・外部からの振動による
フォールスブリネリングからの発展
・衝撃荷重による圧痕からの発展
・局部的な集中荷重が加わったことにより発生
その要因としては、ミスアライメント、
ハウジングの精度不良、過大ラジアル荷重
などが考えられる。
   
原因は上記にあるように 振動と油膜きれに問題です

イベント行き 各ベアリングメーカーさんのニートルローラーベアリング担当者に
状況を相談してみましたが 何方も同じように

@ ベアリングサイズの変更
A 与圧をもっと掛けろ
B 潤滑剤の見直し
3点を指摘されました

ベアリングサイズは変更不可能です 変わったサイズです

ducaの与圧の指定は小さい物です ハンドリングに影響すると思われ 与圧は上げられません
ボトムは車重で圧が掛かっていても 同じような損傷です 与圧の問題では無いような・・

最後の潤滑剤 グリースの変更しか 改善(損傷の遅延)の可能性は無いようです
頻繁にグリースを補充するか 柔らかくても保持性がある 都合の良いグリースを
捜さなければならないようです 

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