ヘッドの外し方の一つの方法
成し遂げたいと思う気持ちは、すでに やり遂げる方向に一歩踏み出している。
ヒントになればと思い、一つの方法を参考にしてほしい。
この作業は特に大きく重いものを相手にします。
不注意によって、挟んだり 切ったり 折ったり
する事故が起こる可能性が高い作業です。
十分に確認して、ゆっくり 無理をせず作業を
行ってください。
余裕のあるスケジュールを持ち、中断して
リフレッシュすることは、不本意なことでは
ありません。
ショックアブソーバ スプリングがフレームと干渉
するために外す必要がありますを外す為には、
フレームを支持して自立させなければいけません。
エキマニを外して、スッテプの穴にバーを貫通させ
馬を噛ませていましたが、最近はステップを逆さまに
して馬を噛ませています。

キャブレターをマニホールドから外して
すべてのセンサー線 配管 アース線を外し
エンジンをフリーにします

クラッチのホースは外したくないので、十分に余裕が
あることを確認してください
クラッチピストンが別体の物は外してください。
チェーンをたるませる必要があります。
14Tは外す必要はありませんが、15Tはスイングアーム
に接触するので外さなければなりません。

イグニッションコイル・モジュールは、外して
しまった方が作業が楽です。

エンジンを傾けるとオイルが出てきてしまいます。
1Lぐらい抜けばこぼれません。

タイミングベルトを外して、タイミングプーリーを
外しベルトカバーのゴムホルダーを外します。
これは、ヘッドナットにアクセスしやすくする為です
フロントシリンダーとクランクケースの間には
小石や砂が詰まっているはずです。
シリンダーを抜くとそれらがクランクケースの中に
入ってしまいます。

マニホールドを外し すべてのねじを緩めます。
私は、タペットカバーやカムホルダーのネジも
同時に緩めてしまいます。

900はシリンダーからの戻りオイルラインも外す
必要があります。
ヘッドナットは思った以上に手ごわいですが、
削った15mmとハンマーで対応します。
万が一のことを考えて、ガソリンタンクは小まめに
下ろすことが良いと思います。

この作業を行いやすくする為にゴムホルダーを外すと
楽になります。
プラハンで軽く叩くと、ヘッドは外れます。
最悪 フロントは縦フィンなのでこじることが
可能です。

ヘッドにはオイルが蓄えられているので、
注意してください。
シリンダーを抜くのをリングの手前でとどまらせます
これは、ピストンピン プーラーの準備が無く
ピストンピンを叩いて抜かなければならない時、
コンロッドへの負担を少しでもスタッドボルトに
補わせる為です。
整備の為に、ビッグエンドを痛める必要はありません

ピストンクリップを外すのは、得意な仕事では
ありません。
思いっきり 遠くに飛ばす気持ちで行うと、
上手に良くと思います。
クランクに入ったら サヨナラです。
リアバンクを抜くためには、ここまでエンジンを
傾けなければなりません。
この傾きを許す為に補機類を外してきました。

この傾きをイメージして、ケーブル類を外して
ください。

ゆっくり降ろすには、ジャッキを使うのが
安全です。
剥き出しになった、コンロッドとシリンダー穴を
保護する為にオーナーがロールマスカーという
シートにテープが張り付いたシートを準備していた
それを使ってカバーしている。
サックリ 書きましたが
伝え足りない所が沢山あるでしょう。
しかし あなたの観察力と注意力できっと
カバーできると思います。

もどる  << 注意 >>  此処に書かれている事は保証をするものでは有りませんので、 作業をする場合は個人の責任で行って下さい。  また、安全には十分に気を付けて下さいね。